AIに命令される?マレーシアのコロナ対策"HIDE"

５月８日に突然マレーシアで発表されたHIDE(Hotspots Identification for Dynamic Engagement)リスト。

AIが感染リスク高いと判断した施設を政府がHIDEリストとして発表し、該当施設はすぐに３日間営業停止になる政策です。なんと強引な...。 普段頼りきっている店が、ほぼ全てリストに引っ掛かってしまいました。

私がそのリストを見たのは、子供の寝かしつけを終えた８日の夜中。翌朝、本当に近所のモールが全停止していました。スーパーマーケット難民...

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..とfacebookで呟いたら、日本の友人から色々突っ込まれたので補足します。

⭐どうやってHIDEリスト対象施設が決まるのか

過去7日間の感染者データを使用し、感染率の高い(ホットスポット)施設や店舗を予測し、事前にアラートを発信するらしい。

マレーシアではコロナ対策アプリ(Mysejahtera)が普及しており、店舗入店時にアプリで入店記録を残すことが義務づけられていますが、HIDEもこのデータを使っているとのこと。

※そういえば昔、「データが命だ」と上司に言われたな。日本にもコロナ対策アプリがあったと思うが、どうなったんだろう。。

⭐即時営業停止とか無茶苦茶では？

...そういう国なので....。。店側も相当混乱してそうでしたが、リスト発表翌日にはきっちり閉まりました。

※うちは、冷蔵庫がほぼ空で「明日買い物に行こう」と思っていたタイミングだったので、結構な打撃。

生き残ったモールのスーパーは大混雑し、棚が空っぽになったそうです(我が家は他の小売店で凌いだので、確認できてない)。

次は、大混雑したスーパーが営業停止を食らう未来しか見えません..。

⭐で、結局どうなったの？

ショッピングモールや小売業者からも「リストが不正確だ」「予告から実施まで急すぎ」等の抗議が寄せられているとニュースで報じられていました。

１回目のリスト以来、新しいリストが発表されていないので、今後どうなるのか分かりません。何かしら改善されるのか、このまま消え去るのか、また突然リストが発表されるのか。

※こうなるのは予測できそうな気がするけど、とりあえずやっちゃうのはマレーシアっぽいですね。

日本だと、数ヶ月議論した挙げ句「時期尚早」「営業妨害」とか言って実現しなさそう。(実現したとしても営業停止命令じゃなくて「営業自粛願い」ですね、きっと)

マレーシアでは強制力はあるものの、国民が抗議の声を挙げられるのは、まぁ健全とも受け取れるのかなぁ...

AIが作ったリストにより、近所が３日間ゴーストタウン化 & 買い物客がパニックになり、なんかSF映画みたいな怖さを感じました💦

とりあえず、１週間分の食料を切らさないようにしようと思います...

ではでは。明日もいい１日になりますようにー！