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【シニア投資】投資初心者のシニアがやってはいけない 5つのこと

投資をすることには、リスクがあり、自己責任です。

投資で成功するためには、自分自身の金融リテラシーを上げるとともに、投資についての知識を習得する必要があります。

こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。

この記事では、最近投資を始めた人、始めようと思っている、特にシニア世代の人にむけて、投資初心者がやってはいけないこと5つのことを共有します。



1. 近いうちに使う予定がある資金を投資する

少しでも投資で資金を増やしたいからと言って、全資産を投資につぎ込む人はいないと思いますが、投資する資金が多ければ多いほど、リターンが多いのもまた事実です。

しかし、シニア世代の投資においては、全資産のうちどれぐらいを投資するかは、よく考えて決めるべきです。

20歳代や30歳代といった若い世代であれば、安定的な給与所得もありますし、そんなにまとまった資金が急に必要になることは少ないと思います。

しかし、シニア世代は、医療費や住居費などに急な出費があることもありますし、何かとまとまった資金が必要になることも多くなってきます。

その際にせっかく投資をした資産に手を付け、現金化するのは、もったいないです。
自分が売りたい値段で売れないわけですし、資産形成上、何かと不利になってきます。

よって、今後5年間程度、使う予定がある資金は投資せずに、現金や預金で確保しておくようにしましょう。

5年間というのはあくまで目安ですので、自身のライフプランや健康状態を踏まえて、確保する資金の額を調整してください。

シニア世代の投資は当面使う予定のない余裕資金で行うべきということです。

余裕資金の範囲で投資をすることで、あなたのリスク許容度も高まることになります。


2. 短期で売買をする

短期間に売買で資産を拡大させることは、投資の初心者にはとても難しいことです。

「安い時に買って、高くなったら売る」

投資の経験がない人はこれが簡単にできると思いますが、投資経験者には、これがなかなか難しいことはよくわかっています。
私も安いと思って購入した銘柄がなかなか黒字にならなくて、損切りをしたことは何度もあります。

短期で売買をするためには、市場や銘柄の近い将来の価格という誰にも予想できないものを予想し、的中させなければいけません。
市場や銘柄の近い将来の価格というものは、金融機関や機関投資家というその道のプロでも、予想し的中させることは難しいのです。

投資においては、一時的なビギナーズラックというものはあっても、継続して短期売買で利益を上げることはできないと思ってください。

したがって、シニア世代であっても、短期ではなく5年後、10年後といった将来のための長期の資産運用を行うべきです。

長期の資産運用とすることで、複利の効果も最大限に活用できます。

また、余裕資金で投資しているのであれば、目先の損得勘定で短期売買をする必要はないはずです。
売買するのは、ポートフォリオのリバランスと将来に必要な資金を現金化するときだけです。

また、売買には手数料、税金がかかりますので、資産を増やすという点でも効率が悪いことを知っておいてください。


3. 手数料が高額な商品に投資する

手数料が高い商品が必ずリターンも高いのであれば、その商品に投資してもいいでしょうが、将来にその手数料が高い商品が十分な高いリターンがでるかは誰にも分りません。

それが投資の世界の常識です。
ですから、わざわざ割の悪い手数料が高い商品に投資することのメリットはありません。

アクティブ運用の商品はインデックス運用の商品よりも手数料が高い傾向がありますが、ほとんどのアクティブ運用の商品の成績はインデックス運用の商品の成績に勝てていないということはよく知られています。

また、インデックス投資であれば、同じ指数に投資する商品はほぼ同じ成績になりますので、できるだけ手数料が低い商品に投資するのがいいでしょう。


4. 値動きが激しいものに投資する

投資商品はハイリターンハイリスクです。
つまり、高いリターンが望める商品は、リスク(=値段のブレ)が大きいです。

したがって、高いリターンが欲しいからといって、リスクが高い商品に投資をすると、その値動きの激しさに感情を揺さぶられ、大きな価格下落局面で、狼狽売りをしてしまうことになるでしょう。

シニア世代にとっては、大きな損失を確定させてしまうと、なかなか挽回することが難しくなります。

なので、大きなリターンが望めなくても、大きな損失を被る可能性が少ないリスクが低い商品に投資しましょう。

一時的に損失が出ても我慢して持ち続けられる範囲の値動きの商品に投資をしましょう。


5. すぐに換金できないものに投資する

余裕資金で投資しているとはいえ、シニア世代は、不測の事態が起こることにも、十分な備えが必要です。

今は大丈夫でもいつあなたや配偶者の健康に異変があるかもわかりません。
そのために、投資資金はできるだけ換金が容易なものが安心です。

その点、投資信託、ETF、株式などは、その気になれば、数日で現金にすることができます。

すぐに換金できない商品には、現物不動産、生命保険、ベンチャーキャピタルなどへのファンド投資などがあります。

証券取引所に上場していないものには、注意が必要です。


まとめ

  • 近いうちに使う予定がある資金を投資する

  • 短期で売買をする

  • 手数料が高額な商品に投資する

  • 値動きが激しいものに投資する

  • すぐに換金できないものに投資する

以上が、「投資初心者がやってはいけない5つのこと」でした。

シニア世代の投資、特にこれまで投資を行ってこなかった投資初心者のあなたにとって、投資は難しく感じるでしょう。

損もあれば得することもあるギャンブルのようなものだと思っているかもしれません。

しかし、ちゃんとした知識を持っていて、適切なリスクを取れば、シニア世代であっても、投資で資産を拡大させることは、そんなに難しいことではありません。

大事なのは、正しい情報を収集し、必要十分な知識を身に着けることなのです。


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以上、Bosch(ボッシュ)でした。


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