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#949 バンド論147|FRONTIER BACKYARD

本日は前回紹介したCUBISMO GRAFICO FIVEの5分の兄弟分的なバンドである、FRONTIER BACKYARD(FBY)について紹介しましょう。


FRONTIER BACKYARD(FBY)とは?

結成は2001年ですが、音源をリリースしたのは2004年ですね。

SCAFULL KINGが活動休止に入り、SCAFULL KINGのヴォーカルのTGMXと、SCAFULL KINGのギターのKENZIと、SCAFULL KINGのドラムのTDCにて結成されたバンドとなります。

不定期で再結成されるSCAFULL KINGと並列の稼働となり、
気付けば今年でデビュー20周年でございまして、先日10thアルバムをリリースするという感じで、ゆるい活動ながら着実に記録を残しております。

2016年にギターのKENZIがFBYは抜け(SCAFULL KINGでは活動中)、現在はTGMXとTDCの2人とサポートメンバーでライブを行っているようですね。


FRONTIER BACKYARD(FBY)の魅力

1. SCAFULL KINGとは違う世界観

僕らはみんなSCAFULL KINGが大好きだったので、そんなSCAFULL KINGのメンバーが揃うこのFBYを自然と音源を聞くようになりましたが、スカパンクであり、スカコアであったSCAFULL KINGとは一線を画す音楽で、みんな意表をつかれたものでした。
そして、「パンク以外も悪くないね」と、ちょっと大人な感じの音楽をのぞき見できたのはFBYの影響が大きいですね笑


2. とにかくオシャレな世界観

Cubismo Grafico Fiveでも同じような事を書きましたが、とにかくその音楽オシャレ度の高さは目を見張るものがありました。
Cubismo Grafico Fiveはベースとしてパンクがありますが、FBYは「ハウス」から「ロック」、「デジタル」から「アナログ」と、縦にも横にも深い感じで、それが融合されて何とも形容が難しいシャレオツなサウンドを醸成しております。
そのサウンドはあまりにも汎用性が高く、結構TV番組とかでも使われてますね。


3. ライブも楽しい!

これまでライブでは2~3回見てますが、毎回ゴキゲンで楽しませてくれます。
曲を知らなくても踊れるダンスチューンで、気付けば会場がダンスホールになるのがFBYのライブの醍醐味ですね。


FRONTIER BACKYARD(FBY)の聞いておきたいBEST10

10位 September

言うまでもなくEARTH WIND & FIREの稀代の名曲のカヴァーです。
原曲は超ド級のダンス・チューンですが、かなりボサノヴァな感じでのカヴァーアレンジとなっており、この曲の良さとTGMXのヴォーカルの奇麗さを際立たせております。グッドカヴァーですね。


9位 picture of the sun

2013年に発売されたシングル曲ですね。
海辺で歌うPVは初めて見ましたが、Aメロがメロウで若干エモい感じで進みつつ、サビでは「BYE BYE BYE BYE」とゴキゲンになる感じで楽しい曲ですね。
ライブで盛り上がる系です。


8位 TWO

KENZIのギターがリズミカルで若干のSCAFULLイズムを感じさせる曲ですね。ライブでも聞き覚えのある曲です。
PVは初めて見ましたがみんなでパズルをやったり、パズルの上で演奏したりと超オシャレ。なぜかKENZIがメインヴォーカルになってますが・・・笑


7位 Flower of Shanidar

同名の映画からタイトルを拝借したと推察されますが、この曲もオシャレでメロウな曲ですね。
サビの「ララララ~」が非常に印象的な曲で、ライブではみんなで手を左右に振るのが目に浮かびます。


6位 White World

この曲は1stアルバムの1曲目、FBYの入り口になった曲なので印象に残っています。
大学時代にSCAFULL好きの友達から借りて、初めて聞いて「こんな感じなんだ」と思い、当時は然程琴線に触れなかったのですが・・・
ある程度年を取ってから、「あ、これいいかも・・・」と思ったものでした。
21歳の頃にタイムスリップしますね。


5位 Putting on BGMs

この曲がFBYで一番メジャーなのでしょうか?
イントロのシンセは結構印象的なので、色々な場面で聞いたりしますね。
で、この曲はPVがとにかくカラフルなんですけど、そのPVよろしく曲もかなりカラフルであり、非常に洒落た感じの曲です。
ギターもドラムも洒落ており、サビのメロディもメロウで素晴らしい。
ライブでも頻繁に演奏している印象です。


4位 Hope

野音のライブヴァージョンがありましたが、この映像から伝わるように超ゴキゲンな曲ですね。タオルをブンブン振り回す「ヘリコプター」も散見されております。
とにかく最初から最後まで超楽しいながら、独特のリズム感だったり、チャーベくんのキーボードはハネまくりでかなり盛り上がるカッコいい曲です。KENZIのコーラスも◎ですね。


3位 MUSIC IS A BASIS

2ndアルバム「BASIS」のリードトラックです。
「音楽は基礎」というタイトルが良いですね。
基礎と言っておきながら、この曲はドラムも歌っているかのようなリズムを刻み、ギターもメチャクチャゴキゲンで、そしてTGMXのヴォーカルも超オシャレ。とにかく最初から最後までオシャレ極まりない曲ですね。
この曲こそがFBYの真骨頂です。


2位 Let's Go Crazy

この曲は何かのタイミングで曲の存在を知り、そこからアーティストを調べて「おっ、FBY」と思った記憶があります。
ドラムが終始タテノリで激しく、そのノリにシンセが上手くなり、非常にカッコいい曲ですね。
当時iTunesに金出して買った記憶があります。


1位 I Want You Back

そしてこれは超有名なJAKSON5のカヴァーなんですけど、この曲がメチャクチャカッコよいので1位にさせていただきました。
印象に残っているのは大学時代の友人がこの曲が好きすぎて、結婚式の入場曲か何かで使っていた思い出ですね笑


まとめ

そんな感じでSCAFULL KINGとは根っこの部分で「シャレた音楽」である所は繋がってますが、より激しいのがSCAFULLで、よりオシャレなのがFBYですね。
パンクがそんなに好きじゃない人でも聞きやすいと思うので、是非チェックして見て下さい!
以上!

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