見出し画像

不動産売買契約・取引を売主と買主が顔を一回も合わさずに完了する時…。

不動産業者の売買仲介物件契約であれば、契約時に売主・買主が初顔合わせは大抵が契約締結の場面。

住まい中の物件を売却する場合は、内見時に顔を合わせる訳ですが、空家や建売や土地だけの場合は案内代行するのでそこに売主はいない。

契約は、重要事項説明や契約書の読み上げと確認しながら、質問タイムがある関係で少し時間がかかる。署名捺印の儀式。
終われば手付契約金を買主は売主に支払い受領して契約締結完了。時間は約1時間くらい。

「おめでとうございます」と、自分と両者で固い握手をする場面も沢山ありましたが…今や握手がタブー時代。グーパンチは微妙な為に。笑

残金支払いの取引きは、大抵が買主指定の金融機関の応接室を借りて、行員さんからも手伝ってもらいながら、振込みや現金にて支払うセレモニー。

すぐ登記をする関係上、司法書士が立ち合い、書類を確認して融資がある場合や、売主に抵当権抹消などの登記がある場合も書類確認をして、全部確認できたら残金支払いを買主から売主へ決済実行する。

銀行の手続き決済中は、他の確認の説明や皆さんで談笑しながら振込み完了や着金確認が取れるまで時間を待つ。早ければ30分から1時間かかる場合も中にはある。

それが今までのスタイルですが、それが今はパソコンを持ち込んでご自分で送金したり、電話でGOサインを出して会社の総務からPCで決済させたりさまざまな決済手段や方法がある。

先日、契約も顔を合わせず持ち回りで、書類をやりとりして売主と買主が別々に署名捺印してもらい、司法書士から両者事前本人確認をしてもらっていれば決済日当日にも誰も顔を合わせず、送金完了で事前にお預かりしていた登記も決済完了の確認で申請。
顔を一回もリアルで合わせない取引で完了です。
後から、顔合わせ会をわざわざしましたが。汗

業者が売主で、業者が買主だとさらに簡素化になる取引きも多く、プロ同士なので…確認だけで送金も瞬間的。
銀行の担当も慣れた人が受け持つと素早く、今までの最短時間取引きはわずか8分で終了したのもありました。

今は重要事項説明も遠方や時間帯が合わなくてもオンラインでできるようになり、もちろん契約書もオンライン。
自宅にいながらクリックやエンターキーで不動産賃貸や売買契約もスムーズにできるようになってきました。

笑顔や談笑や握手のセレモニーが、いつか普通じゃなくなる時代もくるのかな?
少しさびしくなる氣がするのは便利が故の自分だけなのだろうか?笑
手段や選択肢が、当たり前の雁字搦めから進化していると言う事ですね。

笑顔のオンライン画面商談や画面共有確認で、全国に住まいしながらも、打合せができる便利な時代です。

先日のzoom利用による最新式の取引きは、事前に司法書士が書類確認と本人確認が出来ていれば…オンラインで顔を合わせながら取引完結ができました。
売主、買主、仲介業者、司法書士。全員バラバラの場所からzoomを繋いでご挨拶。

自分の司会進行にて事前に準備していた書類は司法書士の手元にあり取引き宣言より、司法書士が最終チェックをして安全報告。

買主が画面越しからオンラインで代金◯千万送金、売主もオンライン上で着金確認をして、両者から決済完了を聞いた司法書士が所有権移転の登記申請宣言をして無事終了。
待ち時間は15分くらいのやりとりです。

不動産業者と司法書士は事前の準備や段取りをしっかりして、確認を済ませていれば、色々なスタイルで今後は取引きができるわけです。

人により、一日当たりの送金額上限設定がありますので、それを解除か増額が必要になる場合もあります。事前確認は大切ですね。

素晴らしい進化時代です。


#不動産取引
#顔を合わせず不動産取引
#新しい不動産取引の仕方
#オンライン決済
#不動産ネゴシエーター

いいなと思ったら応援しよう!