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#896 雑誌論25|BASS MAGAZINE

昨日11月11日はベースの日でしたね。
1111と棒が4本並ぶことが、ベースの1~4弦に見えるというのが由来ですかね。
そんな感じでベーシストの為の雑誌、BASS MAGAZINE(ベースマガジン)について本日は紹介しましょう。


BASS MAGAZINE(ベースマガジン)とは?

BASS MAGAZINE(ベースマガジン)の出版元は、音楽と楽器生活の最強サポーターとして多数の音楽雑誌を出版するリットーミュージックで、過去に紹介したBADGE(バッジ)もこの会社で刊行された雑誌ですね。

とにかくかなりコアな音楽好きを対象としているニッチな雑誌を多数展開しており、ベースマガジンに並ぶギターマガジン、ドラムマガジン、キーボードマガジン、そしてウクレレマガジンまでリリースする極めっぷり笑

で、ベースマガジンに話を戻しますが、誕生したのは今から約40年前の1985年で、ほぼ半世紀にわたりベースヒーローたちを取り上げて、世間のベースキッズたちに影響を与えているんですね。

来年の40周年に向けて、「#最も偉大なベーシスト2025」をつけてXで投稿するキャンペーンを開始したり、気合入っていて非常に良いですね!


BASS MAGAZINE(ベースマガジン)の魅力

やはりベーシストに特化した雑誌である点ですが、かなりマニアックですね。
ベーシストのインタビューは勿論ですが、ベース本体についてや、エフェクターやアンプなどの音の作り方、あとは奏法とか、かなりコアに紹介しており、恐らく上級者しか読まない雑誌だったりします。

僕は14歳くらいでベースを始めましたが、とにかく見た目重視、カッコよさ重視で、音とかに対する意識は希薄で、チューニングも適当だったり、エフェクターも使ったこと無いし、ベースの銘柄も全然こだわらないというダメベーシストだったので、そんな僕にはちょっと敷居が高すぎて、これまで1冊しか買ったことが無いですね。

唯一買ったのが、この1999年7月号ですね。

この時期は敬愛するハイスタンダードMAKING THE ROADをリリースした直後であり、とにかくテンション上がってたんですね。
で、ハイスタ表紙のROCKIN' ON JAPANを買ったように、このベースマガジンも使命感に駆られて買った記憶があります。

難波がベース工場で、当時のトレードマークのピンクのベースを作っていた記憶があるような無いようなですが・・・覚えているのは2つで、1つがDEAR MY FRIENDのベーススコアが掲載されており、のちに発売されるアルバムのスコアは買うんですけど、それより先んじて掲載されていてテンション上がりましたね。
「最初和音なんだ!弾きごたえあるな!」とか笑

で、もう1つは、雑誌の表紙のHi-STANDARDのロゴがカッコよすぎて、ベースに貼りたいと思って切り抜いて当時のベースに貼ってたのかな?
青春ですねえ。


【おまけ】敬愛するベーシストBEST10

ちょっと尺が余ったので、僕がリスペクトするベーシストTOP10を紹介しましょう。
シドとかも入れてたんですが、ちょっと日本人縛りで行きます。


10位 DUCK LEE(THE SLUT BANKS)

僕がバンド的なものに目覚めたのはZIGGYかと思ってますが、その中でも戸城さんはカッコよかったですし、THE SLUT BANKSでサンダーバードで暴れ狂うDUCK LEEはもっとカッコよかった。ベースのカッコよさを知った気がします。


9位 TAKE-SHIT(Cocobat)

TAKE-SHITの登場で「ベースってここまで主張していいんだ」と思ったものでした(最近ですとホルモンの上ちゃんが近い印象)
バキバキに割れた腹筋で、バキバキにベースをスラップで鳴らす姿は憧れました。


8位 照井 利幸(Blankey Jet City / Rosso)

ナカタツの暴れ狂うドラムと、自由気ままにギターとヴォーカルをかき鳴らすベンジーの間を、テリーはタイトなベースで繋ぎとめていました。
ブランキーのベースはそんなに難しくないんですけど、とにかく超クールで弾いていて最高に楽しいし、奥行きがあります。
一番ベースラインが好きな曲は選べないですが★★★★★★★がパッと浮かびました。


7位 亀田 誠治(東京事変)

変態ですね。
この人のベースを聞いて天才と思いました。日本で一番上手いと思ってます。
高校時代に「勝訴ストリップ」のスコアを買って何曲が練習しましたが、どう頑張っても無理な曲も数曲ありました(サカナとか)
下剋上エクスタシーのVHSとか、東京事変のベースラインとか本当にクソ難しいですが、弾いていて最高に楽しいですね。
一番好きなのは電波通信のベースラインですかね。


6位 LOW IQ 01(SUPER STUPID)

hideみたいな感じでベーシストからソロでシンガーになったフロントマンと言うか、エンターティナーとしての印象も強いですが、やっぱ01と言ったらベースですよね。高校時代は憧れました。
一番好きなベースラインは王道ですがWhat A Hell's Going On?かDo It Myselfですね。


5位 人時(黒夢)

中3の頃、黒夢が一番カッコよかった時代、とにかく主張しまくるベースを弾く人時は最高にカッコよかったですし、高速ベースソロとかは未だに弾ける気がしないくらい、圧倒的ででした。
やはりカマキリの入りとか、FAKE STARのソロとか、BAD SPEED PLAYのソロとか、LIKE A ANGELのソロとか名場面が多すぎて選べないですが・・・
フェイバリットはベタですが少年のベースラインですね。


4位 IKUZONE(Dragon Ash)

IKUZONEも大好きなベーシストでした。
とにかくどんどん赤×青でエグクなるそのスタイルは本当に見ていて楽しかったですし、目まぐるしく音楽性が変わるDAの中で、常に最適にカッコいいスタイルを見せてくれました。
RealismⅡとか、Deep Impactとかのブリブリ言わせる感じもたまらないですが、パッと浮かんだのはAbility→Normalのベースラインだったりしました。
最高にカッコいいベーシストでしたね・・・


3位 J(LUNA SEA)

Jは外せないでしょう。
とにかく少年が憧れる、すべての「カッコいい」を持つベーシストでした。
多分Jの登場が無かったら、当時の中学生の何割かはベースを選ばなかった気がするくらい、とにかくカッコよく、とにかくクールでした。
LUNA SEAではやっぱりROSIERとかWISH、dejavuのベースラインとか最高に好きですけど、一番好きなのはやっぱJESUSのベースですかね。


2位 TAKESHI UEDA(AA= / THE MAD CAPSULE MARKETS )

そしてベースヒーローと言えばこの人でしょう。
TAKESHIに憧れてベースを持った人は僕の少し上の世代では多いと思っています。
マッド時代も鬼カッコよかったですが、AA=も最高にカッコいい。
ベーシストと言うポジションをキープしながら、シンガーとして歌ったり、サンプラーとして音で遊びまくったり、何をやっても様になる最高にカッコいい男です。
曲は・・・選べませんが、マッド時代だと公園へあと少しとかのベースラインは好きですね。AA=含むマッドがデジタルに移行してからは構成全てがカッコいいのでベースがカッコいい曲は選べないですが・・・


1位 難波章浩(Hi-STANDARD / NAMBA69)

そしてやはり僕のベースヒーローは難波ですね。
高1の冬、ちゃんとしたベースが欲しかった僕は楽器屋で初めてベースを買ったんですが、難波がANGRY FISTのツアーで使っていたような、赤×白のシンプルなジャズベースを買いました(ピンクにするか相当悩みましたが…)

難波に出会わなければベースを買わなかったでしょうし、とにかく何時までたってもヒーローですね。
好きな曲も選びきれません。未だにほとんど全部弾ける位、身体で覚えています。改めてリスペクト!


まとめ

そんな感じで思わずエキサイトして書いてしまいましたが、やはりベースは楽しいですね。
前職の同僚に誘われ、久々にバンド活動もしようと思っている今日この後と、改めてベースについて脱線して語ってしました!

ベースマガジンもまた熱い号があれば是非読みたい所ですね!

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