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四万十町の高校生への講演
高知県・四万十町で、高校生達に講演をしてきた。
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▼この記事はこんな人が書いています
講演を企画したのは「じゆうく」という名の、塾に該当する施設。
みなさんエネルギーがすごい。高校生もそうでしたが、スタッフのみなさんや他のゲストの方達も粒ぞろい。
私の他のゲストの方はこんな人達。
・「自由表現の場づくり」を本業とするアーティスト
・元少年院の教官で、今は障害児支援施設で働く方
・自然体験を教育に取り入れる取り組みをしている昆虫の研究職員
・日本に100店舗レストランを展開した後、今は阿波踊りでチームビルディングをしている男
みなさま本当に「意義を感じながら、裁量権のある仕事をする」ことを実現されており、これって本当に大事だし素敵なことだと実感した。
イベントの順番が面白くて、
最初に6名程度の高校生と1時間ほどディスカッション
↓
ディスカッション内容を高校生が発表
↓
40名程の高校生に講演
↓
懇親会
という流れだった。
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講演内容
今回テーマとしては、「【将来を考えるにあたってハードルとなるもの】を高校生が考えるきっかけとなる何か」ということで、切口として「不安」というキーワードで講演内容を作るものだった。
私が行った講演タイトルはこれ。
「不安になった私がやり続けてきた、たった一つのこと」
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要は不安を感じたら行動を起こせと。
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過去の自分にも言ってやりたい。
行動を起こしたもん勝ちやぞ、と。
そして高校生の私は「行動」の意味もあまり分かっていなかった。
行動とは、きっとこういうこと。
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つまり、
・やろうと決める事
・人に連絡してアポイントを取る事
・足を運ぶ事
・計画する事
・公的機関で調べる事
・経験者に聞きに行く事
・まとめる事
・動いた結果を報告する事
といった事だ。
要は、手と足を使え。あとは決めろ。ということだ。
ネットで検索とかは確かにある種の行動で必要でもあるが、「行動」にカウントしない方が吉だ。
時間だけが過ぎるリスクがある。
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・・・みたいな事をエラソーに話した。
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そして高校生との懇親会
みなさん、本当にまっすぐぶつかってきてくれた。
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ここで思いがけず、私の秘められた才能が芽を出す事に。
題して「行った方が良い国占い」。
こんな具合だ。
最初に1分ほど話してからこう伝える。
「・・・トルコですね、あなたは。
あなたはきっと、日本で生きづらさを感じています。スペインに行き、自分を解放する感覚と方法を手に入れたはずなのに、どうも日本では自分を解放できない。
なぜなら、保守的な空気を読んで、人のために先回りして動こうとする自分がいるからです。
トルコは保守的な空気のある社会性がありつつも、みんな自分を貫いています。その様子を目の当たりにすれば、『あ、こんな感じで突き抜ければ良いんだ』と心が納得し、ブレイクスルーが起こることでしょう・・・。
・・・知らんけど。」
「・・・あなたは韓国に行くと良いでしょう。
きっとあなたは今美容やファッションに興味がある。
韓国はその分野ではパイオニアだ。そのきらびやかな世界に触れるというのが、まずあなたにとって楽しいはず。
でも、きっと賢いあなたは帰国して少ししてから考えるはずです。「本当の美しさって何だろう?」と。
内から出てくる、「自分はこれで良いんだ」という感覚こそが、美しさの源・・・かどうかは分かりませんが、いずれにせよ自己受容をより大きくするための一つ目のステップとして、韓国はあなたに良い刺激になることでしょう。
・・・知らんけど。
まあ、まずは何も考えずに、普通に楽しんで来れば良いと思いますよ!」
やり始めると、みんな本当に驚いた顔で
「えええ!ちょっと話しただけなのに、ゆーじさんはなんでそんなに僕/私のことを分かってくれるんですか?!!」
と聞かれるので、
どうやら私には占い師の素質があるらしい。汗
私自身、数多くの、全く異なるタイプの悩みを抱えて来た。
そして、数多くの、全く異なるタイプの多国籍な人と過ごしてきた経験もある。
その組み合わせで、話している相手が、何がきっかけでブレイクスルーしそうかという「勘」が働きやすいからできたのかも?
新たな商売チャンスか?笑
前後の時間
講演の前後の時間も本当に楽しかった。
お寺に泊めていただいたり、
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ジョギングをしたり、
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街を案内していただいたり、
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名物のカツオをご馳走いただいたり、
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その間のスタッフの方やゲストの方との絡みがとにかく面白かった。
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スタッフとゲストを中心に「濃いキャラの会」でも作れるんじゃないだろうか。
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感じたこと
とりあえず、スタッフの皆様の、ありえないぐらいの熱量に感化された。
生徒さんの将来を想うパッション。
スタッフさま同士の熱い会話と繋がり。
そしてこれまたありえない熱量でのゲストに対するおもてなし。
もうね。
魂がこもりまくってるわけですよ。
節々に。隅々に。
事前のミーティングからの気遣いに満ちたやりとりや、
「いやいやオレマジでそんなに偉くないから!!」と心の中で何度思ったか分からないぐらいめちゃめちゃ丁寧なコミュニケーション、
最高の居酒屋、食事処、お土産物屋さん、さらには深夜のディープな四万十町まで色々案内していただき、、、
とにかくありがたい、ありがたい、ありがたい・・・!!
企画運営に多大なエネルギーが割かれまくっていた。
しかもその案内してくれるスタッフさん達の人生経験が厚くてアツくて、ようするに変態いちいち面白い。
あと一週間ぐらいここに居座ろうかな(←迷惑)と思っちゃうぐらい素敵な時間だった。
スタッフのみなさん、ゲストのみなさん!今後も人生を通してよろしくお願いします!
* * *
そんなわけで、私にとっては四万十町でのこの時間は、めちゃめちゃ有意義だった。
1年を通して見ても、恐らく記憶に残る時間になるに違いない。
いや、そりゃもてなされて(ちやほやされて)嬉しかったというのももちろんある。
だがそれ以上に、
「アツい人達との関り」
そして
「自分だからこそ持っている経験というリソース」を、誰かが必要としてくれている。
・・・この感覚だ。
経験を、相手が使える形でアウトプットし、それが伝わった時に相手の目が輝く・・・それを実感すること。これはかなり何物にも代えがたい喜びだ。
・・・まあ平たく言えば承認欲求ってことなんですけどね。
あーー、、高校生相手にオッサンの自我まみれの承認欲求を満たすとかサイテー。という天の声がどこからともなく聞こえてくる気もするが、
いいじゃないか。Win-winということで。
頼むからそういうことにしておいて。
まぁ、反面教師でも何でも良いけど、なんらかの刺激にはなったんじゃないか??
というわけで、高校生や大学生に何か刺激を与えたいと思っている方。
呼んでください。
どこにでも飛んで行きます!!
▼過去は他にもこんな講演を行いました。
* * *
余談だが、この話をいただいたのが2ヵ月程前だったのだが、資料を用意するにあったって不安について考えた時、
「あ、最近不安感じること少ない→チャレンジの数が少ないのかも」
と思い当たり、反省して行動に結びつけるのに良いきっかけとなった。
そしておかげ様でそれ以降はかなりチャレンジングなライフスタイルを展開しております。笑(毎月10都市に出張に行き、500名の経営者と顔を合わせる等)