短編恋愛小説①
高校生の夏休み。主人公の女子高生・結衣は、毎日のように友達とプールに通い、夏の思い出を作っていた。
そんなある日、プールで目が合った男性・涼也(りょうや)に一目ぼれした。涼也はたびたびプールに現れ、結弦と仲良くなっていく。やがて、二人はデートをするようになり、仲が深まっていった。
しかし、遠距離恋愛をしているという事実が明かされ、心が揺れ動くことになる。結弦は、距離を乗り越えるべく、涼也と日々を大切にすることを決める。涼也もそれに同意し、二人は遠距離恋愛をスタートする。
それからというもの、結弦と涼也の日々はスカイプや電話で繋がることが多くなる。お互いの声に、胸が高鳴り、互いのことを知らないことがなくなっていく。そして、涼也と再会できる日を待ち望むようになった。
半年後、涼也と再会するために、結弦は旅費を工面し、涼也が住む街に向かった。再び会った涼也は、やはり結弦の心を揺さぶる。お互いが待っていた距離感が、より一層深まった。
デートを繰り返すうちに、距離という壁が涼也と結弦の間に建ち上がるように感じた。しかし涼也は、遠距離恋愛であっても、お互いが好きでいられることを教えてくれた。結弦は、涼也との出会いが人生の宝物だと実感し、彼との遠距離恋愛を全力で乗り越えることを決意する。
その後、月日が経ち、結弦と涼也は大学に進学することになった。二人は、今度は同じ学校で暮らし、日々を過ごすことに。いつしか、遠距離恋愛をしていた頃の、お互いの声を思い出すこともなくなった。そして、新しい出会いや環境に恵まれ、結弦と涼也は最高のパートナーとして、愛し合いながら大きな一歩を踏み出していった。