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【実践6日目】『7日間で突然頭がよくなる本』は本当に頭がよくなるのか?

6日目 ~やること把握~

論理的に話せない人へのとっておきのアドバイス

概要
・論理的に話せないのは頭の中が整理できてないから
・6日目は論理的に物事をまとめる方法について話す

やること
・グループに分けて、哲学概念を使って整理し、一文にするという3つのプロセスを体験する

6日目 ~実践~

①グループに分ける
類似するいくつかのまとまりにわける
種類や性質に着目する

言葉の家族(言い換え表現)
【心の状態】満足、快感、楽しい、嬉しい、歓喜、安定
【自己実現】達成、成長実感

言葉の仲間(幸福につながりそうなイメージ)
【過去】記憶、思い出
【心の状態】感情、明るい
【必要なもの】時間、仲間

言葉の敵(反対語)
【心の状態】悲しみ、憎しみ、憎悪、嫉妬、不快、不幸
【現実的】痛み、貧困

②グループ内の言葉を一つにする
・新しい言葉に置き換える
・いずれかを選ぶ

言葉の家族(言い換え表現)
心の充足=【心の状態】満足、快感、楽しい、嬉しい、歓喜、安定
自己実現=【自己実現】達成、成長実感

言葉の仲間(幸福につながりそうなイメージ)
思い出=【過去】記憶、思い出
心の充足=【心の状態】感情、明るい
心の支え=【必要なもの】時間、仲間

言葉の敵(反対語)
精神的限界=【心の状態】悲しみ、憎しみ、憎悪、嫉妬、不快、不幸
物理的限界=【現実的】痛み、貧困

③10の哲学概念で各グループの関係性を整理する
例)Aは主体で、Bは客体かつBはXという工場の中で捉えられる

出てきたグループ
・心の充足
・自己実現
・思い出
・心の支え
・精神的限界
・物理的限界

10の概念で関係性を整理してみる
・弁証法的にみると、精神的限界・物理的限界を乗り越えた先に心の充足がある。
・イデアと時間軸で考えると、思い出とは、心の充足が起きた理想的な過去が、現代にも褪せることなく、むしろ輝きを増した理想の残滓。
・イデアと主観客観で考えると、客体である心の支えが理想となって、実現したい主体を形作っている。

まとめてみると
『幸福とは、心の支えを手に入れて、それがお手本となり、精神的限界・物理的限界を乗り越えた先にある心の充足であり、その事実は思い出となって未来でより輝く』

④一文にする(英語の基本5文型が役立つ)
5文型のどこかに当てはまるか考えてみる
まず「その事実は~」は幸福の定義とは直接関係ないので削る
「心の支えを手に入れて、それがお手本となり」も「心の支えのおかげで」に集約

最終は
「幸福とは、心の支えのおかげで、精神的・物理的限界を乗り越えた先にある心の充足である」

明日は、これをキャッチーに表現するらしい。
明日の自分にお任せしよう。

6日目 ~感想~

この章では、5日目に豊かにした言葉の意味を、哲学概念を使って分析し、まとめることをした。
哲学概念をついに本格的に使うことになったが、流石に全然使えない。
哲学概念に対する本当の意味での理解度が問われた。
6日目にして、最も難易度が高い章だ。
ただ、各哲学概念の解説を見ながら論理的つながりを考えると、面白いものが生まれるものである。
例えば、以下文章。
「イデアと時間軸で考えると、思い出とは、心の充足が起きた理想的な過去が、現代にも褪せることなく、むしろ輝きを増した理想の残滓。」
これは流石にイデアと時間軸という概念で考えないと、なかなか辿り着かない考え方だった。
やっているときはKJ法に近いと思っていたが、力技で発想を生むのではなく、哲学概念というガイドを引くことで大きく論理の方向性を間違えずにまとめ整理できることがこの手法の良さなんだと思う。
明日は、ついに最終回。
どうやって本質としてまとまっていくか、楽しみだ。

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