#639 バンド論116|BEAT CRUSADERS
本日は「ビークル」ことBEAT CRUSADERS(ビート・クルセイダーズ)について紹介しましょう。
ちなみにCRUSADERSとはスペイン語で「十字架をつけた集団」という意味を持つ言葉で、かつて日本で活動していたフォーク・クルセイダーズという人たちのバンド版ということで名づけられたバンドです。
BEAT CRUSADERS(ビークル)とは?
とにかく特筆すべきは「お面」でしょう。
この素顔を隠すというグルーヴはMAN WITH A MISSIONの狼に引き継がれましたが、元祖はビークルですね。
とは言えライブではお面を外して演奏していたようですが、後日そのライブをやるときにはお面をつけている状態に編集をしなければならず、その編集がクソ面倒だったらしく、1曲で10時間くらいかかるそうで笑
エディター泣かせのバンドですね笑
活動していたのは97年から2010年、2003年にvocalのヒダカ以外メンバーが全員変わってメジャーデビューし、そこから人気に火が付いた感じですね。
BEAT CRUSADERS(ビークル)の魅力
僕はいつから聞き出したか全く覚えてないですが、多分ベストを誰かに借りたのが切っ掛けですね。
このアルバムは結構聞いていました。
1. ヒダカのエモい声
バンドのフロントマンであり、唯一のオリジナルメンバーであるヒダカはやはりセンスに溢れていますが、やはりそのエモい声がいいですね。
この声を出せるのはイッソンかヒダカかしかいないと思っております。
2. キーボードがいる構成
あの弁髪のキーボードですね。
やはりキーボードがいるバンドは音に奥行きがあっていいですね。
ハイロウズの白井さんのキーボードは大好きですし、POLYSICSのゴリゴリな感じも好きです。
この弁髪もいい感じにキーボード+αの動きができていて◎です。
3. ほとばしるセンス
ビークルの楽曲は本当にセンスが感じられます。
僕がアーティストのセンスを感じる1つの指標に「トリビュートに参加してどれだけカッコいいか」という指標があるんですが、ビークルが参加するトリビュートの楽曲は毎回相当カッコいいんです。
ブルーハーツの青空とか、ハスキンのBy Chanceとか凄く良かったですね。
4. お面をつける独特の存在感
そして1~3の魅力をさらに強めたのが「お面」ですね。
顔を隠す一度見たらまず忘れないインパクトをやりつつ、演奏面もしっかりしているという構成はなかなか素晴らしい。
ちょっとジャンルは違いますが、ふざけてるようでしっかりやるという、ユニコーンにも似た世界観を感じますね。
BEAT CRUSADERS(ビークル)の抑えておきたい10曲
10位 Hit in the USA
この曲はアニメ「BECK」の主題歌でしたね。
BECKはコユキの声をどんどんがやったり、かなりロックに寄せた番組で、確か音楽観衆はヒダカがやって、そのノリで主題歌も歌ったとかそんな感じですよね。
そんな感じで洋楽テイストな曲でしたね。
9位 MICKEY MOUSE CLUB MARCH
トリビュートも1曲だけいれておきましょう。
ディズニーのトリビュート「Dive into the disney」のオープニングナンバーで、ディズニーのテーマソングと言っても過言では無いミッキーマウスのアンセムを歌っております。
完全にビークル調で、原曲の良さを殺さず、いい感じにカバーしてくれて「流石」ですね。
8位 Ghost
この曲はシングルですが、もう普通に「完成度の高いロックとポップが融合した曲」としか言えないですね。
やはりイントロからAメロもカッコいいし、そしてサビ前のBメロでちょっと落として、そしてサビという構成も滑らかで美しい。
レベルの高さを感じさせますね。
7位 IMAGINE?
これはインディーズ時代の曲で、メロコア風味のカッコいい曲なんですが、あえてライブバージョンを持ってきました。
このライブバージョンの曲前のコールアンドレスポンス、本当に酷いです笑
是非勇気のある方はチェックしてみて下さい笑
6位 Tonight Tonight Tonight
この曲もいいですね。
アニメ「BLEACH」の主題歌で、オリコン7位になっていたようです。
PVのこの風船はよく分からんですが、木村カエラが謎に登場してますね。
SNOWDOMEのバーターでしょう。
5位 DAY AFTER DAY
疾走感あるメロコア風味の曲ですね。
この曲はオリコン6位になっていたようで、まさに曲同様の勢いを感じさせます。
ライブで「Oi Oi」で盛り上がるのもいいですし、メンバーのコーラスもいいし、サビは盛り上がれるしメロディも◎。名曲です。
4位 FEEL
この曲もメロウで、エモくて好きですね。
個人的にはギターとキーボードが融合するイントロが結構好きですし、AメロもBメロも良くて、そしてサビも非常にエモくて素晴らしい。
まさに何かを感じる曲ですね。
3位 CHRISTINE
初期を代表する名曲では?と思っております。
これまでにも語りつくした感じですが、キーボードがメロウなイントロ、演奏力が高く、構成が上手いAメロ、そして疾走感のあるサビと、まさにビークルの魅力の集大成的な曲ですね。
2位 Japanese Girl
この曲はメッチャ好きですね。
大学時代にカラオケでバイトしている時に、後輩が歌っていて知ったんですけど「・・・これはいい歌だね」と思った記憶があります。
まずイントロのギターがいいですね。
そこから全部入ってから、Aメロのリズムもいい。
そして何よりサビのメロディがメロウでいいですし、歌詞も適当でいい笑
そして2回目のサビが終わって、ベースが歌う所もかなりメロウで良いですね。「SAYONARA」のところも◎。
とにかく最初から最後までメロウな、ガイジン目線の日本のナオンの曲ですね。
1位 BE MY WIFE
そしてやはり1位はこれしかないでしょう。
僕の中でビークルと言ったらBE MY WIFE、BE MY WIFEと言ったらビークルです。「俺の嫁になれ」ってパワーワードが非常に良いですね。
とにかくイントロのキーボードが最高ですし、いきなり始まるサビが最高ですし、歌詞も最高です。
こんなカッコいいプロポーズ出来たら最高です。
ヘイタイみたいな、肉便器みたいなプロポーズをしたいですね!
僕が初めて友達の結婚式の余興で作った動画はこの曲BGMにしましたし、本当にカッコいいウェディングソングです。
そして最後にヒダカ以外が「Be My Wife」~」を歌い、ヒダカのみ「Please Obey~」を歌い、最後「Today!」で終わる所とか最高です。
カラオケで上級者通しでこれができたら最高に気持ち良いですね笑
まとめ
そんな感じで思ったより長尺で書いてしまいました。
やはり一つの時代を創ったアーティストなだけありますね。
見たこと無いので、再結成したら行きたいですね!