元オリックス・佐藤世那のクラブチーム入団について

プロ3年目、21歳という若さでオリックスを戦力外になった
元甲子園準V投手・佐藤世那選手。
トライアウトで声をかけたのは独立チームとクラブチームだった。
佐藤世那選手は2つの選択肢からNPBへ返り咲くために
クラブチームで現役続行を選択した。
それはなぜか?
この記事ではそれを考察する。

情報のソースから
元オリックス・佐藤世那 クラブチームで再起へ「この年齢で職を失うとは…」TVで">元オリックス・佐藤世那 クラブチームで再起へ「この年齢で職を失うとは…」TVで

記事をまとめると

・NPB球団からのオファーはなしも、佐藤選手は現役続行を希望
・独立リーグ(BCL)のチーム・富山GRNサンダーバーズからオファー
・クラブチームの横浜球友クラブからもオファー
・給料面からクラブチームを選択した

とある。

Twitterで「佐藤世那」で検索すると
甲子園準V投手と対戦できることや現役続行を喜んだり
独立リーグで見たかったなぁと落胆したり
無難な選択肢をとったことへ怒ったり
どうしてこのよう選択肢をとったのかという困惑するといった
様々なツイートがあった。

筆者もなぜこの選択肢をとったかはじめは分からなかった。
筆者は佐藤選手にオファーしたBCLを追いかけるファンの一人であるため
試合観戦していて、競技レベルであればクラブチームより上であると思っている。
また、NPB球団元OBが監督・コーチを勤めていることが多いため
独立リーグのほうがNPBと密接なつながりがあるといえる。
実際に2018年のドラフトでは6球団の選手がドラフト指名されている。

また、オファーした富山GRNサンダーバーズには
NPB戦力外から返り咲いた選手もいる

ではなぜそのようなNPBへの道がある中でクラブチームを選択したのか
そこにはまた、BCLの事情が絡んでくると推測する。

このニュースによればBCLにおいて神奈川県に新球団が誕生するのだ。

そしてBCLのドラフトには特別合格枠というものがある。
特別合格枠とはBCLのトライアウト受験者が希望球団を記入し、
その希望された球団も入団を歓迎する場合
トライアウト受験を免除するというものである。
この制度を活用できればBCリーグの希望球団に容易である。

つまり佐藤選手はNPBへ返り咲くために
仮にBCLを経由するならば富山でプレーするよりも
神奈川県新球団に入団し掴んだ夢を再び手に入れる、という考えから
そのために神奈川県のクラブチームに入団し
まず自分がどこまでライバルになるであろう選手と競えるかやってみよう
という考え方なのではと結論付ける。

神奈川県新球団が始動する時、佐藤選手がどう動くか?
その動向に注目したい。


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