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#701 TV論36|SASUKE

本日のTV論は最近ドラマの紹介が続いていたので、ちょっと路線を変えてSASUKEを紹介したいと思います。
これまた長くなってしまいそうですが・・・


SASUKEとは?

SASUKEは「アスリートのアスレチック」という感じで、障害物がありまくるサバイバルレースとなっております。
元々は「筋肉番付」という番組内の1コンテンツだったんですが、番組からのれん分けして独立できる位の人気を持っており、番組が終了した2002年秋の第10回から独立番組となり、現在41回の開催を記録しております。

1st・2nd・3rd・FINALの全4ステージとなっており、100名参加して1stを勝ち上がれるのは20人位で、2ndを勝ち上がれるのが10人くらい、3rdを勝ち上がれるのはほとんどいません。

全ステージクリアを「完全制覇」と呼んでおり、過去41回開催で完全制覇はわずか6回で、制覇者は4人しかいないという超過酷なレースです。
更に完全制覇者が出ると、どんどんステージが難しくなるという鬼畜仕様なんですが、それでも参加希望者は殺到するという・・・
そんな魔力があるのがSASUKEですね。


SASUKEとの思い出

僕がSASUKEを好きなルーツを辿れば、恐らく幼稚園年長~小学校1年生くらいに熱中していた「風雲!たけし城」だったと述懐します。
幼少期の僕はたけし城が大好きで、いつも興奮しながら見ていました。「いつかは自分も竜神池に挑みたい!」みたいな感じですかね。
なので、このような視聴者参加型アスレチックには昔から興味があったんですね。

そしてSASUKEの魅力は、そのチャレンジャーたちのバックグラウンドですね。
Mr.サスケと言われた山田さんは、SASUKEに熱中しすぎて仕事をクビになったという猛者、モノノフであり、一度はSASUKEを引退しようとしたものの、「俺にはSASUKEしかないんですよ・・・」と泣きながら宣言するなどの漢の中の漢。
最近は後継者を育てるべく「黒虎(笑)」という軍団を作り、エリートヤンキー三郎の石井みたいなことやってます笑

参加者の1人1人にドラマがあり、最近は年末にしかやらないので1年に1度のMATSURI(祭り)を盛り上がる。
大人のロマンですね。


SASUKEの見どころ

そんなSASUKEの難所を紹介していきましょう。


1.そり立つ壁

まずは1stステージのこいつですね。まさにその名の通り、挑戦者のステージクリアを阻止しようとそり立つ壁です。
出来る人は簡単にスッと掴んで上っていくんですが、疲労や焦りなどが負荷になったりして、毎回多くの出演者がここで足止めを食らって、涙を流しています。
僕も絶対無理ですね笑


2.サーモンラダー

これを初めて見た時はそのエグさに引いたものですが、みんな軽々と突破していくのを見て流石だなと思いました。
マジで一段もクリアする自信ないですね笑


3.バックストリーム

そして逆流の中を泳がせるこれもエグイですが、「SASUKEという忍者みたいな名前がついている以上、陸海空、すべてを制さなければ、完全無欠とは言えません」というよく分からない理由で導入されたようです笑


4.クリフハンガーディメンション

これはマジでできる人間の気が知れないですが、みんなスイスイこなしていくんですね。恐ろしい指力ですね。
これだけ指力があれば、卍丸とか羅刹みたいに指で穴開けられそうです。


リスペクトするSASUKE出場者BEST10

10位 樽美酒 研二

言わずと知れたゴールデンボンバーのドラムですが、とにかくSASUKEに対してガチすぎて、なんか自前?のトレーニングスペースで土日は鍛錬をしていたりで、バンドよりSASUKEの方が大事とか言ってましたね笑
昔はこの枠は「おさる」「なかやまきんにくん」だったんですが、最近はもっぱらこのドラマーですね。


9位 竹田 敏浩(消防士)

竹田さんはSASUKEオールスターズの一員であり、初期から最強の消防士としてブイブイ言わせてくれました。SASUKEの活躍により、消防士募集のイメージモデルになったり、表彰されたりしたようです。
こういう民間で活躍する人がSASUKEをきっかけに、仕事でも成功していくのを見るのが凄く好きですね。


8位 中島 結太くん(中学生)

そしてこの中島少年はまだ中学生なのですが、(恐らく)山田に騙されて「黒虎」入りし、中学生ながら前回SASUKEで活躍するSASUKE界においては非常に将来有望な子だったりします。
前述の通り、エリートヤンキー三郎の石井が子供たちにマスゲームをさせたように、無理やりやらせられていなければよいのですが笑


7位 日置 将士(キタガワ電気 店長)

この人も気づけばSASUKE常連になりました。
毎回子供が応援に来てくれて、家族で「出発、進行!」みたいなほほえましいルーチンを行うのでも有名ですね。
趣味、仕事、家庭と良いバランスで人生を送れていて羨ましいですね!


6位 森本 裕介(サスケくん)

31回大会と38回大会で完全制覇をしている、今最もSASUKE界で最強の男ですね。
少年時代からSASUKEに魅了され、中学高校は部活も入らずにずっとSASUKEのトレーニングをしていたようです笑
で、システムエンジニアとして働きながらSASUKEも頑張るというスーパーサラリーマン。こういう存在が熱いですね。
そして広報目線で言うと、こんな社員いたら最高です笑


5位 山本 進悟(サスケ皆勤賞)

山本さんは唯一のSASUKE皆勤賞ということで、元々ガソリンスタンドのアルバイトだったのが、正社員になり、所長になり、エリアマネージャーになり…と絵に描いたようなサクセスストーリーを実現した人ですが、公私混合はせずに仕事は仕事で100%やって、仕事には一切SASUKEを持ち込まなかったそうです。これは6位のサスケくんも同様みたいですが、1位の人とは対極です笑


4位 漆原 裕治(靴の営業)

24回・27大会で完全制覇を実現した新世代のエースですね。
仕事は靴の営業であり、しっかりと二足の草鞋を履いています。
漆原が完全制覇をしたタイミングで僕は謎に「SASUKEの世代交代の憂い」を感じで、少しSASUKEを見るのを離れた謎の現象がありましたね笑


3位 秋山 和彦(カニ漁師)

カニ漁師の秋山さんは初代SASUKE完全制覇者です。
秋山は元々弱視で、これまでも学生時代からレスリングでオリンピックを目指していたり、なりたい仕事があったりの夢を諦めてきたのですが、そうしたハンディキャップがあってもこうして完全制覇ができるというのはロマンであり、非常に素晴らしい事ですね。リスペクト!


2位 長野 誠(史上最強の漁師)

そして長野さんです。
この人の身体能力はハンパなく、余裕で1stステージをクリアするのを見てリスペクトしていました。完全制覇とか完璧でしたよね。
100番のゼッケンをつけて、最後に押っ取り刀で長野さんが出てくるのが好きでしたね。
最近では流石に年の影響もあり、序盤でのリタイアが増えていますが、前回大会から息子も参加しており、夢は息子に託したのでしょう。
そして仲間の競技中、全力で応援する辺りも好きですね。リスペクト!


1位 山田 勝己(Mr.サスケ)

そして生きるレジェンドのこの人を1位に置かないわけには行かないでしょう。
「浪速のターミネーター」「Mr.サスケ」「黒虎総帥」など多くの異名を欲しいままにした漢の中の漢で、前述のサスケくんや山本さんとは違い、仕事中もSASUKEのことで頭がいっぱいになり、仕事をクビなってしまう漢。
その後も「人生SASUKE」と宣言してチャレンジ続けるものの成果を上げれず、自身の衰えがあってからは、長野さん同様にSASUKE完全制覇の夢を後塵に託し、世代を超えてSASUKEに関わっていこうとする、まさにレジェンドですね。

番組制作者もここまでSASUKE愛を持った人が誕生してくれて、プロデューサー冥利につきるでしょう。
山田さんは絶対後悔なく毎日を充実して生きている筈なので、1つの番組が1人の人生を大きく変えた好例ですね。


まとめ

そんなSASUKEも42回大会の開催が決定!
恐らく年末の放送になるかと思いますが楽しみですね!


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