レーン ダービーを勝つ orz
悔しいのぅ~~悔しいのぅ~~憎きレーンがダービーを勝つなんて・・・・
悔しいです!!!!!!!!!
こんなんなったらまたレーン推しの報道だらけになっちゃうなぁ。マジで勘弁なんですけど。
そもそも競馬関係のマスメディアって批判らしい批判しないんですよね。騎手や調教師、馬主、厩舎関係者と距離が近過ぎのような気もするんですよ。人間が行動してる上に、ギャンブルでもある競馬を取材しているんだから、賛否がある報道があって然るべきなのに称賛する報道7割、残念で済ます報道2~3割で、明らかに規則違反であるケースを除いては、騎乗やローテを批判する記事はまず出てきません。せいぜいアンカツが苦言を呈する程度でしょうか。
そんなんだったら、やはり勝ったレースばかりを見て、蝶よ花よとチヤホヤする記事が多くなりますし、それを見た関係者がじゃあ今話題のこの騎手にお願いしようか・・・なんて流れになるもんだから、公平な評価がされないんですよねぇ。
レーンに関しては関係者から高い評価を得ていますが、ネット上で囁かれているようにダメやんレーンと言われてもおかしくない程度の数字です。あと2週間残しているものの、今回の成績は5月末現在まで26-13-16-43です。3着内率は0.561とルメール以上の数字ではあるものの、中身を見ると首をかしげたくなります。
例えば、98戦中1番人気に騎乗したのは50回もありますが、その内訳は15-7-7-21と勝率0.300、3着内率0.580とごくごく普通です。一般的に1番人気の勝率は3分の1、3着内率は3分の2が目安と言われますが、彼の数字はそれとほぼ同じです。上手い騎手でも下手な騎手でも、誰が乗ってもおおむねそれくらいの数字は出るもんなんですよ。それなのに傭兵のレーンがこんな数字で誰が納得するんですか。せいぜい表面に踊らされた関係者ぐらいではないでしょうか。数字は誤魔化しますが嘘はつきませんからね。
ちなみに私が今年推している坂井瑠星、鮫島克、菅原、ミルコ、浜中の1番人気の成績を並べてみると、以下の通りになります。
坂井瑠星 ・26-6-7-13 勝率0.469 3着内率0.735
鮫島克 ・13-8-5-11 勝率0.351 3着内率0.703
菅原 ・5-5-3-8 勝率0.238 3着内率0.619
ミルコ ・6-4-3-6 勝率0.316 3着内率0.684
浜中 ・9-0-3-7 勝率0.474 3着内率0.632
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レーン ・15-7-7-21 勝率0.300 3着内率0.580
これを見れば一目瞭然ではないでしょうか。この5名がレーンより優遇されているとは全く思えませんが、それでもレーンより数字が良いのです。一時スランプがあった菅原でさえこの数字ですから、いかにレーンが大したことないかが分かりますよね。
レーン(通算)・75-30-28-91 勝率0.335 3着内率0.594
レーンは通算でもこれくらいなんですが、他の短期免許組でお馴染みのムーアやCデムーロ、マーフィー、モレイラなどは、だいたい勝率0.400、3着内率0.700くらいで、通算だともう少し下がるかな、という程度です。そう考えると関係者は目を覚ませ!!と思わずにはいられません。かつて某格闘漫画でもこんなセリフがありました。
『達人の勝利はいつも伝説の中です。世間は達人を気遣うあまり実戦の場へ立たせようとはしなかったのです。そろそろハッキリと言うべきなのです』
『達人は保護されているッッッ』
そう、そろそろハッキリ言うべきなんですよ。レーンは普通の騎手なんです。保護されているのです。海外の騎手は技術云々にしたって日本人騎手とそこまで大きな差はありませんし、彼らができない事を日本人のアンチャン騎手ができることもあります。もちろんピンキリではありますが。
では、レーンと日本人騎手がなぜ成績が違うのか、それは優遇されているからです。しかもその差は、正当に勝ち取ったものとは言い難いものであり、過去の栄光と現在の成功部分だけをフォーカスしているために評価が適正ではありません。
確かに初年度のレーンは新潟大賞典できっかけを掴み、京王杯、ヴィクトリアMでチャンスを掴んだので、悔しいながらも正当な評価と言えました。しかし、それ以降は重賞でも活躍できず、セリフォスのマイルCSにしたって6番人気ながら単勝オッズは9.2倍と有力馬の一頭でした。つまり、勝つのは強い馬ばかりで、強い馬ではなければ勝てないのがレーンなのです。
この程度の数字しか出せないのであれば、わざわざ短期免許として呼ぶ必要はないと思いますよ。上記のような活きの良い若手もいれば、いぶし銀のベテランも居ます。彼らは冷遇されながらも数字ではレーンを上回っているのですから、彼らにレーンの乗鞍分を融通すれば同等かそれ以上に勝てますよ。だって数字的にはそうなんですから。
なお、先週のダービー、目黒記念を連勝したものの、それが今期初の重賞制覇だったことを忘れてはいけません。それまでの重賞成績は0-1-1-6で、とても信用できるトップ騎手とは言い難い数字でした。そりゃダメやんレーンとか言われますわ。
というわけで、レーンに対する恨み妬み嫉み込みではありますが、私個人は数字をきちんと見た上でレーンを呼ぶ必要はないと判断しました。わざわざ日本人騎手の芽を潰してまでする事じゃありませんからね。
短期免許期間はあと2週しかありません。もし安田記念で勝てなければJRAのGⅠ2勝という短期免許の取得要件を満たせないので、今秋以降の再来日はほぼ不可能です。それとも帰国後のひと月で母国リーディング3位に入れます?指定外国競走2勝できます?もしくは、もう一月延長して宝塚記念を狙います?イクイノックスが出てくるんですよ?無理でしょう。絶対に近いほど無理ですよ。
まぁ悔しいは悔しいですが、安田記念さえ無事に終えれば、しばらくは彼を日本で見ることはないでしょうから、それを期待して待ちましょう。関係者もマスメディアも、もっと数字をよく見て下さいね。その上で情をかけるなら仕方ないとは思いますが、数字を蔑ろにして感情論や主観で評価してはいけませんよ。
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