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BoostDraftは、2025年から日本向けマーケティングを強化します。
はじめに
こんにちは、株式会社BoostDraftの共同創業者/CROの渡邊です。
BoostDraftは、日本発でありながら創業初期からグローバル展開を進め、いま急成長を遂げているスタートアップ企業です。組織についても、多様なバックグラウンドを持ったメンバーが集まる国際的な組織で、現在も規模を拡大中です。
2024年12月現在、創業4期目として活動しておりますが、今後さらなる成長・拡大を実現するために、とくに日本市場でのマーケティング機能を強化したいと考えています。
日本国内とグローバルでは市場特性が全く異なるため、私が掌握するBiz組織およびマーケティング機能も日本とグローバルで分けて運営しておりますが、実は日本向けマーケティングを担当する正社員が1人もおりません。正直、人手不足でピンチです!
そこで、日本のマーケターの方にBoostDraftのことを知ってもらいたいと思い、今回はじめてnoteを書く運びとなりました。BoostDraftがどんな会社で、今後どんなマーケティング課題を解決したいのかを赤裸々に語りたいと思います。本記事を読んでいただいた方が、少しでも「BoostDraftっておもしろそう」と興味を持ってくれたら嬉しいです。
※以下、会社の場合は BoostDraft 、プロダクトの場合は 「BoostDraft」 で表記します。
BoostDraftはこれまでどうやって成長してきたか?
BoostDraftは、2021年にエンジニアである藤井と弁護士である私 渡邊の2人で法務向け総合文書エディタ「BoostDraft」を開発し、創業した会社です。創業からイマ現在に至るまでのストーリーは、ぜひ別のnote記事をご覧ください。
BoostDraftがユニークな点は、大規模な宣伝・マーケティングなしに、ユーザーさまの口コミや紹介で導入数が拡大し成長してきたことです。五大法律事務所をはじめ、日本の法律事務所トップ30の内25の法律事務所に導入され、現在では大手企業を中心に数百社以上にご利用いただいています。
創業からわずか3年余りで多くの法務・弁護士に選ばれているのは、世界中の法務関係者100人以上にインタビューをした結果導き出したニーズをもとに、「BoostDraft」を開発したからこそです。
いまなおユーザーさまからユーザーさまへと広がっておりますが、そのプロダクトの強さを武器に、3期目である2023年からマーケティング予算を増加させ、施策実行に力を入れ始めました。たとえば、ロゴとサービスサイトの刷新、オフライン展示会への出展、専門メディアへの広告出稿など。引き続きBoostDraftの露出を増やし、新しい顧客接点を広げながら顕在的な課題を持っている方へのアプローチを進めています。おかげさまでこの1年で導入数をさらに伸ばすことに成功しました。
創業当初は法律事務所を中心にBoostDraftの導入・活用が拡大しましたが、マーケティングに力をいれてからは、法務の専門組織を持つ大手企業や、グローバルで各国に現地法人を構える企業での導入実績が増えてきています。さらに、法務・弁護士向けのプロダクトではありながらも、法務以外での文書にかかる作業が多い部門での導入も加速しています。
BoostDraftがこれから注力したいこと
2025年以降は、これまで以上の成長率を実現するために、マーケティング予算も実行する組織も拡大しながら、日本向けのマーケティング機能を強化します。具体的には、次のような点に注力する予定です。
・1人目マーケターの採用
前述の通り、正社員としての日本向けマーケティング職が不在のため、正社員の採用を行います。各種マーケティング施策の実行に加え、1人目マーケターとしてマーケティング組織の立ち上げも担うような役割をお願いできる方を新しく迎えたいと考えています。
・費用対効果を重視した顕在層向けの施策およびセールスとの連携強化
この1年間は、ひとまず手当り次第に施策実行をしてきましたが、いずれも単発的な実施にとどまっています。これからは、計画的にマーケティング施策を策定することに加えて、過去実績をもとに精緻なシミュレーションを進め、高い費用対効果を求めながら推進していきます。
また、これまでマーケティングとセールスの連携機会も少ない状況でした。そのため、獲得から受注に至る効率的なオペレーションを構築し、リード獲得から商談化、そして受注を後押しするようなBiz組織内での連携体制を構築していきます。
・準顕在層/潜在層向けの露出量増加およびナーチャリング体制の構築
口コミで拡大してきたBoostDraftですが、まだまだメインターゲットである法務部門への認知が足りていません。とくに、東京から距離が離れるほど苦戦を強いられる状況なので「BoostDraft」自体の露出を増やすとともに、その価値を届けやすくするための啓発活動にも着手していきます。
あわせて、これまではリード獲得後すぐにセールスがアプローチするばかりで、その後の継続的なリードナーチャリングはなにもできていません。露出量を増やすと同時に、メルマガを中心にお客様との継続的な関係作りから導入検討行動を促進していきます。
・上記施策に必要なコンテンツ制作量の増加
これらマーケティング施策を行う上でeBook/ホワイトペーパー、動画といったコンテンツは欠かせません。施策量やコミュニケーション量を増やす上で、目的やターゲットに合わせたコンテンツ制作を強化し、その種類・量を担保していきます。
ここまで読んでいただきすでにお気づきかと思われますが、BtoBマーケティングのほとんど全てが不十分です。実現したいことは多く、にもかかわらず行き当たりばったりな活動が続いています。だからこそ、これからはマーケティング体制を0→1で構築し、ビジネスを加速させる土台を作っていきます。
BoostDraftの組織的な特徴
BoostDraftの組織・カルチャーについても触れたいと思います。新しい挑戦をして成長を積んでいきたいと考えているマーケターにとっては、やりがいをもって働ける環境ではないでしょうか。
・個人の裁量が大きい
BoostDraftは、3つのコア・バリュー「Innovation to the world」「Best work environment」「Personal Growth」と、国際的なチームだからこそのコミュニケーションガイドラインを掲げています。(詳細はwebサイトでご確認ください。)
なかでも、社員1人ひとりが最大のパフォーマンスを発揮することを期待し、強い当事者意識を持つことを全社員に求めています。そして、誰もが専門領域のプロフェッショナルでありながら、その領域にとらわれず適切に他の方を巻き込んで成果を出すことを良しとしています。
そんな個人の裁量が大きいカルチャーであり、マーケティングの専門家がいないBoostDraftだからこそ、マーケティングに関する領域に責任を持って事業貢献することができます。また、マーケティング領域だけにとらわれず、事業上の課題を自ら拾い上げ解消することも大歓迎です。
・多様性がありながらフラットなカルチャー
多様で異なる文化・経験を持ったメンバーが集まっている国際的なチームのため、社員全員にダイレクトコミュニケーションを求めています。加えて、お互いが尊重しあい、誰もが建設的な意見交換をすることで、目的達成に向けて最短距離を進めるようにしています。マーケティングの重要性に対する理解も高い組織なので、他の領域のメンバーを巻き込みやすく、他人の意見から学ぶ姿勢も期待しているので、企画や施策の壁打ち・ブラッシュアップにも協力的です。
・スピード重視の素早い意思決定
世界にイノベーションを起こす、そのために非連続な成長を追い求め、スピード感ある組織運営を重視しています。マーケティング領域においては、これまでも効果が見込まれるマーケティング施策を積極的に実施してきましたが、今後さらに加速させるためには、既存の施策をアップデートするだけでなく、新施策への投資も進めていきます。少人数で施策量をこなすためには、1人あたりの高い生産性が求められます。そのため、遅延の要因となるボトルネックは極力なくすよう心がけていますし、それは意思決定においても同様です。社内における稟議・承認・確認に時間がかかっていれば、リマインドも積極的にしていただけるほうが嬉しいです。
・マーケティング成果を実感しやすい
「BoostDraft」は、動作にインターネットを基本的に介さないプロダクトなので、導入検討企業におけるセキュリティチェックの障壁が低く、顧客の導入検討期間がSaaSよりも比較的短いことが特徴です。そのため、マーケティング施策実施後、獲得したリードから受注に至るまでのリードタイムが短く、取り組んだ施策からの成果が実感しやすいです。
また、少数精鋭の組織であるためセールスやカスタマーサクセスとの距離も近いです。定量的な成果だけでなく、定性的なフィードバックも自ら取りに行きやすい組織体制と言えます。
・マーケティングしがいのあるユニークなプロダクト
そして何より「BoostDraft」が持つプロダクトの強さを自負しています。前述の通り、ユーザーさまの口コミで拡大するほど、顧客満足度が非常に高いです。これまでのリーガルテックでは実現できなかった課題を解決する、独自のポジショニングを取っております。また、すでに英語・韓国語には完全対応し、今後も対応言語を拡張してグローバルで利用できるよう進化する予定です。
今後ますます法務を始めとするビジネスパーソンの生産性向上が求められる社会状況のなか、規模の大きいマーケットに対して顧客が本当に求めるユニークなプロダクトで戦っていきます。だからこそ、マーケティングが担う役割は、非常に大きいと感じています。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。改めて、BoostDraftは2025年よりマーケティングを強化していきます。
「スタートアップでこれまで培ったスキルをフルに発揮したい」「マーケティング組織の立ち上げを担いたい」「挑戦が多く成長できる場で働きたい」といった次のキャリアを考えている方には、うってつけの環境かと思います。
もちろん、ご自身で実際に手を動かすことも多いと思いますので、選り好みせず何にでもポジティブに取り組まれる方だと、BoostDraftとの相性が良いように思います。
もしBoostDraftで働くのがおもしろそうと思っていただけたら、まずはカジュアル面談にご参加いただけたら幸いです。
※グローバルマーケティングについてもご興味があればお話しできますので、気になる方はお声がけください。
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