オススメのラム酒3選
おはようございます、こんにちは、こんばんわ、ボーダーラインですm(_ _)m今日は、お題のとおりラム酒について書いていこうと思っています。
元々ボクはお酒の中でウィスキーが一番好きなのですが、
ラム酒も美味しいよ!と2年ほど前に友人のおやたけさんから紹介され、
それから色々飲んでいくうちウィスキーと同じくらい好きになってしまい、
今では常備しているボトルがウィスキーより多くなってしまいました;。
ラム酒(サトウキビ由来のお酒)と言っても、様々な種類があるのですが、
個人的にはダークラム(樽で長期熟成したラム酒)が好きで、
カラメルやメープルシロップを思わせる見た目と香りのものを
選んで購入するようにしています。
一般的にラム酒というと飲んだことがあるというよりは、
お菓子作りの香り付けによく使われるイメージがあると思いますが、
ロックやストレートで飲んで美味しいのはもちろん、
コーラと割って飲むラムコークや、炭酸水で割るラムハイボールなども、
夏の暑い日などには最高に美味しいと思えます。
アルコール度数が平均して40度程度とウィスキーと
似たような飲み方が出来る為、元々ウィスキーを常飲されている方ならば、
ラム酒も好きになる可能性が非常に大きいと思われます。
また、ダークラムは甘く飲みやすい銘柄が多い為、
もしかするとウィスキーより取っ付き易いかもしれません。
そんなこんなで、約2年の間で約37銘柄ほど色々買ってみたり、
その他にもバーで20種類以上試しに飲んでみたりと、
ある程度の経験値を積むことが出来ましたので、
その中から特別美味しかったものを
今日は厳選してご紹介させて頂ければと思っております。
また、その中でもボトル単価7000円以下で買えるものに絞りました。
加えて癖が無く飲みやすいだけでなく、
本当に美味しいと思えるものをチョイスしたつもりです。
はじめてボトルを買う際の何かの参考になれば幸いです;。
そして、惜しむべくはこんなに美味しいお酒なのに、
周りで飲んだことがある人がほとんどいないということです。
ある意味、あまり知られていないからこそ原酒が枯渇せず、
安定供給がなされているということでもあるのですが、
やはり貴重で美味しいものは皆で分かち合い、
その美味しさを楽しく同士と語らい合いたいという気持ちが勝ります。
僭越ながらそのような想いから、
ラム酒の美味しさをもっと広く知って頂ければと思っております。
前書きはこのくらいにして早速となりますが、それではまず第3位から。
<第3位:サンタテレサ 1796>
ラム酒愛好家の方の中では、わりと有名な銘柄だと思います。
ベネズエラ産3大ラムの一つとして数えられ、
最長35年熟成原酒をブレンドしつつ、ソレラシステムで更に6年間熟成。
ベネズエラ最古の蒸留所にて220以上続く伝統的な製造方法で作られた、
受賞歴多数の誰もが認める最高峰のプレミアムダークラムです。
ちなみに1796とはサンタ・テレサ社の創業年だったりします。
現状だと5500円前後で入手可能なはずです。
香りは優しくマイルドで、まず上品な黒糖やハチミツの香りが目立ち、
次いでメープル、更にその奥に若干の発酵バターやバニラが潜んでいます。
さらっとした割とライトな酒質にも関わらず、
マイルドなビターさと優しい甘みの余韻が長く続き、
最後まで優雅な香りが非常に心地良です。
アルコール感も35年という長期熟成原酒が含まれていることから、
驚くほど軽やかかつスムースで尖った部分などは全くありません。
恐らく度数を知らずに飲んだならば、
40度もあるお酒であることは気付きもしないはずです。
また香りにイヤなクセも無くあまりに飲みやすい為、
気付くと泥酔なんてこともありますので、
どんなに飲みやすくても40度もあるお酒ということを忘れず、
チェイサーなどを用意して空きっぱらにいきなり飲まないように、
どうかご注意下さい;。ボク自身も映画を見ながらちびちび飲んでいたら、
いつの間にかボトルの1/3程度を飲んでしまい、
さほどアルコールに強くもない為、
歩くのがやっとというほど酔ってしまったことがあります;。
要はそのような注意が必要なほど美味しく飲みやすいということです。
ラム酒は飲んでから香りが鼻に抜けるまで、
味わいが一辺倒な銘柄が多かったりもするのですが、
サンタテレサ1796はコニャックのニュアンスを感じると評されるように、
奥行きをかなり感じる為、飲み飽きさせません。
また、円やかで品のある味わいなので女性にも人気の銘柄のようです。
ボトル形状や外箱もウィスキーの高級銘柄を彷彿とさせる見た目ですし、
お酒が好きな方への贈り物にも最適なのではないでしょうか。
実際、サンタテレサ1796を贈って貰えたら、間違いなく嬉しいはずです。
こんなに美味しいラム酒なのに、何故3位なのか?と言いますと、
味わいがあまりに上品で洗練され過ぎている為、
ウィスキーやラム酒を飲み慣れている方ですと、
もっと飲み応えのある銘柄を希望されることも多いと思いましたので、
サンタテレサ1796を今回3位と位置づけました。
人によっては、本銘柄が一番好きになることも十分有り得るほど、
安定感があり美味しいお酒ですので、今回順番付けにとても悩みました;。
ただし、飲み飽きさせないという部分については、
相当な高いレベルにあると思えますので、
ラム酒好きとしては必ず一本は手元に置いておきたい銘柄です。
ちなみに、このサンタテレサ1796を使用した
パウンドケーキなども販売されておりまして、
非常に美味しいので興味がありましたら、
ぜひ下記のURLより覗いてみてくださいませ≧[゚ ゚ ]≦ チョキチョキ
しっとりした舌触りとラム酒の香りがマッチしていて、
かなり贅沢な気分を味わえるかと思います。
サンタテレサ1796は、銘柄名に社名を冠しているだけあり、
驚くほどの完成度を誇る名酒です。
35年原酒が含まれていながら5500円前後で購入出来るというのも、
恐ろしいほどのハイコストパフォーマンスだと感じます。
ラム酒界の良心であるとバーのマスターも仰っていましたが、
ボクも全くそのとおりであると思っております。
ぜひラム酒に興味を持って頂いた際に、一度飲んでみて頂きたい銘柄です。
<第2位:ロン ロイヤル センテナリオ 20年 システマソレラ フンダシオン>
こちらはコスタリカ産の中南米を代表する極甘口のダークラムになります。
センテナリオインターナショナル社が製造していまして、
熱帯雨林の熟成庫にてスコッチ樽で長期熟成を行っているからか、
開栓したと同時にラムレーズンのような香りが鼻腔をくすぐります。
匂いを嗅いだだけで「あ、これは絶対美味いやつや…」と分かるほどです。
価格自体は6500円前後で販売されていることが多く、
ミドルクラスの中では高い部類に属していると思われます。
価格自体は安定していてあまり上下することはなく、
今のところ大体いつでも同じ価格で買えることが多いです。
素晴らしいのは芳醇な濃い香りだけでなく、
味わい自体も濃厚な甘さとカラメルのほろ苦さが最初にきて、
中盤からほどなくカスタードクリームと焼きリンゴのニュアンスが表れ、
終盤から後味においては少しバタークッキーを連想させられます。
先ほどご紹介させて頂いたサンタテレサ1796とは打ってかわり、
舌が思わずキュッとなるほどの濃いみたらし感があるからか、
どことなくシェリー樽ウィスキーの名酒である、
グレンアラヒーやグレンドロナックに似ているなと思ったりもします。
また、その濃厚さからか、やたら飲み応えがあるというか、
飲んだ後に何か凄い満足感のあるラム酒だなと感じるはずです。
このロイヤル センテナリオ20年も総じてクセが無く飲みやすいです。
サンタテレサ1796ほどではないにしろ人を選ばない懐の深さを
有しているように感じます。
かなり重さを感じる濃い目の甘さを有している銘柄ではありますが、
甘さ自体に不自然さがないことから、
ベトッとしたイヤなしつこさは全くありません。
余韻の長さも適切で長過ぎず短過ぎず、適度な塩梅ではないでしょうか。
本銘柄もソレラシステムを用いて製造されているのですが、
先ほどから名前の出てくるこのソレラシステムとは何ぞや??というと、
簡単に書くと以下のようになります。
[ソレラシステム]
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下から上へ古い樽から新しい樽順に積み上げられ、
出荷の度に新しい樽から古い樽へと注ぎ足して、
伝統の味わいを継承し味わいを均一に保つシステム。
樽を3~4段の列を成して積み上げ、最下段の樽はソレラと呼ばれ、
最も年数の古い原酒が入っている。
段が上がるごとに少しずつ若い原酒が入った樽となり、
出荷時には最下段樽(ソレラ)から適量を抜き取り、
その抜いた同量を上段の樽から古い樽に補充していき、
それを一番上の段まで順に繰り返えしていく。
このように常に継ぎ足しを繰り返し、
古い原酒の個性を若い原酒が受け継ぎ、
味を均一化する手法をソレラシステムと呼ぶ。
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というように、かなり手間の掛かる熟成方法となります。
おかげで、いつでも味にバラつきなどなく、
高いクオリティを期待しつつ安心して購入することが出来る為、
消費者からすると本当に有り難く嬉しいですよね。
話は少々脱線してしまいまいましたが、骨太かつ飲み応えがあり、
重厚間たっぷりのダークラムが飲みたいということであれば、
本銘柄が打って付けだと思えますので、
こちらもぜひ飲んで頂きたいなと感じています。
特に極甘口のダークラムということもあり、冷える夜に
このロイヤル センテナリオ 20年で、
ホットバタードラムカウなどを作ると、大変美味しいですよ!。
また、20年の他にも上位クラスとなる25年や30年も存在しておりますが、
熟成年数が上がるにつれ甘さがマイルドになり、
樽の特性がより一層加味されていくことで香りの複雑さが増し、
味わいも洗練されていく印象です。正直、どれも大変美味しいので、
どれを買っても高い期待に応えてくれることかと思います。
<第1位:ロン サカパ センテナリオ 23年 ソレラグランレゼルヴァ>
最後はこちら、ロンサカパ センテナリオ 23年です。
恐らく、ラム酒に詳しい方なら、その名を知らぬ者はいないと思えるほど、
間違いなくダークラムの筆頭候補なのではないでしょうか。
「一番美味しいラム酒と言えば?」と酒屋さんやバーなどで質問しても、
まず一様に口を揃え「ロンサカパ23年」と返答をされることでしょう。
そして、もしもこの銘柄でさえ美味しいと思えない場合は、
ラム酒自体を諦めた方が良いとさえ言われることが多いです。
それもそのはず、世界中のコンクールで金賞を取り付くし、
あげく国際ラムフェスティバルのプレミアム・ラム部門で、
5年連続金賞を受賞し初の殿堂入りとなっており、
紛う事なく世界中のラム酒愛好家から支持されるプレミアムな銘柄です。
もはや強過ぎて(美味し過ぎて)どこも勝てないからなのか、
もう許して下さいと殿堂入りにさせられてしまった感も否めません(ぇー
市場では大体5000円前後で入手可能となっており、
超有名銘柄ということも手伝ってか、
大きな酒屋さんに行けば大体置いてあることが多く入手も容易です。
本銘柄はコーヒーの生産地としても有名なグァテマラで製造されています。
海抜2300mの世界で一番高い場所にある蒸留所にて熟成が成されており、
この熟成庫は雲よりも高い位置に立地していることから、
最も天国に近い蒸留所と呼ばれていたりもします。
そして、普及価格帯のラム酒は通常ですと、
砂糖を精製するときに出る副産物であるモラセスから製造されるのですが、
ロンサカパ23年に関してはそのモラセスではなく、
サトウキビから絞った一番絞り汁(バージンシュガーケインハニー)を
特別なパイナップル酵母を使用しつつ、先述したソレラシステムにて、
長期熟成させ製造していたりします。これらの要因から、
唯一無二の世界一美味しいラム酒という評価を世界中から得ています。
あと、ちなみにラム酒の銘柄名の頭にロンと付くのは、
スペイン語で言うラム酒のことであり、スペイン語圏のラム酒の銘柄には、
大体ロン~と名のつくものも多かったりします。
つまり、ロン サカパ センテナリオ23年 ソレラ グラン リゼルヴァとは、
「サカパ市100周年記念の23年物のラム酒(ソレラシステム長期熟成)」、
という意味だったりします。
ここまで概要をつらつらと書いてしまいましたが、
肝心の味わいについては、もう何と言うか、
「めちゃくちゃおいしぃ」としか言いようがありません(オイ
あまりの美味しさに、IQ2みたいな観想しか出てこないのも、
至ってしかたないことなのですが、ただこれでは何も伝わらないので、
頑張って言語化していきたいと思います;。
まず香りは、少しもアルコール感のない柔らかく甘い香りから始まり、
澄んだ黒糖、焦がしカラメル、バニラ、シェリー、ドライフルーツ、
次いでアプリコット、ナツメグ、ヘーゼルナッツなどが奥行きに現れ、
鼻に香りが抜けていく頃にはバタースコッチ、オーク樽の余韻へと変化し、
焼き菓子のような、完熟したフルーツのような、
一言では美味く形容することが出来ない香りなのですが、
これ以上完璧なバランスがあるのかと思ってしまうほど、
素晴らしいハーモニーを奏でてくれていると感じていて、
本銘柄は個人的に飲むスイーツであるとさえ思っています。
思わずベタ褒めしてしまいましたが、3~5倍以上する金額の銘柄でさえ、
ここまで何の嫌味もない上質な芳香を放つラム酒は早々ありません。
飲み終えて空いたグラスからでさえ、ラムレーズンアイスのような、
艶のある芳醇な非常に良い香りが長時間漂ってきますので、
ずっとグラスを嗅いでいたくなるほどです(ぇー
酒質もサラサラとし過ぎず、ドロっと重くなり過ぎず適切な塩梅で、
口に含むとじんわりと舌が温かくなり、
まろやかな自然で優しい甘みが全体に広がっていきます。
後味には高級なシェリー系ウィスキーを彷彿とさせるような、
レーズン感やビターさがあり味の変化のグラデーションも明確ですので、
飲み飽きるというようなこともありません。
度数の高いアルコール特有の尖りもないですので、
嚥下する際も咽るようなことはないはずです。
また、暑い日には炭酸水で割ってラムハイにしても非常に美味しくて、
どことなく後味に夕張メロン感が出てきて面白いです。
他にも定番のホットバタードラムカウやエッグノッグ風にしても最高です。
カクテルにするのは面倒であるというとであれば、
若干温めただけでも香り立ちが更に良くなり十分美味しくなりますので、
ぜひ試してみて頂きたいなと感じます。
あと、ダークラム全般に言えることですが、
ロンサカパは特にバニラアイスやパウンドケーキにかけると、
病み付きになってしまうほど美味しいです、どうかご注意くださいませ。
このように、あらゆる観点から見ても完成度が非常に高く、
価格を考えればバーゲンセールと言っても過言ではないと感じます(ぇー
まだ一度もラム酒を飲んだことなく、
どれから飲んで良いか分からないということであれば、
ロンサカパ23年から試して頂ければ、まず間違いないはずです。
そこから葉脈を拡げるように様々な銘柄を試していったとしても、
結局これが一番美味しいのだなと思ってしまうかもしれませんが、
経験値や理解度が増えた後にロンサカパ23年を飲むと、
より一層美味しく感じられるはずです。実際、ボク自身もそうでした。
そして、本銘柄を十分に堪能しきった後、
恐らく上位クラスのロンサカパXOが気になり始めるかと思いますが、
どうか安心してください。こちらも死ぬほど美味しいですので、
膨らみきったその期待を裏切ることはまず無いかと存じます。
以上となります!、いかがだったでしょうか。
もしこれでラム酒(ダークラム)に少しでも興味を持って頂けて、
ラム酒愛好家になって貰えたならば、本当にこのうえなく嬉しく思います。
ぜひX(旧twitter)やイベント会場でラム酒の美味しさについて、
熱く語り合いたいと感じます。とても楽しみでなりません。
今回は予算上限を7000円までと設定致しましたが、
上限を15000円程度まで引き上げると、
ロンサカパ センテナリオXOやロン ロイヤルセンテナリオ30年、
はたまたロン マツサレム グランリゼルヴァ23年など、
高級銘柄クラスが視野に入ってくるとは思うのですけれど、
また機会を作ってご紹介させて頂ければと思っております;。
長くなりましたので、本日はこの辺りで失礼致します!。
それでは良きラム酒ライフをお過ごし下さいませ!ノシ
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