#741 ゲーム論35|マリオペイント
毎回ネタが無くて困っているゲーム論ですが、ちょっと意表をついて「マリオペイント」を本日は紹介したいと思います。
マリオペイントは「スーパーマリオワールド」「スーパーマリオカート」と並んで、スーパーファミコンにおける「マリオ3部作」と言われているかは不明ですが、スーパーファミコン界における初のマウス専用ソフトで、恐らく唯一のマウス専用ソフトじゃないかなと思っています。
マリオペイントとは?
マリオペイントが発売されたのは1992年、僕が小学3年生の頃でした。
スーパーファミコンのコントローラー箇所にマウスを繋げて、マウスを操作して絵をかいたり、ミニゲームをして遊ぶという、PCが家庭に導入された黎明期、どの家庭でもあったような光景を、いち早くスーパーファミコンで再現した感じですね。
その後、日本中の家庭でPCが普及したのが1995年に発売されたWindows95と考えると、その3年前からこのようなゲームを発売するあたり、任天堂はフロンティアスピリッツ溢れ、先見の明があり、ゲーム業界で一歩先を行ってるというのが分かりますね。流石です。
僕は近所に住んでいた友達がこのマリオペイントを持っていたので、よくその友人の家で遊んでいました。
このCMも懐かしいですね・・・
マリオペイントでできたこと
1. お絵描き
そのゲーム名に冠した通り、ペイントを楽しむことできます。
真っ白なキャンパスに、クレヨンやクレパスではなく「デジタル」で絵を描くという行為は新鮮だった記憶があります。塗りつぶしも超楽ですし。
この辺でデジタルお絵かきにハマって、漫画家になったり、イラストレーターになったり、Photoshopとかを覚えてデザイナーになったり、そういう子供たちの進路にも影響したことでしょう。
ちなみにwindowsのペイント、懐かしいですね。
僕はクオリティ低いですが、このペイントでフライヤーとかロゴとか作っていた記憶があります。
それも今考えると、ルーツはマリオペイントだったんですね。
2. ハエ叩き
これも覚えてます。
これはクソシンプルなゲームなんですけど、マウスを使いこなせるようになるためのゲームなんですよね。
なのでハエ叩きを操作して、ハエたちを一心不乱に叩きまくるという単純明快かつ、中毒性があったりするゲームです。
3. サウンドコラージュ(作曲)
そしてこれも大好きでしたね。
今考えるとこれにハマった子達が、MTRとかDTMとかにハマったんでしょう。
僕はバンドで作曲をしてた時は「ボイスメモ」を聞かせるというアナログな手法を行っていたので、もう少しこのサウンドコラージュを勉強しておくべきでした。
顔のボタンが「イヤン」とか言うので、それが楽しくて顔を置きまくっていた記憶と、ハートのボタンがベース音だった記憶があります。
そして猛者たちはすげーの作ってますね。
マリオペイントの与えた影響
上記でも触れましたが、このマリオペイントがきっかけでデザイナーになった人や、作曲家になった人はいると思っています。
こうしたゲームが、何かしらの「職業に結び付いた入り口」になるのは非常にグレートですね。
僕も飛竜の拳を買わずにマリオペイントを買っていれば、もっとデザインとか作曲にハマっていたと思いますので、こうしたゲームのチョイスは大事という事が改めて30年経った今痛感しましたね。
そんな感じで今やってもどうしてもチープに感じると思うので、いつやるかが大事なゲームだったりするとは思いますが、そんな思い出のゲームですね。