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ワークショップをやってみた。ツイートした通り参加された方はめいめい思う事はあるのかも知れないが、自分やしげみさん、スタッフの印象はとても皆さん達者で、前のめりに与えられたことを楽しく吸収していったし、とにかくうまかった。
これには正直驚いた。もちろん経験者やプロもいた。が、初心者の方もとても勘が良いなと思った。

多くの方がお芝居を趣味として観劇されてる方だった。
美術品を観てアートが上手くなるわけではないと思うけどそれを自分なりに模倣し研究、考察などをしてるとインプットしたものがアウトプットする技術を得た時大きな力になるのだろうかと考えた事があるが、正にこの方達は技術は微々たるものかも知れないが出し方さえわかれば大きな力となるんだろうなと感じさせてくれた。

そもそも何故ワークショップをやってみようかと思ったかというと、所属事務所の社長である伊藤栄之進が主催する脚本オンラインサロンで元劇団時代のスペースノイドの俳優がゲストとしてきたことがきっかけだった。
その方は今カナダに住んで生活してるのだが、趣味で町にある芝居のワークショップに参加しているそうである。そこで行われてる方は老若男女問わずプロでもなくただただ芝居を楽しんでるというようなものらしい。
彼は役者をやっていた時知らぬ間に売れなければ、頑張らねばと苦しんでいた事があったと話していた。だが、そのワークショップに参加し、やってみたことで純粋に楽しむということをあの時は忘れていたな的なことを話していた。
(的なというのは自分がそう解釈しただけで本人はその意図じゃなかったら申し訳ないのでそう表現しておきます)
カナダのワークショップの話を聞いて、日本でも身近にお芝居を通した遊び場所があってもいいじゃないと思いこのワークショップを開いてみた。
自分としては教えるというスタンスよりも遊びのルールの提供とアドバイスくらいのもんである。

参加者には、作家、役者、学生、医師、エンタメ関係のスタッフ、教員、保育士など様々な職業、趣味の多くにコスプレ(昔やってたも含め)、色んなワークショップに参加してみる事、そして、観劇。
中でも、教育者が多かった事は意外だった。指導する方々が話していたのは子供達同士、もしくは本人と子供とのコミュニケーション能力の向上として芝居のワークショップに参加してみたとのことだ。それだけでも開催したことに意味があった。
参加者の方達は、2時間前まで殆どお互い知らなかったのに終わったら皆さんが話しまくってる。
というか、盛り上がりすぎて帰らないのだ 笑

ワークショップ内で感じたことを普段の生活の中で活かして貰えたら主催側としては願ったり叶ったりである。
参加者の帰る姿を見て、想い出だけにしてしまうのはもったいないのでまたやろうと思った。