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真剣にスイーツバイキングに行った話


最初に


数年前のある日、前職の上司に言われたのである。

「え、サワダ君、キャバクラ行ったことないの?普段何して遊んでるの?社会(略)」

大体24歳くらいの時の話であるが、当時一切興味がなかった。

しかしそれも数年前の話。

今は30歳を越えて、ふとその時の話を思い出した。

キャバクラって本当に面白いの?

おそらく、世の男性達にとっては「大人の遊び場」としてわりとメジャーな娯楽…。(多分)

自分も男、良い大人だし独身のうちに…と意気込んだのである。

(中略)

要約すると

「インターネットを使って大阪のキャバクラというキャバクラの情報を調べたけど

【やっぱり興味なかった】!!!


本題

独身のうちにやっておきたいこと。

やり残したことってなんだ?

キャバクラに使わなかったであろう大枚(数万?)、自分なら何に使う?

自分の未練と言えばデザインと音楽。

だけどこれは叶えてる…というか現在進行である。

(中略)

よし、スイーツバイキングに行こう!!!

紆余曲折ありましたがスイーツ食べ放題に行くことが本題。

戦場へ


そう、ただ甘いものを食べに来たわけではない!

食べること。時にそれは自分と向き合うこと。

もちろん誰かと一緒に食べるのも楽しい…けど今回はどうしても1人でなくては行けない。

なぜならこんなにも甘いものが好きなのにまだ人生で1度もスイーツと真摯に向き合ったことがないから!

「モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず自由でなんというか救われてなきゃダメなんだ。独りで静かで豊かで……」

なにをわけの分からない言ってやがる。

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スイーツバイキングも多種多様あれど、時間制限いっぱいにこうやって両手にがっつきたい、と思うと高級ホテルではあるまじき行為。

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そこで庶民派スイーツパラダイス天王寺店さんへ行くことに。

徒歩で。(天王寺駅周辺まで徒歩40分程度)

カロリー消費(微々たる)もあるが、メンタルの準備をしておきたかったから。

聳え立つMIOを前にし緊張感が走る。

分かるだろうか。

普段は踏み入れることの無い真剣勝負の世界。泣いても笑ってもこれが最初で最後。

\ドン/

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…可愛すぎんか?

だけど決っしてここで挫けてはいけない。

今日は自分自身と向き合いに来たんだ。

開店早々だったので列はなくすぐに女性店員さんが丁寧な対応をしてくれた。

「お客様、コースはモルカーコラボになさいますか?」

…!?!??!?

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PUI PUI…!🐹✨

いやまて、

今日は何をしにきた?スイーツと向き合いに来たんだよな。

モルカーに余所見、しかもピザ、カレー、ハンバーガー…いずれも重たいコラボフードを食べたらなおさらスイーツと向き合えない。

「…すみません、スタンダードで。」

断腸の思いだった。

またあおうね。

(余談だが剣心やモンハン、しかるねこともコラボしてたみたい…行きたかった…)

バイキングは他の人と触れ合う可能性があるためしっかりとした感染対策。

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ミオ11Fから見晴らしが良い。

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が、後にも先にも風景を楽しんだのは写真を撮ったこの瞬間だけ。

後の時間はずっと食べることに集中してたからである。

コースは3種類+コラボオプション。フードやドリンクなどの内容、そして制限時間が異なる。

今回選んだスタンダードコースは70分。試合開始である。

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気合いの入る1皿目。

カスタード、カラメル、抹茶、フルーツ、チョコレートとバラエティ豊富!

(というか自分の好み一直線である。)

抹茶の甘ったるさ全開以外は想像以上の美味しさ。

とくにフルーツの程よい甘さと果汁が甘さたっぷりのカスタードとの緩急でそれぞれを立たせる。

店内BGMの慎吾ママのおはロックがこの軽快な朝と食べ放題の始まりのゴングを鳴らす。

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2皿目。3皿目くらいまでは1皿あたり10分程度で次の皿へ。もう既に値段の元とった感覚。

ここで特筆したいのはフルーツグラタン。

カスタードの海にフルーツが散りばめられているが、それだけでなく表面はカラメルに覆われていて食感まで楽しめる。

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3皿目。メインはケーキだが他にもフルーツやゼリー、団子などバラエティ豊富で飽きさせない。

…しかし。

ここで気づく。

甘さに飽きる。

こんなに!甘いものが好きなのに!?

甘さに飽きることがあるのか。

塩気がほしい…、だけど。

今日は甘いものを食べに来たのに、他のフードに手を出すのか?それでスイーツとちゃんと向き合ったと言えるのか。

いやしかし。

焼肉屋のライス。

寿司屋のうどん。

他の業界だってメインどころを引き立たせる脇役。

いや脇役なんかじゃない。

もはや相棒。

焼肉は単体で美味しい。だけどライスがあるからもっと美味しい。

スイーツは美味しい。だけど塩気があるともっと美味しくなる。

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4皿目、懺悔と希望のカレーである。

このカレーは心強い。普通の甘口カレーだが、おかげでスイーツが進む。

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5皿目、ココナッツケーキ、桃ヨーグルトムースその他。

普段はあまり手を出さないであろうケーキにも食べ放題だから新しい出会いもある。

ここでまた気づく。

入り口のイメージ。

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キラキラ女子高生達が集まってるのではないかと思っていた。

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30代男性なんか場違いなのでは。

だけど実際は…

みんな寡黙に、真剣にスイーツと向き合っている。

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やはりここは戦場だった。

一緒だ。ここには戦士しかいなかったのだ。

BGMの修二と彰、KAT-TUNが慎吾ママに続き平成アイドル狙い撃ち感がある。客層かな?

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5皿目、まだまだ種類はある。ベリーケーキが見た目も味も秀逸。惜しむらくは盛り方と写真撮るのが下手くそだと言うこと。

しかしカレーが尽きるとまた甘さに苦しむ。

カレーは重い。だけど塩気はほしい。どうしよう。

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6皿目、ポップコーン。

なんと約10種類のフレーバーを選べる。

自分のさじ加減の量で盛れるがちょっと多かったかな…。フレーバーはきなこをチョイス。

きなこといっても塩+きなこである。他にもフレーバーはチョコ、抹茶、カレーなど。

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7皿目。これでスタンダードコースのフード8割くらい攻略だろうか。店舗や時期によってラインナップは違うみたい。

しかしここで時間がせまる。70分しかないのだ。

次が最後。残るフード全種類を制覇するか。

1番美味しかったものをリピートするか。

はたまた…。


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まさかの追いカレーである!!!(揚パスタ乗せ)

皆さんは経験があるだろうか。

食後のカレーを。

これで口さっぱりして帰ることが出来たのである。

時間いっぱいスイーツ達と向き合った後に思ったことは

「まだいけるな」

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最後に目が合った…。

さようなら、PUI PUIたちよ…。

カレー食べるならモルカーコラボのコースにすれば良かった。次また会おう…。

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