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RobotMeetRobo-RE:ROBO

2021年2月、今年の最初にRobotMeetRobo(以下ロボロボ)が出した5曲入のCD。(5曲だとEP盤と言って正しいでしょうか)

内容は2016〜2018年にロボロボが出した、かつ最近のセトリには入ってない曲のリメイクバージョン。

しかし!

ただリメイクしただけではありません。

5曲それぞれ5人のメンバーがアレンジしてます。

それぞれの性格が出たアレンジは最早別曲と言っても過言がありません。

単体で聴いてよし、原曲と聴き比べるもよしと、2度3度…それ以上に聴けば聴くほど新しい発見のあるCDです。

https://twitter.com/roborobo_band/status/1357279303696752643?s=19

1、RE:バレアリック

原曲はMondo vol.3に収録されてます。

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個人的には原曲が大好きな1曲なんですが、打ち込みもありライブでは聴いたことがありませんでした。

なので、今回のリメイクはかなり嬉しかったです!!

リメイクを担当したのはリードベース、ザキさんこと岩崎さん。

ザキさんは去年のワンマン&レコ発での正式加入からおよそ1年経ってます。

このCDには収録されてませんが傍観ユビキタスのアレンジはじめ彼のサポート、ひいては加入なくしては今演奏されなかったであろう楽曲も多くあるのではないかと思います。

このバレアリックもライブでは聴けないと思ってたのでとても嬉しかったです。

イントロの緊急事態を発するかのような緊張感のあるリードのフレーズ。Aメロまで続くリフがかっこいい。

ボーカル星ひできさんのデスボイスも美しい。ヘヴィなアレンジが体に響きます。

個人的にはこの1曲だけでCD代以上の価値があると感じてます。(確か700円か800円で缶バッジ付が1000円。曖昧な記憶…)

2、RE:熱唱オペレーション

原曲は1st.EPギャラクティックボイジャー・ラブアゲインからの1曲。

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初期のロボロボを支えてた曲なので周りにもこの曲の収録を喜んでいたファンの声を聞きました。

担当はボーカル星ひできさん。

アレンジの個性が目立つ他の曲よりは「これが今のロボロボだ!」と感じるような正統なアレンジな印象です。

故にシンプルにかっこいい。原曲のツインボーカルの美しさもちゃんと際立っています。

ライブでもまた聴きたいです!

3、RE:えらいね

原曲はバレアリックと同じくMondo vol.3より。

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担当はベース、緑谷トムさん。

力強いロックな原曲から大きくアレンジされて、浮遊感や壮大なイメージ、少しセンチメンタルな印象も。

包み込まれるような優しさで「えらいね」の世界観がより一層深く感じます。

ご本人曰くスピッツの影響を受けているそう。爽快なギターリフが心地よく、ギターボーカルの経験のあるトムさんの個性が強く出ています。

4:49の長尺な曲ですがBメロ→サビや、間奏→Cメロ→サビの緩急があり聞いてて飽きません。

オクターブをあちこち移動するトムさんのベースフレーズも印象的。こちらは上の2曲より難しいかも知れませんがライブでも見たいです。

5、RE:モラトリアム地蔵

問題作その1。

原曲は1st mini album、ハイテンションになりきれないから。

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\GO/

担当はドラムしんのすけさん。

原曲のモラトリアム地蔵は独特の世界観が好きです。

アレンジは原曲とは違う意味で独特な世界観を持ったアレンジ。まさにしんのすけワールド。

\デジタルクレイマー!!/

スピード感のあるドラムと独特なリードのフレーズは原型以上に拍車がかかってます。

尺はわずか1:49しかありませんが本当に1:49しかないの!?ってくらいに印象に残るアレンジ。

\ウェルキンサクリファイッ/

サビのドラムのドコドコ感も爽快ですが、特筆したいのはしんのすけさんの謎の合いの手。

聴いた瞬間「!?」となりましたが、上に書いた通りやはりしんのすけさんらしいなと感じました。この合いの手、左右にパン振りされてるので余計に面白くて笑ってしまいます。

\シャイニ、シャイニ、シャイニ、シャイニンボーイ/

\ウェルキンサクリファイス!!/

5、RE:ギャラクティックボイジャー・ラブアゲイン

問題作その2です。

こちらも熱唱オペレーションと同じく1st.EPより。表題曲、ギャラクティックボイジャー・ラブアゲイン。

アレンジはセリさんことキーボード、セリヌンティウス藤澤さん。

聴いた瞬間コスメティックラヴァーズみ感じる!(セリヌンティウス藤澤さんの姉、セリネッタ藤澤さんがボーカルをつとめるバンド…)と思いました。

打ち込みによる大胆アレンジ。AメロBメロではねっちょり癖あるひできさんのボーカル、サビはエフェクトをこれでもかとかけられたセリさんのボーカル。

オケヒ多様のアレンジは80'sのEDM(意図してる所とずれてたらすみません)っぽさがある、ここがコスメを、ひいてはセリさんらしさを感じる所以ではないでしょうか。

そしてCメロ、星ひできさんによるラップ!

一見かっこいいんですが

「トルネードキッスはイチゴのフレイバァ…!」「噛めば噛むほど味が出てきて驚き桃の木20世紀」「オカワリのパフェは別腹だよねぇ…!」

荒れ狂う星ひでき節!

歌詞カードはないのですが、それゆえにこのシーンが聞きたくて何度も再生しました笑

6、最後に

上にはバレアリックだけでCD代の元取れてる!なんて書きましたが、他の曲も個性的で負けてません。どの曲を推すか…なんて、最早全曲推したいです。

アレンジが趣旨であることから原曲との比較を主に書きましたが、初めてこの曲を聴いても楽しめるんではないでしょうか。

さらにはメンバーの個性が出てる分、よりそのメンバーの事が理解出来るファンにとっても嬉しい要素がたくさんあると感じました。

常に進化し続けるRobotMeetRobo、ザキさんの加入から1年経ってバンドとしての更なる進化が楽しみです!

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