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台湾の「客家花布」をご存知ですか?

日本と台湾を結ぶ「客家花布」の物語

色鮮やかな花柄が美しい「客家花布(ハッカファーブー)」をご存じですか?台湾旅行の雑貨店や市場で目にしたことがある方も多いかもしれませんね。
この布地は、客家(ハッカ)と呼ばれる台湾の少数民族の文化を象徴する伝統柄です。台湾各地で親しまれていますが、その華やかさは、日本の昭和時代の懐かしさとも通じる部分があるのです。

昭和の日本と客家花布の意外な共通点

客家花布の特徴は、大胆な花柄と鮮やかな色使い。そのルーツを辿ると、20世紀初頭に中国から台湾へと伝わった花布文化に行き着きます。一方、日本でも同時代、明るい花柄が着物や日用品に取り入れられ、特に昭和初期から戦後にかけて人気を博しました。
当時の日本は物資が限られる中でも、「明るい柄で心を元気に」との思いが込められていたのです。この背景は、客家花布の鮮やかさが客家の人々の強さと希望を象徴している点と重なりますね。

ちなみに中国語で「花布」とは、そのまま「柄のある布」を意味します。「花」は花模様、「布」は布地そのものを指します。台湾で「客家花布」と言えば、一目で客家文化をイメージできるほど、日常に溶け込んだアイコン的存在なのです。
私の台湾人祖母も、枕や布団のカバーにはこの鮮やかな赤い花布を使っていました。幼いながらに、かわいいな〜いいな〜と思ったことを今でもよく覚えています。

客家花布が繋ぐ日台の心

戦後の日本では「モダンガール」が登場し、華やかなデザインのスカーフやバッグが流行しました。その一方で、台湾でも客家花布がバッグや布巾として日常に浸透。異なる文化ながら、華やかなデザインを通じて生活に彩りを添えるという発想が、日台で共通していたのですね!

近年では、客家花布が台湾のデザイナーやブランドによって現代風にアレンジされ、日本でもその魅力が注目されています。特に、ノスタルジックなデザインは40代の女性にとって、どこか懐かしく、そして新鮮に映るのではないでしょうか。

客家花布に触れてみませんか?

もし台湾を訪れる機会があれば、ぜひ客家花布の小物を手に取ってみてください。台湾の文化を肌で感じるだけでなく、そのデザインがあなたの生活に小さな彩りを与えてくれるはずです。また、客家花布はお土産にもぴったり。大切な人に、「日本と台湾を繋ぐ文化」を届けてみるのはいかがでしょうか?

台湾の美しさと和の心を持ち歩く

「日本の伝統と、台湾の伝統がコラボしたらどんなに美しいだろうか。」
台湾に生まれ日本で育った私は、幼い頃から両国の美しさに触れて育つ中で
自然とそんなことを思うようになりました。

和華ペンケース

畳のホッとするようなあの香りと手触り。
日本の浴衣をも彷彿とさせる台湾レトロな花柄。

二つの故郷を持つ私にしかできない、両国の懐かしいモノの掛け合わせ。
それが、「和華ペンケース」です。

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すでに販売前から予約をいただいている状態ですが
ショップページも急ぎ構築中です。情報は随時更新いたしますm(_ _)m


イ草の香りが優しく漂う華やかなペンケースで
いつでもどこでも「和の心」をあなたのそばに。

華やかな花布に触れるたび、昭和時代の日本を思い出すような温かい気持ちになれるはず。
台湾と日本、それぞれの歴史が重なり合うこの布に、ぜひ一度注目してみてください。

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