マージナルゲインを追求する(機材編)
シーズンインが迫り(遅い)、TT・トライアスロン用のTTバイクをより少ないパワーで速く走らせるべく模索している。
現在使用しているバイク
TREK speed concept 9.9(2013年モデル)
今年の1月にバイチャリ通販で完成車26万円で売っているのを友人に教えてもらい、思わず購入したもの。
コンポは9000系デュラDi2。
購入当時はクランクも9000デュラ、もちろんFDも付いており、ホイールは6万円で売却したので、実質17万円くらいで今の仕様のホイール抜き完成車を手に入れたことになる。安いね。
以下にこれまでに行った主な機材変更を記載していく。
これまでの機材変更
OROME TH50(リムブレーキ)
ELVES JAPANから販売前のテスト品として提供いただいたもの。
率直な感想としては、
平坦を高速走行するのはめちゃめちゃ良い。速い。
剛性は低めなのでアタックが頻繁に掛かるようなシチュエーションでは物足りない剛性かもしれない。フレームにもよるかも。
その分脚には優しい。200km超えのロングでも全然疲れない。
重さは気にならず(1400gくらいだったかな?)、余裕で登れる。
結論的には、あまり上げ下げがないシチュエーションで高速巡航するうえではこの上ないホイールだと思う。
なお、このようなフィードバックを受け、リムブレーキモデルの販売に向けて現在調整中とのことである。
「機材インプレを書くときはライダーのスペックを晒せ」教に弾圧されないために一応筆者のフィジカルのみ記しておくと、FTP325w、体重69kg程度のしがないデブである。重量級なのでより剛性が物足りなく感じるのかもしれない。
Vittoria Corsa Speed TLR & ridenow TPUチューブ
去年の富士ヒルはコルサスピードtlrを使用し、シーラントはカフェラテックスを入れていたが、タイヤを外したところ、シーラントがビード部で固まりチューブレスとしての使用ができなくなってしまった。
本来、チューブレスタイヤをチューブドで運用することは想定されていないと思うが、「TPUチューブ入れてもシーラント入れても重量的にそんな変わらんし、だったらTPUチューブ入れればいいのでは?」と思ったのがきっかけ。
今のところ、チューブレスとそう変わらないフィーリングで使用できている。
まあ、コルサスピードのような転がり抵抗重視でチューブレスタイヤを使用するような場合でなければ、あえてチューブレスタイヤにチューブを入れる意味もないと思うが(笑)
TPUチューブは一回タイヤ外すと再利用は結構難しいしね。
エアロボトル(マグネット式)
アリエクで1000円ちょいで買える。
エアロバイクpba 取り付けボトル付きウォーターボトル,取り付けられたチューブ付き,取り付け可能なベース,マウンテンバイク,10リットル| | - AliExpress
以前、eliteの挟み込みタイプの物を使用していたが、飲み終わって凹んだ状態のままケージに差し込むとうまく差し込むことができず、落下させてしまった。
しかもレース中に2本とも同様の現象で落としてしまい、それ以降この手のエアロボトルには手を出さずにいたが、知り合いから「マグネット式なら落ちない」という話を聞き、購入した。
使ってみると、確かに挟み込みタイプよりかは落ちにくい。
が、満タンの状態で荒れた路面や結構なギャップを乗り越えた際にはやはり落ちてしまうので、荒れた路面のレースでの使用は避ける、あるいはボトルを満タンにはしないといった対策が必要に思われる。
フロントハイドレーション
当初はプロファイルデザインのエアロドリンク(【エアロバーに挟むボトル】プロファイル アクアライト 630ml程度 | ボトル,ボトルケージ,ボトル | | フリート・バイク&トライアスロン (fleet-bikes.com))を想定していたが、どうやらあまり空力的によくないらしい。
むしろ、今流行りの拝みTTポジション
このポジションを取りつつ、腕周りをできる限りふさいだ方が空力的に有利という知見を得たことから、横向きにボトルを設置することにした。
キングボンビーなので当たり前に結束バンドで装着。
これで試してみたところ、ボトルは非常に取り出しやすくて良かったが、いかんせんサイコンが近くてよく見えない。
現在それなりに安くて問題が解消されそうなこちらの購入を検討中。
なんちゃってボルテックスジェネレーター
昔、skyが肩にブツブツが付いたジャージでツールを走って使用禁止になったが、TTバイクの速度域(45km/h)程度でもボルテックスジェネレーターはそれなりに効果があるらしい。
現に、新型オルトレのフロントフォークにも、ボルテックスジェネレーターのようなものが付いている。
ということで、なんちゃってボルテックスジェネレーターを付けてみた。
使用したのはダイソーで買えるこちらである。
実際に効果があるかはわからないが(笑)、まあこんなんで速くなれたら御の字ということで。
マージナルゲインを追求するという姿勢こそが重要である。
Silca Synergetic chain lube(チェーンオイル)
世界最速更新!Muc-Off Ludicrous AF、INEOSと共同開発した究極のルブ | IT技術者ロードバイク (ta36.com)
こちらの記事を簡単に要約すれば、
「muc-off ludicrousはsilca synergeticを極めて僅かな差で凌いで世界最速!」
ということである。
あ、じゃあsilcaでええやん。お値段は半分以下だし。
洗車バイシクルでsilcaのチェーンオイルを持ち込んで洗車後の注油をお願いしたところ、「これめちゃめちゃ回りますね」とのこと。
決戦用チェーン(TIPSUM X11SL DLC ダイヤモンドコーティング 11速用チェーン Road MTB Bike Chain Shimano SRA - Dragonbike)と併せてレースでは使用予定。
今後の機材変更予定
後輪をディスクホイール化
DT swissのデータによれば、ディスクホイールにしても大して空力的に有利にはならないとかなんとかっていう話だが(↓)、
プロの選手がTTで全員ディスクホイールを使っているのにはそれなりの理由がある気がするので、アリエクで安いディスクホイールを購入する予定。
エアロチェーンリング(58t)の装着
エアロチェーンリング自体では大したエアロ効果はないようだ。
他方で、チェーンの折れ曲がり(たすき掛け)による摩擦損失はそれなりにあるらしく、アウタートップやアウターローでは2-3ワットの損失を生むらしい。どこかで調べたけどソース忘れた。
ということで、45km/hくらいで巡航したときにチェーンリングが真っ直ぐになる(トップから4-5枚目くらい?)ように、58tのチェーンリングを注文予定。
引き続き、マージナルゲインを追求していく。