「5W1H思考」
皆さんはこんな経験がありませんか?
「仕事のやり方・進め方を考えて」
「この課題の解決策を考えて」
「なにかアイデアを考えて」
……..。このような指示を受けたものの
なにからどう考えたらいいのか全然わからない!!
思考の助けになるはずの〝フレームワーク〟
これも種類が多すぎてよくわからないし使いこなす
自信などない。そんなとき強い味方になってくれるのが
皆さん、ご存知「5W1H」なんです。
複雑な〝フレームワーク〟が使えなかったひと必見。
「5W1H思考」の活用方法を解説していきます。
「5W1H思考」で
ヌケ・モレのない書類をつくる
・When→いつ ・Where→どこで
・Who→誰が ・What→なにを
・Why→なぜ ・How→どのように
(How much→いくらで)
たとえば、セミナーの実施要項なのに
「講演テーマ(What)」の記載がモレていた……
こういった〝ヌケ・モレ〟のリスクは
「5W1H」の枠に従って構成を考え、要素を挙げていく
ことが可能になる。
必要に応じて
「How much(どのくらい)」を加えても良い
ビジネスコンサルタントの渡邉光太郎さんの著書では
「5W1H(5W2H)」の表を組み、要素を不備なく洗い出す
といった方法が推奨されています。
書類のなかに必要な情報を盛り込み忘れることがよくある…..
という人は、ぜひ「5W1H(5W2H)」をチェックリストとして
活用していきましょう。
「5W1H思考」で「課題解決」
What→Where→Why→How
ビジネス書作家の永田豊志氏によると5W2Hは
問題の全体像を整理し解決へと導くうえで
「一番ベーシックで、効率のいい」
フレームワークなんだとおっしゃってます。
ここでは先ほどの渡邉氏の提唱する
「3W1H」を紹介していきます。
「3W1H」の立案
What ▶︎〝問題の設定〟
例)事務の会員数が目標に2万人足りない
⬇️
Where ▶︎〝問題箇所の特定〟
例)20代男女の入会数が大きく減っている
⬇️
Why ▶︎〝原因の特定〟
例)SNS集客が弱いから?
⬇️
How ▶︎〝解決法の立案〟
例)Instagramで広告を打つ
上記の手順で、手当たり次第に情報を集めて総花的に
対策を打ってしまう・・・といった〝ムダ〟を防げる。
さらに突っ込んで分析
たとえば〝What〟で問題の設定をしたい場合
そもそも〝達成したい目標〟がどんなもので
それに対しての〝現状〟がどうなのかを
「5W1H(2H)」に沿って書き出してみる。
仮に〝達成したい目標〟が
だとすれば、その目標に対する現状のギャップ
これが「課題」
【What〝問題の設定〟】
Why→業界トップになるために
When→2024年度末までに
Where→関東圏で
Who→20〜50代男女を
What→自社のジムに
How→入会させたい
How much→+5万人
これを〝Where〟で特定していくと
⬇️
【Where〝問題箇所の特定〟】
Why→
When→4月・10月に入会減
Where→目黒区で入会減
Who→20代男女が減
What→プラチナコースが減
How→
How much→
さらに〝Why〟に深掘りしていき
⬇️
【Why〝原因の特定〟】
Why→
When→夜間営業が少ないから?
Where→内装がダサいから?
Who→若いスタッフが少ないから?
What→入会特典がしょぼいから?
How→SNS集客が弱いから?
How much→会費が高いから?
仕上げに〝How〟で解決策
⬇️
【How〝解決法の立案〟】
Why→20代の入会を増やすため
When→○月〜○月に
Where→関東圏内で
Who→20代ユーザーを対象に
What→人気芸人を起用したCM
How→X広告で
How much→予算100万
これが「3W1H」を用いた「課題解決」の活用具体例です。
「5W1H」で「アイデアを発想する」
WhyとWhere
クリエイティブディレクターの三浦崇宏氏は
革新的なアイデアをつくりだすには
〝Why〟〝Where〟の視点が大切との見解を述べている。
これを〝ガム〟の開発・販売の例で考えてみましょう。
①Why:なんのためにこの商品はあるのか?
ガムが購入される理由のひとつが「眠気を覚ますため」だと
判明すれば「ミントをたっぷり含んだ眠気覚まし用ガム」
を作ればヒットするのではないか?と言う〝仮説〟が成り立つ。
②Where:どこでその商品を売るのか?
ガムを売る場所といえば通常は「お菓子市場」だが
眠気覚まし用のガムなら
「ビジネスグッズ」「勉強グッズ」「ドライビンググッズ」
などほかの市場にも展開できるかも。
このような流れで思考することにより、
既存商品の〝刷新・展開〟や〝新商品のアイデアの発想〟
につながっていく。
〝新しい商品・サービス〟などのアイデアに行き詰まったときは
この〝Why→Where〟の思考法を使って思考の深化・転換を
図っていきましょう。
「5W1H(2H)」をあなどるなかれ
いかがでしたか?
この記事を読む前に
「5W1H(2H)なんて小学生でも知ってる」
と思っていたかた…….
「あなどるなかれ!」
「5W1H(2H)」の考え方を上手に使えば、物事を倫理的に
かつ広く・深く考えられるようになり、ビジネスの諸課題に
立ち向かえるようになります。
ぜひ、あなたも活用して
「5W1H思考」が仕事でかなり使える!といってしまいましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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