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#730 人事論15|未経験で人事担当になる難易度
以前に人事担当に向いている人・向いていない人について書きました。
まとめると人事担当に向いている人は「陽キャラ」「他者貢献ができる」「記憶力と情報処理能力が高い」「社員に嫌われていない」と定義しました。向いていないのはこの逆で「院キャラ」「自分の事しかかんがえてない」「支離滅裂」「社員に良く思われてない」人ですね。
大前提として上記のマインドや姿勢は持っておいた方が良いとして、その上で未経験で人事担当を目指すという難易度について今から紹介しましょう。
ちなみにこの「未経験」は社会人経験の有無を含み、広く定義したいと思っています。
社会人経験があって人事担当になる方法
1. マネジメント経験がある(難易度:★☆☆)
人事担当の最たる業務は「社員全体のマネジメント」だったりします。
故に、少人数組織でもマネジメント経験がある人は、かなりなりやすい環境に入ると言えるでしょう。
そしてこれは定説ですが、一般的な「営業部長」「開発部長」など、会社の利益に直結する直接部門から、人事担当というバックオフィス(間接部門)に転身すると給与はダウンしがちなので、その辺は認識しておく必要がありますね。
2. 採用経験がある(難易度:★☆☆)
入社する前までの入社希望者のケアを採用担当が行い、入社してからの新入社員のケアを人事担当が行うのが基本ルールであり、小規模の会社であれば採用と人事担当が兼ねられる事が多いです。
なので、その上流工程を経験していれば、下流である人事担当の業務理解もスムーズなので、採用は経験しておいた方が良いですね。
3. どっちも経験していないけどやりたい(難易度:★★☆)
私の場合、上記の1と2を満たしていたので自然に人事担当を任されましたが、マネジメント経験も採用経験もなければ、難易度は少し上がります。
その中で「こいつ人事に行ったら光るかもな・・・」と思われるのは、前述の適正が大きいですね。
愛社精神がある
とにかく明るい
後輩の面倒見が良い
そこまで仕事ができない印象が無い
普段からの積み重ねが大きいdすが、この辺を抑えておくことはマストでしょうね。
社会人経験が無い中で人事担当になる方法
1. 大手企業に行く(難易度:★★★)
そもそも中小企業では「新卒で人事担当」はそう求めてないのが実情ですので・・・遠いようでこれが一番の近道でしょう。
常に毎年100人規模で募集をしてる大手企業だと、毎年新卒でも人事担当の椅子があると思われますし、「人事をやりたい!」と思う新卒もそんないないと思っているので、大手に入り、アピールをしたら行けるんじゃね??と思います。
2. 零細ベンチャーに行く(難易度:★★★)
逆転の発想ですが、こういうテクニックもあります。
かなり小さいベンチャー企業(とはいえ従業員採用をしている会社)だと、殆どの社員が兼任して業務を行いますので、「私は営業職で入社しましたが人事もやらせてください」みたいな交渉はしやすいし、任されやすいです。
かなりのウルトラCですが、無くはない選択肢ですね。
まとめ
色々と書いてみましたが、それでも人事担当は読んで字のごとく、人(ひと)の事(こと)が分かっていないと務まらないのです。
故に個人としては会社の理解はもちろん、社会人が甘くないという理解を経てからじゃないと難しいんじゃないかなと思ってます。
新卒の社員が、35歳で鬱になった社員のケアとか絶対できないじゃないですか?
なのでそれを解決できるケーススタディを多く経験則で学んで、色々と引き出しを持ったうえでコミュニケーションできる存在が理想と思っています。
そんな感じですが、逆説的に言うと、専門のスキルや知識が無くても、社会人経験の積み上げが活きるのが人事職だったりもしますし、人が好きな人にはやりがいがある仕事だとも思いますので、是非チャレンジしてみてください!