カナリア鳴いた頃に -WANDS新曲-
WANDS新曲のMVが公開。
「カナリア鳴いた頃に」
正直動向は気になるけど毎度CD買ったりライブに足を運んだり、レベルのファンではないのです。最早ファンとは呼べないレベル。呼んじゃいけないレベルかな。
でも去年本格的に活動再開し始めてからめちゃくちゃ気になってて。ちょうど今ぐらいの時期にも一度波が来ました。
だってめちゃくちゃ興味深いんですよ。このバンドの歴史って。個人的なWANDSの流れ。これはファンとは呼べないレベルの僕が昨年別のSNSに書いたバンドに対しての認識です。
「ここに来てWANDSが熱い。
知れば知るほど面白いWANDSの歴史。
・そもそも期分けされてる(19年ぶり復活の今が第5期)
・第1期は1年ももってない(メンバーチェンジでキーボードが変わる)
・一番有名な時期は第2期
・意外と提供されている楽曲が多い(世界が終るまでは…の作曲はバンドメンバーじゃない)
・第2期⇒第3期でボーカルとギターが脱退という致命傷(3人組で二人脱退。)
・まさかの事務所がバンド名を商標登録
・そもそも第1期から第2期でキーボードが変わってるので第3期の時点でオリジナルメンバー消滅
・僕ら世代でなじみのある楽曲「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」や「明日もし君が壊れても」は第3期だけど実は「世界が終るまでは…」や「時の扉」を歌ってる人とボーカルが違う。でもぱっと聞くと違いに気付けない。
・2000年WANDS解体
・2018年から第1期のキーボードとギタリストに3代目新ボーカリストを迎えて再始動(実はメディアに出てない第4期)→すぐに楽曲制作に専念するためキーボード脱退で第2期キーボードを迎え第5期布陣に。因みに今回もボーカル相当似てる。
・2020年5月にリリースの再始動後第2弾シングルがオリコンウイークリーで3位に初登場。TOP3圏内は25年ぶり。
何よりこれだけ時代も変われば人も変わってるのに脈々と受け継がれるWANDS感の不思議。」
これもいろいろ見ながら書いたはずだけど公式HPだと1期も一年以上あった記載になってる…どれが正しいんだろうか。
で、今回の新曲。
ただ一言…素晴らしい…
まず最初にボーカルの上原さん。
今回は曲の印象もあるかもしれませんが、少し声の出し方というか声色が少し違う印象。こういう歌い分け方というか、すごくいいです。個人的には"WANDSのボーカル"というより”WANDSの上原大史”という認識に切り替わった瞬間でした。
にしても良い声してるなぁ。甘いマスクにこの歌声。うらやましい…(笑)
そして楽曲。
今回は柴崎さんの作曲。これがまた良い。
全体的に終始優しい雰囲気で展開。優しいんだけど歌詞の内容と併せて聴くとその優しさには少し切なさも含まれるような、それでいて”変わった自分を見せたい”という思いから来る前向きさも曲がしっかり演出してくれている印象。サビのボーカルをなぞるキーボードの音色の綺麗さやギターのフレーズがその感じを増長させてくれます。
2021年のアップデートされたバンドの音と、どこか懐かしさを感じる、90年代のBeing感全開な曲に思わず心をわしづかみにされる一曲。素晴らしいなぁ…