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困惑と失望の週末

週末の競馬は色々と大変でしたね。まさに困惑と失望が入り混じる競馬で、競馬イヤイヤ期に入ったのも頷けます。

まず、困惑と失望の一番手は土曜のメトロポリタンSです。土日の記事で触れているのでまたかよって話ですが、我らが野中君騎乗のオセアグレイトは1番人気で5着に敗れました。何度見てもヘタに乗ったなぁという感想しか出てきません。オセアグレイトと野中君のコンビはいずれも先手を取って戦ってきたのに、今回は先手を取るどころか中団に控えたまま動けず、直線で壁を割るでもなく外に出して届かず、では何がしたかったんだと言われても仕方ありません。

ウラヌスチャームが行った時点で4列目になると判断するべきだし、少なくとも外に出せるように1~2角で少し下げて外へのポジションを確保するべきだったと思います。もしくは、腹をくくって直線外に出さず、インで我慢してサトノとカウディーリョの間を狙うとかね。それなら同じ5着でも印象は違ったでしょう。

いずれにしろ判断が甘い気がします。普段乗っている人気薄とは違い、有力馬は周りの意識も違うという事を理解しないといけませんね。そのためにはもっと有力馬に乗る必要があるのですが、これだけ勝てないと馬質も上がりませんし、騎手界隈で最悪の悪循環にハマッたみたいです。

次に、京都新聞杯ではアドマイヤビルゴが4着に破れ、ダービーへの切符を逃しました。振り返ってみれば若葉S組の実力に疑問符が付きますし、話題性も考慮すれば、単勝1.4倍ほどの力は無かったんでしょう。しかも、鞍上の藤岡弟は最初の1000m58.3秒のペースを離れた4番手で追走しましたが、動くのが少し早く、内を選択したファルコニアにも先着を許してます。3着なら馬or騎手のせいにしてこんなもんかと思えたかもしれませんが、これじゃあ春は期待できないですね。

続いて、プリンシパルSでは1番人気サトノフウジンが5着敗戦。鞍上のレーンはビックリするぐらい飛ばしますね。土曜は全て1,2番人気の9鞍に騎乗して2-0-1-6でしたし、日曜は8鞍中6鞍が1,2番人気、3,4番人気は1鞍ずつ騎乗しましたが2-0-3-3でした。土日合わせて4-0-4-9、勝率0.235、3着内率0.470この馬質では低い。

少なくとも先々週の勝率0.357、3着内率0.714、先週の勝率0.266、3着内率0.600からは大きく減少しているし、昨年の勝率0.309、3着内率0.545からも見ても低い。今年は3番人気8回、4番人気2回、5番人気1回、6番人気以下0回と、騎乗馬の大半が1,2番人気なんだから結果が伴ってくれないと。

それから日曜は、久々に中央四場に乗りに来た若手の西村が京都5Rでラフな騎乗をして騎乗停止になりました。実効4日なのでそこそこ怒られる内容。PV見ると被害馬が外に膨らんだ瞬間に内から切れ込んでいますが、狭い上に最終コーナーだから、これはちょっと危ない。被害馬の城戸が外から締めるのが甘かった事もありますが、例え短期免許の外国人でもアレは咎められると思います。

西村は土日で5番人気以上に11鞍騎乗して1-1-0-9と及第点も与えられない数字ですし、久々の中央四場で気負ったのか、土曜も1番人気で2着とローカルとの違いに四苦八苦しているのか分かりませんが、中央四場で乗るのはまだ早いかなぁ。

同じく若手の騎乗停止が東京でもありました。これは東京9Rで関東リーディングの横山武が発走直後の直線で内に斜行して津村に突撃、撃沈させるという事象でしたが、スタートしてすぐの各馬の間隔が空いている中でこれはよろしくない。接触はわずかでしょうし、運が無かった部分もありますが、そもそもそこまで近付く乗り方をした方が悪いという事で、罰を受けなきゃイカンです。でも実効2日なら分かるが、4日は厳しくないかな。思った以上に急に切れ込んだからか?

そして最後にNHKマイルCではサトノインプレッサが轟沈しました。アドマイヤビルゴに続き、武さんの馬は過大評価だったんかなぁ。後方からの競馬をしてきた事もあって、後ろから行く馬が厳しい馬場で、さらに大外枠であっても、こういう競馬しかできなかったのでしょうね。相手関係は前々走で負かしたギルデッドミラーが3着に入ってますが、それでも世代一線級では無かったので、こんなもんというところでしょうか。武さんダービー乗る馬、違う意味で困っちゃいますね。

あと、このレースでも横山武は斜行しました。しかも2度。ちょうど砂嵐が舞った場面だったので、まるで砂嵐に導かれたかのように外に斜行し過怠金10万円、その後進路を確保しようとしたサトノインプレッサを締めるように内に斜行し戒告。それぞれ大した内容じゃありませんがラフな騎乗である事は確か。騎乗停止もあるし、オークスのウインマリリンはお父ちゃんに任せて少し反省すると良いでしょう。

こんな困惑と失望の週末でした。唯一、光があったとすればミルコがGⅠを勝った事です。しかもシルクの馬なので、目に物見せてやったわ!という感じでしょうか。大阪杯もサンデーの馬だし、そろそろルメール偏重から脱却しても良いのでは?少なくとも数字以上に低調なレーンよりはマシだと思いますが・・某大手馬主の短期免許信仰は強いからなぁ。



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