産褥アマさんとの1ヶ月。マレーシアから日本のワンオペを想う。
出産後4週間、住み込みの産褥アマさんのお世話になった。産褥食を作り、赤子のケアをし、夜中も赤子にミルクをあげてくれる素晴らしいサービス。こんなに休める1ヶ月間は、私の人生に二度とやってこないかも。
アマさんが赤子を見てくれるので、この1ヶ月は上の子との時間も取れた。「一人っ子」から突然「姉」になってしまった3歳の娘。嫉妬して弟嫌いになることを懸念していたけど、アマさんが赤子を担当してくれるおかげで、軟着陸できた気がします。
よかったこと。
- 食事がおいしい
- 娘が赤ちゃんに嫉妬しにくい
- 娘の相手もしてくれる
総じて、とにかく楽
悪かったこと。
- 新生児と戯れる時間が短い
キッチンが汚れたとかお節介が過ぎるとかのデメリットもあったけど、メリットが上回りすぎてどうでもよかった。夫は育休取れないし、日本の実家も頼れないし、アマさん居なかったら帝王切開5日目から新生児&3歳児ワンオペだったと思うと震える.. 特に、帝王切開や2人目以降の出産には必須では。
※アマさんとの同居に疲弊した人もいるので、相性次第だとは思う。
...「必須」と書いたけど日本にはそんなサービス普及してないよね。誰か頼れる人が居ればいいけどさ。夫にも親にも頼れず、退院直後からワンオペしてるママさん、きっと居るよね。更に夫の世話までしてたりして。どんな地獄だよ...
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4週間一緒に暮らすと、アマさんはもはや家族のようで、業務最終日には泣きそうになりました。アマさん的には、1年に何度も繰り返される業務完了日だと思うのだが、我が家にとっては二度と無い1ヶ月なもので。
毎朝起きたらキッチンから包丁の音と美味しそうな匂いがして、自分の幼少時代を思い出した。幸せなものだね。 (実家の寝室とキッチンは階が違ったので、実際の記憶ではなく妄想だと思うが)。
私は料理に手抜き一直線なので、早朝から料理の匂いと包丁の音がする家庭は作れそうにない。。でも、子供たちが幼少時代を思い出したときに、何かしら温かい気持ちになってくれたらいいなと思う。
しかし日本の育児環境って過酷よね..