初フルマラソンサブスリー達成 2時間59分32秒
初めてのフルマラソンで、ギリギリ、サブスリーを達成できました。
出場したのは「The Challenge Race」というレース。
THE CHALLENGE RACE マラソン大会 - (rdc-run.com)
このレースのための調整等は全くなし。
宮古島トライアスロンのためのトレーニングレースとしての位置づけ。
初めて出るレースだが、直前(1週間前)までエントリー可能であり、かつ、ペーサーが豊富に付いているということでエントリー。
フルマラソンにおける自分の実力が未知数なので、サブスリーペーサーに付いていき、現在の自分の実力を測るのが目標。
サブスリーできなければ、まあそれはそれで仕方ない。
エントリー代10000円でちょっと高い。ちなみに陸連公認大会らしい。興味ないが。
会場の最寄りは西台駅と、品川区民の私は家から1時間少々で思ったより遠い。
レーススタートは9:30から。
会場のトイレは当然混雑が予想されたので駅でのんびりトイレを済ませ、8:55くらいに到着。
公式の荷物預かりはないものの、スタート地点から10mくらいの所に自由に参加者の荷物を置くスペースが確保されているため、導線は非常に良い。
スタート5分前までアップをして上の服を脱いで荷物を置いてスタートし、ゴール後3分で会場を後にする、なんてことも可能(つまり私)。
装備
シューズ:Qiaodan Feiying Plaid
ウェア:2XU Compression Light Speed Front Zip Trisuit
バイザー:New Balance ヘッドバンドバイザー
ストレージ:Salomon Pulse Belt
ソックス:2XU コンプレッション パフォーマンス ランソックス
シューズは、初代モデルから継続して愛用している「Qiaodan Feiying」シリーズの最高峰モデル。フラッグシップモデルなのに2万円ジャストとお安い。
ハーフでは既に何度か試しているが、足底部がハイヒールのようになっており、私のようなフォームクソカスランナーでも強制的に脚が転がるようになっているのでやたら前に進む。反発性は比較的高め(ただしガチガチとは思わない)な一方で、ソフトな着地で脚への負担が小さい。
すごく気に入っており、もう一足買い足そうかなと思うくらい。
ウェアは、ラン用の決戦ウェアなど持っていないので、トライアスリートの正装のトライウェア。
2XUのウェアなので気持ちラン寄りの作りになっている。
ストレージは普段の練習から愛用しているSalomon Pulse Beltに、モルテン×3を入れておいた。
コースレイアウト
真ん中からスタートして東に2.5km走り、折り返して西に5km、折り返して東に2.5kmという往復10kmのコース。
最後の2.2kmは調整で、東に1.1km走って折り返し、西に1.1km戻ってきてゴールになっている。
中盤まではほぼ無風に近かったものの、終盤から西風が強くなり、西上するときはかなり向かい風できつかった。
レースレポート
ダイナミックストレッチとトラック一周だけ走ってアップを済ませたということにしてスタート。まあフルマラソンでそんなアップせんでええやろ。
サブスリー集団は最初は30人以上いた気がする。大集団で走るのはほぼ初めてなのであちこち接触したり、頻繁に位置取りを変える人がいたりして走りにくい。
最初はジョグのような気分でゆったり走る。気付いたらピッチも170くらいまで落ちているときもあった。心拍は150くらいで本当に速めのジョグって感じ。
あと初めてのフルマラソンで張り切って昨日の夜飯と今日の朝飯を食いすぎてしまったので少し気持ち悪い。アホすぎる。モルテンを10kmおきに3回摂取する予定だったが、気持ち悪くて補給する気にならないので、20km、27km、34kmで摂取することに変更。今考えればもっとジェルは摂った方がいいかもしれない。
3kmおきくらいにコース左側に水分補給があるのだが、集団右にいた選手たちもみんな無理に左に寄ってくるので危ないし集団が縦に伸びてインターバルがかかる。
前で走ればいいんだろうがそんな気合いはなく毎回集団最後方まで落ちてのんびり歩いて補給してまたペースを上げての繰り返し。地味に疲れる。
あと荒川なので数々のサイクリストを闇に葬り去った鉄クワガタがあり、集団でのランニング中も同様に危ないので気を付ける。
最近はふくらはぎを使わない走りが身についてきたように思うが、ピッチが遅いせいか、10km過ぎにして右ふくらはぎに違和感。意識的にピッチを上げようと試みるがなかなか上がらない。
ハーフ通過時点で1時間29分ちょうど、このペースならいけるか。だがフルマラソン初体験なのでどこでガクッとペースが落ちるかわからない。
というか、まだハーフかよ、もう1回ハーフ走るのかよっていう感じ。フルマラソン長い。長すぎるし飽きる。ASIA130も同じ3時間で猛烈に飽きるがその比じゃない。これは年にそう何度も走るもんじゃないな。
ハーフ超えたあたりからボチボチ人も減り始め、少しずつ走りやすくなる。ペースは相変わらずナイスペースで自分自身もハーフ過ぎたあたりからいつもの走り方が戻ってきた。
とはいえ、30kmから未知の領域に突入し、徐々に太ももに負担かかってキツくなってくる。体幹トレーニングした方がええな。脚が攣らないように上下動が少ないヌメヌメした動きを心がける。
気付いたら集団も6人くらいになっていたか。5km往復コースなんだが西上する際の向かい風がキツい。あと5kmごとの折り返しと補給インターバルで脚を削られ、徐々に人が減っていく。時には脚が攣ったのか、突然脇に逸れて止まる人も。南無三です。
そんなこんなで32kmまで来て、このままのペースを刻められればサブスリーが見えてきたので、俄然やる気が湧いてくる。が、太ももはピクピクし出し、足の裏の外側も痛くなってきてキツい。99Tの最後が思い出された。
32-37kmが向かい風、37-41kmは追い風、ラスト1kmは向かい風というレイアウトで、37kmまでペーサーが引っ張ってくれるらしい。ありがたい。
37kmまでペーサーの後ろで頑張れば、最後ちょっと落ちてしまってもサブスリーはいけそうだ。
と思っていたが、36km地点での補給で周回遅れの選手が割り込んで来て接触し、咄嗟にブレーキをかける筋力も失われており転倒。
靴も脱げる。
諦めかけたが急いで靴を履いてダッシュし、なんとかまた集団(と言ってももう3人とかだけど)に復帰。この間のラップは4'25と、ロスは10秒程度に抑えた。とりあえず良かった。が、脚はほぼ限界を迎えた。
37kmの折り返しを迎え、追い風になって遂にペーサーがいなくなる。残り2人はペースを少し上げたようだが、自分は全然ペースが上がらず単独走へ。脚が前に出ない。無理矢理ピッチを180以上まで上げて腕を大きく振り、ペースをなんとか維持するので精一杯。
けどまあ追い風に助けられて4’15、4'16、4'17とギリギリペースを保って40km地点まで。
いよいよ死んできたが、サブスリーが見えてるので気合いで脚を前へ。
41kmラップは4'20、思ったよりは落ちてない。
最後1km、折り返して向かい風になりめちゃくちゃキツいが、ピッチだけ気合いで保ってゴールまでよちよち走る。
42kmラップは4'28、向かい風よちよち走りにしては耐えた。
コース上では残り200m、2時間59分ジャストくらいでガーミンは42.2kmを示したが、ゴールまで頑張り、コース上でも2時間59分32秒で超ギリギリでサブスリーを達成。
リザルト・ラップ
公式はグロスタイムのようだ。ストラバでは2時間59分32秒となっていたので、まあタイムとしてはそっちでええか。
サクッとサブスリーなんてことはなく、最後5kmはめちゃくちゃキツかったが、まあ達成できて良かった。ペーサーって本当ありがたいな。感謝。
会場スタッフの方たちもスタート地点を通るたびに「サブスリー行けるよ!粘って粘って!」などと熱い声援を送ってくれ、小規模ならではという感じの雰囲気の良い大会だった。
サブエガをしたくなったらまた来シーズン出るかもしれない。
それにしても宮古はバイク120km走った後にラン35kmかあ。きちいな(笑)
おわり。