ライル・ヒューイットソン参戦

今週から南アフリカのライル・ヒューイットソン騎手が短期免許を取得します。なんでもノーザンFの一押しだとか。ただ、このヒューイットソン騎手は良い面と悪い面があるようです。

まず、良い面は2016年にデビューしてから2017/2018、2018/2019年の南アフリカリーディングに輝いており、この2年間で400勝以上の勝ち星を挙げている点です。騎手タイトルはリーディング以外に2年連続見習いチャンピオンもあるそうで、同国では突出した存在と言えるでしょう。

また、若干22歳ながら南アフリカでGⅠを6勝しています。22歳というと坂井瑠星と同世代ですね。それでいて既にGⅠ勝ちがあるとは、現在の日本では考えられません。マーフィーに続いて面白い存在を掘り出してきたもんです。

一方、悪い面は2019/2020に香港に参戦して全く勝てていない点です。2/28現在、242戦3勝、香港競馬最長の140連敗という記録があるそうです。連敗記録ならうちの大知も負けていませんが、これだけの成績を引っ提げて参戦した外国人騎手が作っていい記録ではないでしょう。

ちなみに人気で見ると1~5番人気に騎乗したのは全体の一割以下だそうで、有力馬には騎乗できていないようですね。日本で有力馬に騎乗するなら平気じゃないかと考える面もありますが、香港の結果が実力だと見ることもできますので、馬券を買う際には注意が必要です。私は人気馬なら買いません。費用対効果が悪すぎると思うので。

そんなヒューイットソンの契約馬主は吉田勝巳氏で、早速重賞に騎乗馬を用意してます。オーシャンSにはハウメア、弥生賞にはオーソリティで参戦しますが、こりゃまた何とも言えない馬で。さすがに絶対視されるような馬に騎乗させるわけにはいかないものの、どこまでやれるか見るにはちょうどいい馬って感じですね。

今週も中央競馬は無観客競馬を継続するようで、本人にとっては残念でしょうが、南アフリカリーディングの片鱗を見せて欲しいです。レーンのように結果残してジャパンドリームを掴めるか、楽しみです。



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