【シニア投資】シニア世代の私が債券に投資しない理由
こんにちは、59歳から本格的に投資を始めて、2年で10%ほど(2022年7月初旬)の含み益を獲得したをBosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。
あなたは「債券」に投資していますか。
私はこれまで先進国債券投資信託や米国債券ETFに投資していましたが、今は全て売却しました。
本記事では、投資をはじめて、2年ちょっとの新米シニア投資家であるBosch(ボッシュ)が債券に投資をしない理由を共有します。
また、私が債券を使わないでどのようにリスクを調整しているかも共有します。
興味がある方は、是非、最後まで読んでください。
債券とは
wikipediaには下記のとおりの説明があります。
この記事の「債券」は、資金の大部分を上記の債券に投資するETFや投資信託も含みます。
債券に期待するポイント
私が資産形成において、債券に期待していたのは、以下の点です。
インカムゲイン
長期の資産運用を行う上では、配当金や分配金も再投資する方が、資産形成の効率はいいです。
しかし、私のようなシニア世代の投資家は多少の配当収入が欲しいこともあります。
資産を積み上げるだけではなく、資産から生み出される収入を消費や浪費に回したいのです。
しかも、これらの配当収入は自分が労働して得た収入ではなく、資産が勝手に生み出した不労収入です。
債券では、こうした配当収入を得ることに適している銘柄が多くあります。
私が当初、投資していた銘柄も、毎月分配の米国債EFTでした。
株式資産のリスクをマイルドにする
個人が資産運用について学ぶ場合、アセットアロケーションという投資の基本概念について耳にしたことがあると思います。
収益性の異なる資産に分散投資をすることで、運用リスクの低減を図るとともに、安定したリターンの確保を目指すというものです。
このアセットアロケーションについて、ここでは詳しく説明しません。
アセットアロケーションの伝統的アセットクラスに「債券」があり、同じく伝統的アセットクラスである「株式」「現金等価資産」や代替アセットクラスとの配分割合により、ポートフォリオ全体のリターンとリスクを最適化することを行います。
つまり、債券に個人の資産を配分することで、株式資産のリターンとリスクを調整する役割も担っていると言えます。
債券に投資しない理由
ここで、私が債券に投資を行っていない理由を説明します。
インカムゲインが少ない
2022年8月現在の主な債券の利回りは以下となっています。
これらは、税引き前の利回り、利率のため、実際の手取り額はさらに少なくなります。
この中で一番利回りが高いBNDに1000万円を投資しても、年間2万円も配当が得られないということになります。
ないよりはましですが、少ないですよね。
かといって、債券ですから、キャピタルゲインの望めません。
外国株式との分散効果は意外と高くない
特殊な例かもしれませんが、コロナショックの際は株式と同様に債券も下落しました。
また、米国の急速なインフレに伴い、米国政策金利が急上昇しているため、債券価格も下落しています。
私のコア資産である米国株式指数S&P500と米国債券(ETFも含む)の相関係数は、-1に近い方がいいのですが、かなり値動きが近い気がしますので、分散効果は低いような気がしています。
私は先進国債券の投資信託を保有していましたが、メリットをあまり感じられなかったので、売却して米国株の投資信託に乗り換えました。
金利上昇局面では投資メリットがない
債券価格と金利には大きな関係性があります。
金利が上昇すると債券価格は下がり、金利が下落すると債券価格は上がります。
今は、日本を除く各国の金利は上昇局面ですから、これは今後、債券価格が下がることを意味しますので、少なくとも現時点で債券への投資はお勧めできません。
私はこれまでBNDやBLVなどを保有していましたが、含み損が大きくなってきたので今は売却してしまいました。
リスクは現金比率で調整
これらの理由で現在は債券への投資はおこなっていません。
株式(ETF、投資信託)のみに投資して、資産のリスク管理は現金比率を調整することで行っています。
また、当面使う予定のない現金は、あおぞら銀行や楽天銀行といった比較的利率が高いネット銀行の口座に置いています。
それでも、個人向け個人国際の最低保証金利よりは、高い利率になっています。
まとめ
私Boschは以下の理由で債券に投資をしていません。
・投資額に対する配当収入が少ない、売却益も期待できない
・コア資産であるS&P500指数との分散効果も大きくない
・現在の金利上昇局面では、投資メリットがない
いかがでしたでしょうか。
投資の手法、投資先は人それぞれで構わないと思います。
債券への投資についても、たまたま現時点で私にはメリットがあまりなかったというだけです。
将来また債券ETFや投資信託に投資することもあるかもしれません。
こういった考え方もあると、参考程度にしてください。
この記事がタメになった、面白かったと思われる方は、ぜひ「スキ」を押していただくと嬉しいです。
以上、Bosch(ボッシュ)でした。
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