見出し画像

母子留学*いざゆかんシンガポール/②シンガポール再入国までの長い道のり(3の1)

2020年4月末に日本へ一時帰国し、9月末にシンガポールへ再入国。
母子留学でシンガポールへ再入国された方の情報を当時見つけられず、まったくの手探り状態だったので、体験内容を残すことにしました。

※可能な限り、政府機関の発表を確認して記載していますが、誤った情報や解釈の可能性、また、現時点での状況に合わない情報が含まれていることは、ご容赦下さい。

さて、ここからは、シンガポール再入国までの長い道のりについて、出国日前日までを全3回に分けて記載。

--------------------------------------------------------------------------
*シンガポール再入国までの長い道のり(3の1)*
■Long- Term Pass holdersを対象にしたシンガポール政府の方針の大まかな流れと、我が家が行ったこと:その1
■専用のSHN施設(dedicated SHN facilities)、swab testについて事前に知っておきたいこと
--------------------------------------------------------------------------

■【Long- Term Pass holdersを対象にしたシンガポール政府の方針の大まかな流れと、我が家が行ったこと】:その1

Long- Term Pass holders(母子留学の我が家では、Student’s Pass、ICA発行のLTVPがこれに該当)を対象にしたシンガポール政府の方針の大まかな流れと、我が家がシンガポール再入国に向けて試行錯誤で行ったことは、以下の通りだ。

・2020年3月29日23:59から、ICA発行のLTVP(Long- Term Visit Pass)保持者はICAへ申請して入国許可をもらい、Student’s Pass保持者は学校経由で申請してMOEから入国許可をもらうことが義務付けられた。
なお、LTVPについては、入国申請のオンラインフォームが見つかったが、Student’s Passは、MOEのウェブサイトを探しても、再入国申請についての情報を見つけられなかった。

・2020年4月9日23:59から、Long- Term Pass holders(Student’s Pass、ICA発行のLTVPがこれに該当)は、いずれの国からの入国であっても、専用のSHN施設(dedicated SHN facilities)での14日間のSHNが義務づけられた。

・2020年6月1日(月)、サーキットブレーカー終了。

・2020年6月17日(水)23:59から、日本を含めた9か国からシンガポールへ入国したLong- Term Pass holdersに対しては、専用のSHN施設でのSHNが解除され、自宅などでの14日間のSHNを認めると、シンガポール政府は発表した。

・2020年7月14日(火)、子どもが在籍するシンガポールのインターナショナルスクールから、シンガポールへの再入国申請を受付開始するとメールが届いた。
学校のメールには、再入国申請の承認を検討する国として挙がった11か国に、日本は含まれていた。シンガポール政府がこの時点で自宅などでの14日間のSHNを許可していた9か国と合致し、さらにドイツと韓国がメールには挙がっていた。Student’s Pass 保持者である子どもの再入国承認の管轄はMOEだ。

ところが、申請を出そうとしていた矢先の7月17日(金)、政府から新たな発表がされた。

・2020年7月19日(日)23:59から、日本からシンガポールへ入国した場合には、専用のSHN施設での14日間のSHNへと変更する、と発表された。
そして、SHN中のswab test(日本では、PCR検査という言葉が一般的に使われている)費用が税込S$200上限で自己負担、専用のSHN施設(dedicated SHN facilities)での14日間のSHNの費用は、税込S$2,000で自己負担、とも発表された。
上記の通りであれば、家族2人分は最大でS$4,400ということになる。

大打撃だ。これまでは、自宅での14日間のSHNが可能だったのだ。
と、ここで、専用のSHN施設(dedicated SHN facilities)についても調べなくてはいけなくなった。

■【専用のSHN施設(dedicated SHN facilities)、swab testについて事前に知っておきたいこと】

そこで、「gov.sg(Singapore Government) 」をウェブ検索し、『Questions about the dedicated SHN facilities for returnees answered』のページからわかったことは、以下の通り。

・滞在ホテルや、空港からホテルまでの移動は手配されるので、予約の必要はない。
・滞在ホテルはシンガポール到着時に割り当てられ、食事は提供される。
・swab testは隔離期間終了の数日前に予定され、検査場所・時間はSMSで知らされる。
・検査の時以外は部屋の外には出られない。検査場所への移動は、公共交通機関の利用は禁止、プライベートの車か専用の交通機関を使用。
・12歳以下の子ども(in that calendar yearと記載されている)はswab testが免除されるが、同行者がswab test陽性となり、その濃厚接触者に該当する場合にはswab testを受ける。

今回はここまで。


次回は、シンガポール再入国までの長い道のりについて、続きを書こうと思います。(つづく

時期的に、これからシンガポール政府機関へ再入国申請をされる母子留学の方は少ないかもしれません。もし、これから申請される方がいたら、少しでも参考になればと思います。


いいなと思ったら応援しよう!