薔薇色のパレード / BUCK-TICK TOUR THE BEST 35TH ANNIV.
『そうして君の街へパレードがゆくよ』
1987年のメジャーデビューから続くパレードが我が街にもやってきたので参加してきました。
途中電子チケットの受け取りで手間取りましたが無事に前日にチケットを手にし迎えた当日。
35周年、こんな記念すべきツアーだし、初めてBUCK-TICKのツアーに参加したときに買って開けていなかったパーカーを開封。ツアーTシャツとパーカーを着ていざパレードへ。
今回参加出来ることが自分でも想像していなかったくらい嬉しかったみたい。開演前から泣きそうだった。
近年音楽の聴き方が変わってきたんです。
昔はとにかくロックバンドは音、容姿、佇まいがかっこいいもの、とにかくロックであること。これが大事。
根本はまぁ変わってないんだけど、近年はもっと詩や表現にも意識が行くようになった。そうすると不思議と音の向こうに拡がる世界の扉を開けるようになってきた気がするんです。
特にBUCK-TICKはいろんな世界へリスナーを誘ってくれます。そんなバンドが今からどんな奇跡を見せてくれるのか。楽しみで仕方なかった。
そして開演。
※ここから少しだけネタバレ的要素というか、曲名とか詳細はもちろん伏せるけどまだライブ前!って人は控えてね。
今回驚いたのは選曲。
周年ツアーなので、もっとオールタイムベスト選曲になるかと思ったけど、意外と近年の曲が多い。6割はここ10年くらいの曲。
わがままかつ贅沢なことを言えばもっと初期のいわゆる代表曲的なものも聴きたいなぁと思ったりもしてたけど、あくまでも”バンドの今”を観客に提示してきたのです。
そしてその曲のどれもが、バンドが何年経とうが関係なく今もなおとことんギラつき、とことん愛に溢れている事実に気付かされるのです。全ての要素がいまだに増している事実に。
本当にかっこよかった…
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最初に”PARADE”という言葉を大々的に表に出したのは2007年のフェスの時だったか、そこから節目節目にこのPARADEという言葉を使うのですが、これいい言葉ですよね。
街にパレードがやってくる。
悲喜交々、いろんな思いを抱えた人たちがその日を待ちわび参加するパレード。参加した人は皆笑顔になれるんです。
今回バンドが揺るぎない今を提示してくれたことで、きっとこのパレードはまだまだ続くんだと、35年不動のメンバーで続けてきたパレードがこれからもずっと続いていくんだと、そう思わせてくれる一夜でした。
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