竹林 ふかまり 瀞 純米吟醸無濾過生原酒(丸本酒造:岡山県浅口市)
近くであまり取り扱いがないので、初めて見たに近いのですが手にとってみました。竹林ブランドは限定流通とのことです。丸本酒造の田んぼで昭和62年から山田錦を栽培し、竹林寺山から流れる伏流水を使用し作っているので、ドメーヌ蔵と言うのでしょうか。しかも、中汲みを-5℃で生熟成してできたお酒とのことです。
このようなこだわりがストーリーとなってお酒を飲む人に伝わって欲しいと思っています。ストーリーを知っているお酒や作っている人の顔を知っているお酒は大切にしたくなりますし、自分がファンになるお酒はそのようなきっかけが多いと思います。ウェブサイトやSNSなどで調べつつ日本酒を飲んでみるのはどうでしょうか。新たな気づきとちょっと違った味わい方ができると思います。
飲んだ感想
とろっとした飲み口で、飲んだ瞬間に甘さが広がり、強い旨味がぶわっと広がります。口の中に余韻として残る甘さはコクのある蜂蜜のような雰囲気です。度数は18.3度と高目で、ロックやソーダ割りも良いとラベルに書いてあったので、ロックで飲んだら、甘さと旨味に大きな変化はなく、さらっと飲めるように変化をしました。炭酸で割って飲むとしゅわしゅわ感が爽やかさを醸し出し、ロック同様お酒が薄くなるわけではありませんでした。口の中に残る苦さがさらに爽やかさを印象づけていて、トニックウォーターのような雰囲気も感じます。
これはぜひ一度飲んでみてください。岡山に行きたいなぁ。