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さいきんの話|月とイートインコーナー|ベトナム人と結婚した妻の日常


お月見団子を食べ逃したけど

夫の帰宅の待ち時間に、息子と満月を眺めた

九月ももう十日ほどなのかあ はやいなあ

満月といえば

夫の満月の言い方の変化

・つきさま
・おつきさまさん
・まんつき
・まんげつ
・おつきさまさん

息子のお気に入りの絵本の"おつきさまこんばんは"の
読み聞かせがきっかけでおつきさまというのを見たんだろうけど
さんを自然とつけちゃうようで、色々寄り道しながらも
どんなかたちでも"おつきさまさん"と呼ぶようになった

夫は占いとか、月からの影響の話とか好きなので
たまにおつきさまにお手紙も書いたりしてる

満月関係なく お月見団子、近々つくって食べよう

毎週のたのしみが消えた話

夫は元々お金を稼いで貯めるのがすきなひと
(将来、ベトナムに雨季にも耐えれられる家を建てるため)

ものすごく倹約家 なので外食は滅多としない

わたしとつきあうまでは
バイト先のまかないや廃棄を食べて生活してたそう

そんな彼が、結婚して、子連れで食べに行くのにハマった場所は
スーパーのイートインコーナー

主に週末 多い時は平日のどこか

息子は先に食事を済ませておいたり バナナだったり果物を食べる

夫は何回行っても 「ドウシヨナ〜ワカラナイナ〜」と
ぐるぐるお惣菜コーナーをみてまわる

スーパーのお惣菜って、たぶん、外食しても同じ金額になるよ
と思いつつ、本人がすごく楽しそうなので見守ること早半年

基本朝昼晩 手料理をつくるというのは
仕事と清潔な家を保つには、たまにふう、、ともなるけど
この夫のたのしみについてくことで息抜きにもなったりしてた

のに、事件が起きた

イートインコーナーで起きた事件

いつもどおり 各自食べたいものをきめて
わたしはレジへ 夫は息子と席を探しにゆく

ついでに買った食材を袋詰めして、夫と息子のもとへ移動

今回夫が買ったのはうどん わたしはざるそば

この日は夫がペコペコでしょうがなかったそうで
はやく食べるためにせめてもの気持ちでじぶんのは温め不要のものに
(外は暑いし、おそば食べたかったからちょうどいいなと思って)

ベトナムにいただきますのような習慣はないけど
そろっていただきますをしたいと伝えているから、いつもそろって食べる

だけど、夫のうどんは温めても温めてもややぬるい

わたしたち以外誰もいなかったので、チンしては席で確認を繰り返す
私「一度にまとめて長く温めてみたら?」と言った時

現 れ た

お惣菜パンと、お弁当をたくさん買ったおじさんが!

そのおじさんは、レンジの前で仁王立ちをして

レジ袋からひとつずつパンを出しては温める

しかも 1つのパンに3分くらい温めをする

チン、、、  チン、、、  チン、、、

と数分ごとにずっとレンジの音がする中

夫はややぬるいうどんをどうしても温めて食べたくて待つ

15分経って パンがなくなったところで

お弁当がまたどさっと袋から出された

夫「ゼンブイマタベルナノ、、?」と小声で聞かれるけど

わからない 家にレンジがないからまとめて温めるのかなと思い

泣く泣く退散することに、、

帰り道 夫がいいました
夫「キライネ ニドタベマセン コラシメマス」


フタを捨ててしまい、片手に息子を抱えた状態でうどんを持ち帰ることになった夫


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