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データと直感の融合 番外編 香港国際競走

データと直感の融合シリーズの番外編として香港国際競走をお送りする事にしました。これを決めたのが昨日の夜という突貫工事で記事を書いているため、誤字脱字やまとまりのない文章になっていても怒らないで下さい。


香港ヴァーズ

香港国際競走の一発目は香港ヴァーズです。欧州馬が強いこのレースは2000年以降の22年間で欧州馬が16勝、日本馬が4勝、地元香港馬はわずかに2勝と大きく水をあけられています。ただ、近10年で見ると欧州馬5勝、日本馬3勝と肉薄しており、日本馬でも決して届かないレースではありません。

そんな香港ヴァーズを日本と同じように予想するのが正しいかどうかの判断が付きませんので、ここは馬券に絡んだ馬の主な勝ち鞍から見ていきます。まず、1着馬の主な勝ち鞍はコロネーションCやサンクルー大賞、カナディアン国際、マンノウォーS、メルボルンCなど実に多彩なレースが見受けられます。欧州馬が多いあちらこちらに転戦しているのも分かりますね。

2着馬でもそれは同様で、3着馬になるとQEⅡ世Cの2・3着とか、サンクルー大賞やヨークシャーオークスの3着、香港JCCの2着などが目に付きます。

また香港ヴァーズで好走経験のある馬も良く出現しており、グローリーヴェイズのようにリターンレースになることもしばしばありますし、2・3着に入るケースも目にします。

今年は日本馬2頭、欧州馬5頭、香港馬3頭という構成ですので、まずは香港馬を切れるか見ていきましょう。香港馬はセニョールトーバが香港JCC3着馬でチャンピオンズ&チャターCも3着、パンフィールドはQEⅡ世Cで3着ですが、どちらも物足りない印象でなかなか手が出せません。

欧州馬は武さん騎乗のブルームがいますが、昨年サンクルー大賞を勝っているとはいえ、ここは厳しそうです。バブルギフトは今年のサンクルー大賞で3着ですがGⅠでは物足りないですし、ボタニクもドーヴィル大賞でステイフーリッシュを破っているもののこちらも力不足の印象があります。メンドシーノはバーデン大賞を勝っており期待はありますが、11月のミュンヘン大賞を出走取消して臨む一戦な上にドイツ馬は戦績は皆無なので未知数です。ストーンエイジはBCターフ2着からの参戦ですが、もともとそこまで強い馬ではなく、BCターフを激走と捉えると不安です。

日本馬は三連覇のかかるグローリーヴェイズとレーン鞍上のウインマリリンですが、どちらかと言えば期待できるのはウインマリリンでしょう。ただ、エグザルタントやハイランドリールのように3年連続で馬券に絡む馬もいますので、グローリーヴェイズも捨てがたい。

ということで、ここは安定の欧州馬からストーンエイジとメンドシーノ、日本馬2頭の計4頭から勝負です。


香港スプリント

香港国際競走の二発目は香港スプリントですが、ここは買わない方がいいでしょう。なんたって香港馬の独占市場ですから。国際GⅠに昇格してからの20年間で16勝、出現率は75.0%にどうやって抗えと言うのでしょうか。

日本馬はロードカナロアは置いといて、2020年のダノンスマッシュが1着、2021年のレシステンシアが2着という成績がありますが、今年挑戦する4頭はいずれも一線級と評するのに躊躇う馬ばかりなので、ここはスルーが良いでしょう。

では何を狙うかと言えば、このレースは香港スプリントや、香港JCスプリントで好成績を残した馬がよく出現するレースです。チェアマンズSPもありますが、サイレントウィットネスやセイクリッドキングダム、ロードカナロアやエアロヴェロシティ、ミスタースタニングなど2勝以上する馬が多いのでここは前年の覇者スカイフィールドと今年のチェアマンズSPの勝ち馬ウェリントン、香港JCスプリントの勝ち馬ラッキースワイニーズの3頭にお好みで1頭追加くらいで勝負したいです。


香港マイル

三発目の香港マイルは、サリオスが回避したので狙いがボヤけてしまいましたね。こちらもスプリント同様に香港馬強いレースで、2000年以降の22年間で16勝、2着は18回、3着が11回と香港馬の出現率は68.2%にもなりますのでここも香港馬を中心に狙いましょう。

馬券に絡む馬はやはり香港マイルで好成績を残した馬が多いのが特徴です。勝ち馬には三連覇したグッドババやビューティージェネレーション、ゴールデンシックティなどそうそうたるメンバーが名を連ねていますし、アドマイヤマーズのように2年連続で馬券に絡む馬も多いです。またチャンピオンズMやスチュワーズC組なども多いですね。

今年は三連覇が掛かるゴールデンシックスティ、チャンピオンズM2着で3着以下無しのカリフォルニアスパングルが中心でしょう。ダノンスコーピオンは買いづらいですが、アドマイヤマーズの例もあるので押さえておきたい。あと4年連続出走のワイククが気になります。


香港C

香港国際競走のメイン、香港Cは2010年までは欧州馬が席巻していたものの、それ以降は日本馬と香港馬が独占している状況です。近10年は日本馬と香港馬が5勝づつを分け合っていますし、欧州馬はマジックワンドやマジカル、シオフラなど4頭のみなので欧州馬はスパッと切ります。

ここもQEⅡ世Cや香港C、香港JCCで好成績を挙げた馬がよく出現しており、そこら辺は注意深い見ておきたいところです。日本馬はマイルよりは1800~2000mで結果を出している馬が好走しています。

日本馬5頭はいずれもクセのある馬ばかりで、パンサラッサやレイパパレ、ジャックドールなどが狙い目でしょう。ダノンザキッドはマイル中心ですし、ジオグリフはちょっと格落ちな感じがします。

香港馬は香港ダービー馬でQEⅡ世Cの勝ち馬ロマンチックウォリアーが一番手で、それに続くのがチャンピオンズ&チャターCの勝ち馬ロシアンエンペラー、QEⅡ世C2着のトゥールビヨンダイヤモンドあたりでしょう。

となるとパンサラッサ、ジャックドール、ロマンチックウォリアー、ロシアンエンペラーが気になるところです。そこそこ人気も割れていますし、日本馬が逃げて潰しあえば香港馬があっさりという可能性もありそう。その時に突っ込んでくるのがダノンザキッドやレイパパレだったりするんですよね。


というわけで、今年の香港国際競走はどうなるのでしょうか。私は少量の馬券で海外競馬を楽しめるなら十分満足できます。なぜなら今日の本命はカペラSだから笑


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