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7中DX東寺4日目 (葵マコさん周年イベント)

「カンパーイ」

私は手にした缶ビールをかかげて、プシュとタブをひねった。ようやく機会がやってきたホーム(DX東寺)での葵マコさん16周年イベントである。

2008年にDX東寺でデビューし、多彩な演目でファンを魅了する葵マコさんだが、ホームで周年イベントをするのはマコさん曰く2回目だという。例年、ホームで周年を迎えない理由は定かではないが、今年も本来はまさご座(岐阜)で周年を迎える予定だったらしい。そこを今回の香盤で一緒になっている浅葱アゲハさんが尽力してDX東寺に変更したという経緯が披露され、浅葱アゲハさんのマコさんへの愛を感じずにはいられなかった。

葵マコさんに対するファンのスピーチは3名。まずは長年、マコさんにリボンを投げ続けている男性。マコさんに突然指名され、しどろもどろになりつつもストレートに祝いの言葉を発する。そしてあとの2名は先に劇場から退出し、お手紙を残していった男性とポラ時に私の前に並んでいた女性だ。
マコさん曰く、突然、スピーチを場内のお客さんに頼んでも誰も手を挙がらなかったら寂しいので、お手紙の男性は前もって依頼し、女性はポラ時に「当てても良いか」と許可を得ていた。そして、この2人の言葉が秀逸だった。

お2人共、マコさんの演目の傾向分析が適格だったのと、ラジオ等ストリップ以外の活動でもファンを楽しませているとの内容が的を射ていた。また、マコさんがエアコン増設などでDX東寺のために尽力されていることはファンの間では周知のとおりだが、それを入れるのも忘れない完璧なスピーチだった。

そして、マコさんからのメッセージはライブシアター栗橋の閉館で、ホームを無くすことへのファンの辛い声を紹介。なので、私はDX東寺をこれからも大切にしたいという決意を発せられ、私は手に持っていたビールを床において目一杯の拍手をした。

最後に花束を持ったマコさんを囲み、他の踊り子さんとの合ポラでイベントは終了した。

今回は大変貴重な時間を過ごさせてもらった。今日は暖かい気分に浸ることができたが、これからも業界では何が起こっても不思議ではないので、元気なうちにせいぜい劇場に通っておこうと思った。


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