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新宿近視クリニックでICL手術をした話
2023年12月、ICL手術をしました。
ICLってなに?
ICL|もっと早く受ければよかったという声を沢山いただいています|新宿近視クリニック (sbc-lasik.jp)
この辺を参照してもらえればと思う。
要は、眼の中にコンタクトを入れちゃう!って手術である。
ICLをしようと思った経緯
トライアスロン競技に主に注目して、ICLをしようと思った経緯について述べる。
朝練のたびにコンタクトをするのが面倒くさい
私は平日・休日を問わず、朝にトレーニングをするルーティンとなっている。
もともとドライアイなので、朝イチでコンタクトをして仕事に行くと、1日中コンタクトを付けることになり、午後からはドライアイでまともに目が開けられなくなったり、眼精疲労由来の頭痛が生じることも多々あった。
対策としては、事務所にメガネを持ち込み、事務所でいったんコンタクトを外す(そして自転車通勤なので帰る前にまたコンタクトを付ける)ということをしていたが、一日に何回もコンタクトを付け外しするのが面倒でしかなかった。
トレーニング中に目が開けられなくなる
また、ロードバイクが長時間の競技であるがゆえに生じる問題であるが、
長時間外で風を浴びていると、ドライアイなので目が乾いてくる。
ライド後半は、目が空かなくなってくることが多い。
また、そうでなくても、偏光レンズのサングラスだとトンネル等、突如暗い場所に差し掛かると、サングラスを外さざるを得ないことがある。
こんなときにも、目が空かないので困っていた。
TTヘルメットでバイザーを付けたくない
ここまでくるとかなりニッチな話になるが(笑)、
(暑い時期に)TTヘルメットでバイザーを使いたくないという目的もある。
というのも、バイザーではなくサングラスにすると、TTポジションはただでさえずっと上を向いているので、サングラスの上部から容赦なく風が入ってくる(どんなサングラスであっても)。
そうすると、サングラスを付けていようがコンタクトが乾いてしまうので、バイザーを付けざるを得なかった。
バイザーは完全に風をシャットアウトすることができるので、ドライアイの問題は生じないのだが、
暑い時期にTTヘルメットでバイザーを付けるのは、まー暑い。
コンタクトを付けなくても良ければ、サングラスでもよいので、暑い時期でのトライアスロンレースに向けて、これもICLをしたいと思った理由の1つである。
手術をした病院・費用
手術をした病院:新宿近視クリニック
【新宿近視クリニック】レーシック手術・視力回復を東京で (sbc-lasik.jp)
twitterで軽くICLをした人の体験談を募集したところ、IKDさん(あの富士ヒル優勝の!)から、新宿近視クリニックでICLをしたという体験談をいただいた。
新宿近視クリニックはSBCグループの病院。
前に知り合いから聞いたら、ICL手術自体は難しい手術ではなく、量をこなしている病院であれば基本的に問題はないということだったので、費用が安いということもあり、新宿近視クリニックに決定。
新宿近視クリニックから後に説明も聞いたが、費用が安い理由は
「薄利多売で大量入荷しとるから安いだけで、どこも同じレンズ使っとるよ」
とのことだった。
費用:41万円(税込)
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私が手術を行ったときには、「平日キャンペーン」として5万円引きキャンペーンをやっていたので、それが適用された。
(手術前検査、ICL手術、翌日検査、1週間後検査を全て平日に入れないといけなかった。)
平日キャンペーンじゃなくても、友達紹介で紹介者、被紹介者の双方にキャッシュバックがあるらしいので、それを使えば数万円割引になると思う。
体験談
以下、小生の体験レポをお届けする。
ICL検査(2023/11/8)
手術できるかどうかの検査。
なんか色々目薬を差されて検査する。
この後の検査でもほぼ毎回そうなのだが、瞳孔を拡げる目薬を差されるので、検査後しばらくは、老眼のような状態になり、スマートフォンの画面等、近くが全く見えなくなるので注意が必要である。
検査だけではなく、ICL手術の概要やメリット、アドバイザー?の体験談とかも聞く。
もう手術することを決めて来ているのに体験談とかマジでいらんかった。はいはいと適当に流して終わり。
このときに、「ハロー・グレア」なるものを初めて聞いた。
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こういうの。
光の周りに円ができたり、眩しくなったりするようになるが、
・手術後は結構強いけどそれなりに軽減される
・完全に無くなるということはないが、徐々に慣れる
という説明を(何度も)聞いた。
「慣れる」というのがイマイチわからなかったが、まあそこまで影響はないだろうとあまり気に留めなかった。
手術当日(2023/12/4)
総時間は日帰りで2時間半くらい。
受付・内容説明(20分)
↓
洗浄・瞳孔拡大・麻酔のための目薬複数回(30分)
↓
手術(片目20分×2)
↓
様子見(30分)
↓
検査(10分)
確かこんな感じのスケジュールだった。
とにかく手術前にめちゃくちゃ目薬を差される(笑)
「片目20分程度でお手軽日帰り手術!麻酔かけるので痛くない!」
みたいなのが事前にアナウンス・PRされていたので、それこそ目にコンタクトを普段入れるくらいの心づもりで全然緊張したり身構えたりしていなかったのだが、
実際の手術は思ったよりもしんどかった。笑
まずは目を閉じてしまわないよう、眼の周りにテープを貼られる。
この時点で「ウッ」となる。
その後、顕微鏡を当てられ、手術中はずっと光を見続けるように言われる。
これが結構眩しくてキツイ。
ムズ痒いというかなんというか、何とも言えないが眩しいのに目を背けらず閉じることができないという苦行を強いられる。
その状態で、いよいよ手術に入る。
麻酔おかげで痛くはないのだが、圧迫感がすごい。
何をされているのかは全く分からないが、感覚としては目ン玉をグリグリ回されているような感じ。
最後に、消毒液をシャワーのように眼の中にぶっかけられる。
これも痛くはないけど、反射的に目を閉じたくなるのに閉じられないので辛い。
最初から身構えていればそこまで辛くはなかったのかもしれないが、全然身構えていなかったので、
「えっえっなになに!うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
と悶えながら終えた。
手術後の経過
手術当日
感想を羅列すると、
・瞳孔拡大の目薬を差されているので近くはほぼ何も見えない。
・目の違和感が強い。コンタクト10時間付けたみたいな感じ?
・全体的に視界が白い。
・ハロー・グレアがとにかくヤバい。
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誇張抜きでこんな見え方。
いや、これが慣れるなんてあり得んやろ…と思った。
手術翌日
目の違和感は相変わらず強い。
アドバイザーは、「起きた瞬間から裸眼のように周りが見えて感動しますよ!」とPRしていたが、起きた瞬間からコンタクトを付けている、といった感じ。そんなに感動しない。
また、近くはまだ十分に見えない。
これまでの検査では数時間後には元に戻っていたのだが、量が多いのか、翌日でももとには戻らない。
ハロー・グレアが相変わらずヤバい。
当日からほぼ変化はない。
手術翌々日
ハローグレアは大幅に軽減する。
そうとて、全く術前と同じということではない。
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このくらいのイメージ。
相変わらずコンタクトを付けているような違和感はある。
手術1週間後
違和感は徐々に減ってきて、裸眼の感覚に近づいてくる。
ただ、すぐ目が疲れるというか、午後になると急に眼が重たくなる。
眠たいとはまた違う感覚。
見え方としては、翌々日の見え方で固定した感じ。
手術1か月後
装着感はほぼなくなる。
眼が重たくなる感覚も徐々になくなる。
見え方は変わらない。
多分これで状態としては固定したかな?と思う。
感想等
結論は、「やってよかった」。
おはようからおやすみまで、仕事のときも、トレーニングのときも、コンタクト・メガネを付けなくてもよいというメリットは、当初想定していた以上に計り知れないものがあった。
どんな人であれ、ICLはオススメしたい。
費用としても、いわばコンタクトを分割払いで買い続けるか、一括でドンと買ってしまうかということでしかないと思う。
ハロー・グレアは気になり続ける
ただ一点、注意喚起というか、少なくとも裸眼とは見え方が違う点については、事前に知っておくべきだと思う。
それは、ハロー・グレアについてである。
ICLを行っているどこの病院でも、
「ハロー・グレアは慣れます!」という旨アナウンスしている。
術後時間が経たないうちは、夜間で光を見る時にぎらぎらとした感じや眩しさを感じるかもしれませんが、視力が安定してからはハロー・グレア現象が起こる可能性は低いです。ホールICLの穴による屈折現象で光を凝視すると輪っかが見える、という報告もありますが、ほとんど方で感じないのと、時間と共に気にならなくなります。
ハローグレア(ハログレア)現象は、1週間〜数ヵ月程度で改善できる場合がほとんどです。白内障やICLの術後直後は見え方が不安定ですが、時間が経つにつれて安定していきます。ハローグレア(ハログレア)現象も徐々に緩和されて、症状が続いたとしても目が慣れてしまうため、普段の生活で不便に感じることは少ないといえるでしょう。
ハロー・グレアは脳が順応するまでには時間がかかります。眼鏡を持っている方は経験があると思いますが、眼鏡を最初にかけ始めた際に、歪みや、見えすぎて疲れる感覚があったと思います。しかし、段々と慣れていき、しばらくかけているとほとんど気にならなくなると思います。
ICLはレーシックと違いグレアは軽いのですが、ハロー(光の輪が見える現象)は軽度のものを含めるとほとんどの方に出現します。ただし、それにより夜間の運転が困難になるようなことは起こっていません。術後1~3ヶ月ぐらいで脳も順応して、ほとんど気にならなくなります。
とくに術後2,3日は夜間の外灯や対向車のライトがギラギラと見えて心配になるかもしれません。
でも1週間後、1か月後と時間を経るごとに症状が落ち着きます。
私も手術を受けて半年以上経ちますが、たまに気づく程度で、日常生活で意識することもほとんどなくなりました。
だが、(少なくとも私は)「ハロー・グレアに慣れる」ということは、手術後1カ月半を経過した現在においてもまだない。
私は自転車通勤だが、夜帰宅の際には、対向車両が車が多い道を通るときには、見えづらい場面に遭遇することがある。
おそらく、夜、車を運転する人も、同じように見えづらい場面に遭遇することがよくあるだろう。
この点を差し置いても、「ICLをやってよかった」という結論は変わらないが、全くデメリットがないというわけではないので、その点は注意喚起をしたい。
※ハロー・グレアが起こらないというレンズの紹介もある。
ICL(眼内コンタクトレンズ) -【ICLレンズ手術実績世界一の冨田実院長が執刀】 | 冨田実アイクリニック銀座 (tomita-ginza.com)
ここの記事では、ハロー・グレアが起きるメカニズムについて詳しい説明がある。
人間の目は、明るい所では瞳孔が縮小し、暗い所では瞳孔が拡大して入ってくる光の量を調節しています。ICL手術を受けた後に発生することがあるハロー・グレアは、この瞳孔の大きさとレンズの光学部(物を見る部分)の大きさに関係しています。日本人の瞳孔径の平均は4.4mmと言われていますが、暗い場所では4mm~8mmと大きさが変化します。ICLのレンズ光学径(物を見る部分の直径)は、5.5mm~6.6mmとレンズによって異なりますが、最大で1.5mmの差があることは注意する必要があります。自然な照明条件下や明るい場所では、レンズの光学径よりも瞳孔の方が小さいため、それほど影響を受けることはありませんが、問題は瞳孔が拡大する暗所条件下にあります。暗い場所では、平均値よりも2倍近くに瞳孔が拡大するため、レンズの種類によってはレンズの光学部よりも瞳孔の方が大きくなってしまいます。瞳孔の大きさがレンズの光学部よりも大きくなると、レンズの周囲から光が直接入り込んでくるため、ハロー・グレアが発生発生する原因となります。
そして「プレミアムICLレンズ」を使えば、光学径が大きいのでハロー・グレアは起きにくいとかなんとか説明がある。
ただ、このレンズを使っているのはどうやらこの病院しかないようだし、やたら費用も高い(100万くらいと案内されている)。
若干怪しい感が否めないので、あくまでご参考として紹介する。
人によって個人差があるみたいだし、ハロー・グレアが起きない人には起きないようなので、怪しさがある所に行くくらいなら普通に新宿近視クリニックに行けばいいと思う。
【2024.8月追記】
ハロー・グレアに慣れていないと上記に記載したが、手術から8ヶ月が経過した現在、気付いたら気にならなくなっていた。
手術前の視界と比較することができないため、これが「治った」のか「慣れた」のかはわからないが、とりあえず夜間でも基本的には普通に視界を確保できるようになった。
(ただし、まっ暗闇の中に光があると、光の周りに小さな円が見えるのは変わらず。もっともこれは手術前からあったような気もするが…)
重要な情報だと思うので、追記しておく。
おわり