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#130 ゲーム論⑥ 「ストリートファイターⅡ」

ストリートファイターⅡ(通称ストⅡ)は当時の我々にとってかなりセンセーショナルでした。
僕の北海道の片田舎の町ですら、ビデオ屋・スーパーなどで3〜4台アーケードゲームがあり、いつも人で賑わってましたね。

当時僕は小2とかで、かろうじて1人で町に行けるくらいの年齢でしたので、1人でプレイしたことは多分無かった(おそらく親と一緒に買い物行った時にやってた)とかそんな感じでしたが、一番最初はケンを使った記憶があります。

あんま時系列覚えてないですけど、とにかく当時の中高生とかはメッチャハマってて、その中にすげー上手い人がいたんです。その人のをずっと1ギャラリーとして見てたんですが、その人が次々に敵を倒していくと、当時キャラクターは8人しかいないと思ってたら、謎のボクサー(バイソン)が登場した時はテンション上がりました。
次の日とか学校で「最初のキャラクター全員倒したら変なボクサー出てくるんだぞ」とかよくわからない自慢した記憶があります笑
自分が到達したわけでもないのに笑


スーファミ版購入

これはまだ日付も鮮明に覚えている6月10日
あのストⅡを家でやれるということに興奮し、当時高かったソフトを発売日らへんに購入し、「あのゲーセンでしかできないストⅡが家でできるようになった」事実に興奮してましたね。

そしてまずはリュウで一番優しいレベル(1とか2)でゲームを楽しみつつ、ゲーセン時代では予算の都合上、使う発想が無かった「ザンギエフ」とか「E・本田」あたりを使って遊んだり。
技の習得のために1人で対戦をして、スクリューパイルドライバーの練習をするとか充実した時間を過ごしておりましたね。

そしてまだ覚えてますが、ストⅡスーファミ版で画面起動時、CAMPOMのロゴが表示中に隠しコマンド「下R上LYBXA」で同キャラ対戦ができるようになるという。常識ですよね。

そして慣れてくるとレベルを上げて、確かレベル3から全クリしたらエンディングが観れるとかだったので、全員のエンディングを見るべく頑張りました(確かダルシムだけ見れなかったとかそんな記憶があります)

不正をせず、最初からそのキャラクターで最初の7人+四天王4人を倒すルールでやってましたが、まあバルログが鬼門でね笑


キャラクター紹介

リュウ

オールマイティープレイヤーにして、ストⅡの代表的存在ですね。飛び道具(波動拳)と撃退技(昇竜拳)、おまけ(竜巻旋風脚)は以降の格闘ゲームのスタンダードになったのでは無いでしょうか。
とにかく使いやすく、リュウを使えば楽勝で全クリできます。
そして勝った後のコメントで「お前の力はそんなもんか!悔しかったらかかってこい!」とか煽るあたりがなかなか辛辣で笑


エドモンド本田

E本田は「自分が使うと弱いけど、敵で出たら強い」キャラでした。あとはストⅡあるあるで恐らく100万人くらいの人がやったことがあると思うんですけど、春麗に鯖折りするんですよね笑


ブランカ

四天王以外ではこいつが相当な鬼門でした。とにかく早い、強い、エグいの3拍子。
乗っていた飛行機がアマゾンに不時着して、野生の中で育ってこんな感じになってしまったのですが、あしたのジョーのハリマオとかと違ってしっかり会話とかはできるんですね。「俺が生き延びたジャングルではお前は1日も持つまい」とかそんな感じで。
ただ肌を緑にするのは幼ながらに無いなと思いつつ、差別化の為にやっているんだろうなと冷静に見ていた記憶があります笑


ガイル

ガイルはカッコいい、技が簡単で使いやすい、強いと3拍子揃ってかなりの人気プレイヤーでした。僕も序盤は使っていましたね。
ソニックブームとサマーソルトキック、飛び道具と撃退技を兼ね備えてたベーシックなキャラクターです。


ケン

リュウとステータスが全く一緒の子です。
貴重な8枠のうちの1つをこうしたキャラクターで設定する謎の文化は「龍虎の拳」「ワールドヒーローズ」にも流用されるのですが、ルーツは多分ここですよね笑


春麗

そしてストⅡをここまでメインストリームに押し上げたのは彼女の影響が大きいでしょう。
とにかくゲームに恐らくあっては無かった「女性を殴る」という行為。
当時は今ほどノイジー・マイノリティが権力を持つ時代でなかったですが、今だと恐らく許されないでしょう。
ただ、この時にしっかりと開祖として存在意義を証明できたので後塵にもしっかりとこの文化は踏襲されています。
お団子と黒タイツのスラっとした脚というビジュアルは一世を風靡しましたねえ。
とにかく早いのと、三角跳びが有能なので非常に使いやすいキャラクターでした。


ザンギエフ

こいつはカモでしたね笑


ダルシム

この異形のキャラクター「ダルシム」の発想は本当にすごいと思います。
手が伸びたり足が伸びたり、火を吹いたりするのを「ヨガ」で片付けて、「確かにヨガだったらできそう」と思わせたのは本当にすごいよね笑

こいつは恐らく伸びるパンチとスライディングとドリルキックとか、必殺技以外で十分戦えるんですけど、ヨガフレイムとかは気持ちいいので思わず使いたくなるんですが、ヨガファイヤとヨガフレイムはコマンドも近く、「あー今出したいのそっちじゃないよ!」と多くのユーザーを悩ませたのもストⅡあるあるですね。


バイソン

上でも触れましたが、四天王の登場は本当にワクワクしました。
ただこいつはカモだった記憶が笑


バルログ

こいつは本当に鬼門でした。
僕がサッカーでスペイン代表があまり好きでは無かったのは恐らくこいつの影響もあると思います笑
とにかく素早いし、爪があるからリーチも長いし、そしてフライングバルセロナアタックという地獄の技、更にはフライングバルセロナアタックと見せかけてのイズナドロップ(だっけ?)という降下式バックドロップ。
とにかく当時は大嫌いでしたね笑


サガット

バルログが強すぎ多分、そんな苦労した記憶は無いですね。
ただやはりサガっと言えば涅槃仏。大学時代に卒業旅行でタイに行った際、あの前でみんなでストⅡごっこしてましたね笑


ベガ

そしてベガですよ。
悪の組織「シャドルー(笑)」の総帥にして作中最強の男。
こいつも相当倒すのに苦労しましたねえ。もうサイコクラッシャーアタックが腹立つ、腹立つ笑
まぁラスボスはこれくらい強くていいとは思いますが、何度も何度もこいつにやられましたね。


おまけ

ストⅡダッシュ、ストⅡターボ、スーパーストⅡとか派生作品がその後いっぱい出ましたが、その辺はあまりハマらなかったですね。
スーパーストⅡ以降は多分やってないと思います。

あとストⅡブームの影響で、スーパーにあった「ジャンケンに勝ったらストⅡカードがもらえる」という地獄のゲームにもどハマりしてしまい、かなりの大金をもそのジャンケンゲームに費やした苦い思い出もありますね!

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