的場文男が受章!!
受賞じゃないです受章です。11/2の政府発表によると、令和2年の秋の褒章おいて、大井の的場文男騎手が黄綬褒章を受章する事が分かりました。騎手による受章は日本で初めてとなる快挙であります。
11/3修正
「中央・地方通じて史上初の褒章」について、過去に尾形藤吉、稲葉幸夫、二本柳俊夫の3名が黄綬褒章を受章していました。一応、元騎手なので、記事には誤りがありました。申し訳ございません。
いやぁスゴいですね。武さんの活躍もとんでもないですが、それ以上に的場御大の長年の功績が評価されたわけで、さすがの武さんももう少し頑張れといったところでしょうか。
そもそもこの褒章とは「天皇が授与する栄典」です。【栄典】とは「名誉をあらわすために授与される勲章など」を指すそうで、平たく言えば『天皇陛下から良くやったと褒められる』事ですね。その褒章には、こんな種類があるそうです。
この中で的場御大が受章したのは、「農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方」が対象となる黄綬褒章です。どちらかと言えば「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方」が対象となる紫綬褒章かと思うのですが、スポーツ扱いではないようで、畜産振興という側面を優先されたのでしょうか。たぶん、武さんならこちらだと思うのですが。
にしても、11/1時点の通算勝利数が7316勝だそうで、年金貰える年まで騎乗を続けている点も考慮すれば、これで受章できないなら騎手が受章するのはほぼ無理だろと感じなので、どっかのタイミングで貰えて良かったですね。日本競馬界にとって、地位が著しく向上したと思います。一昔前の鉄火場時代からは考えられません。だって、博打の駒が天皇陛下に褒められるのですよ?半世紀前の競馬関係者にこの事を伝えたら鼻で笑われると思いません?ごく稀に天皇陛下が競馬観戦に訪れる事はありますが、競馬=ギャンブルってイメージは日本人には根付いていますからね。そういう意味ではこの受章は非常に大きな一歩だと私は思います。
ちなみに黄綬褒章はこんな感じです。
内閣府のHPにあったやつですが、かっこいいメダルですね。少し前の災害時に話題となったスーパーボランティアの尾畠春夫さんも今回、「長年にわたり社会に奉仕する活動(ボランティア活動)に従事し、顕著な実績を挙げた方」として緑綬褒章を受章しましたが、そちらはこんな感じです。
これまた、いかにもらしいメダルですね。紅綬、藍綬あたりも比較的明るい色なので褒章らいしのですが、紫綬、紺綬あたりは写真では薄暗く見えるので、もう少し見栄え良くならんもんでしょうか。タキシードに付けたら見えないですよ。
まぁいずれにしろ俳優の中井貴一さんや漫画家の高橋留美子さんなど、今回の褒章で受章された775人、27団体の方に敬意を表するとともに、今後のさらなる活躍を願うばかりです。来年辺りに武さんが受章できたら・・と思いましたが、内閣府によると褒章の受章年齢は原則55歳以上という事で、あと4年必要ですね。2024年に一発で受章する方に100万ペリカ賭けようかな。
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