おいらさんの日記1〜ヤツが現れた！　前編〜

きょうは、

だいきらいな、あいつと戦いました。

ついに、この夏も、ヤツが現れたのです。

その名は、

G！！！！！！

名を口にするのも、おぞましい、あいつとの対戦でした。

おいらさんたち、姉妹は、今宵、死闘を繰り広げたのでした…

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ヤツが現れたのは、一昨日の夜更け。

キッチンの壁づたいに、カサカサと大きな黒いものが

うごめいているのを見つけたのです。

おいらさんは、もちろん、発狂です。

でたぁぁぁぁ！ヤツが出たぞぉぉぉぉ！！！

ヤツはとてもデカく、おいらさんは戦う武器がなかったため、

きもい、きもい、と思いながら、ヤツの行動をじっと見つめているしかありませんでした。

そのうちに、ヤツは物陰へと姿を消したのでした。

おねさんは、うちに大きなペットができたね。と喜んでいました。

（ウソ）

その夜は、気が気じゃありませんでしたが、寝室のドアを固く閉ざし、ヤツとの決戦は後日に改めるのでした…

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そして、きょう、いよいよヤツとの決戦の火蓋が切られました。

とりあえず、Gがいなくなると噂されるスプレーを家に蒔くことにしたのです。

まずは、トイレから攻めよう！ということで、おねさん隊長がトイレに向かいました。

・・・そこが決戦の地になるとは、つゆ知らず・・・

おいらさんは、台所の洗い物をしていたのですが、戦地へ向かったおねさんから、大きな悲鳴が上がってきたのです。

ギィェェェェッェェェェ！！！！！！！

・・・どうした！！！？？？

おねさんは、台所にいるおいらさんに飛びついてきました。

そう、

ヤツが出たのです。

てっきり、台所に身を潜めているのかと思いきや、まさか、トイレが決戦の地になるとは思っていませんでした。

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もう、逃げられません。

トイレという閉鎖された空間に、Gが潜んでいるのであれば、ヤツを倒さぬ限り、もうトイレを使用することができないのですから。

意を決し、おいらさんたちの平穏を守るため、ヤツと対決することを決めました。

そして、おいらさんたち部隊は戦闘服に着替えたのです。

（その前は、Tシャツにハーフパンツとなめた格好をしていたのだ。）

ヤツが突進してきても大丈夫なように、長袖、長ズボンを着用し、靴下を履き、メガネ、マスクを装備し、フードを被りました。

そして、最強の武器、Gを凍結させるというフマキラー、さらに、毒薬であるキンチョールをそれぞれの手に携え、装備はバッチリです。

そう、我らは、バスター隊

〜後編に続く〜