空家問題に思う…
日本全国で社会問題になっている空家。
一概には言えませんが、空家には様々な要因や個人的な事情と背景が重なりあう。
自分は不動産業なので、よく売却も管理の依頼や相談も受ける訳ですが、いつもじっくり聞いてみると十人十色の深い色々な問題と悩みがある。
先日、不動産業者に対してこんなコラムを書いている人がいた。
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…人口減少の多い地域の空き家は増えます。
移住者が多いと言っても出て行く人が、多ければ空き家は増えます。
不動産の流通は市場に任せておけばよいはずですが「空き家バンク」をつくるなど
国や自治体が積極的に関与しなければならない理由は、50年間変わっていない仲介手数料の問題があります。
不動産の仲介取引は
「売り主を見つけるコスト」
「物件を調査、査定し必要な書類を
作成するコスト」
「買い手を見つけるコスト」
「物件を案内し説明するコスト」
「契約を成立させ重要事項の説明を
行うコスト」
などがかかるので、価格の高い物件の仲介に注力します。←ん?、人それぞれ。
同じ1件を成約させてもコストはほとんど変わりません。
500万円以下を仲介するのはコストが合わないと考えられます。笑〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
確かに、手数料とは「手の数の料金」
手数がかかるからタダじゃない…。
資格を取り、業として免許を取り、仕事をしている訳です。
成功報酬での手数料を、報酬規定として法律で定められているわけです。
自分は、都内のある業者さんを思いだした。
山形あたりの田舎物件にかまっていられないと、我々同業者に吐く若い輩の営業マン。ん?何様?
交通費もかかるし、時間もかかる。割に合わないと。
苦笑した。じゃあ、依頼を東京で最初から安安と受けなきゃいいのにって。笑
うちは、都内限定で売価1億以上の物件からしか依頼を受けません、地方都市はお断りと、笑。
その方がセグメントされるはずなのにね。
「1億から不動産」と社名を変えるとか?笑
最高にわかりやすいはず。←たまに毒吐くわ。
都内で会社経費のDMばら撒き、ばら撒きFAX、メール不動産業をしている輩には、地方での地道な活動現実は絶対にわかるわけがない。
割で、仕事を選ぶ?それもひとつの選択かもしれない。
依頼で仕事をする?使命感で依頼を受ける?
割が合う、合わないとは報酬額が全てなのでしょうか?
では、水回り工事なんでもやります。と、言いながら水道の蛇口のパッキン交換は、「うちそれやっていないんですよねー」と、一緒じゃないかな?笑
兎に角、地域の空家問題は報酬額問題なのか?
不動産業者の意識とスキル改革からではないでしょうか?
「空き家専門エステート」この社名も誰かいいんじゃないですか?笑
このコラムを書いた方は、不動産業者の消費税より安く古い報酬規定を改定するべきでないか?と。←ありがたいですが…。
その方が空き家バンクなど自治体が労力と税金を使ってするよりも、民間不動産業者にキチンとしてもらえば、経済合理性があるのでは?
と、締め括っていた。
確かに。
ただ、割に合わないと仕事や依頼を選んでいる業者がいるうちは、中々解決に進まないのも事実であります。
最初から空家にしない、譲渡だけじゃない、空家建物利活用優遇税制などもあれば、素敵な活性化になるのかも知れませんね。
実は…日本の人口減少問題にも、空き家は密接に関係しています。
山形では、宅地建物取引士に空き家相談専門士なる認定試験をし合格者に資格を与え、資格者と宅建業者に空家対策をしっかりさせるとスタートしました。
またまた勉強でスキルアップですね。
是非、色々な人間模様や、背景問題の解決を根気良くしながら、割に合う合わない言わずに、実務でも賑わう事を期待したいですね。
これは、んーマンダム案件です😆つづく。
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