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騎手関連の出来事について

騎手関係で色々な事案が発生し、金曜にポンポンッと処分が発表されたため、まとめて記事にしたいと思います。基本的に、もういい加減にしてくれ、という感じなんですが、とりあえず見ていきましょう。


・松若風馬 酒気帯び運転で検挙

まずは松若風馬騎手が騎乗停止処分を受けました。JRAの発表によると「2024年8月2日(金)午前3時20分頃、滋賀県草津市内で自動車を運転していたところ、道路交通法違反容疑(酒気帯び運転および物損事故)により滋賀県警察に検挙された。本会の騎手として重大な非行があったものと認められるため、本事案について裁定委員会に送付するとともに2024年8月3日(土)から裁定委員会の議定があるまで同騎手の騎乗を停止することとした」とのことです。

他の報道によれば、「前日の午後9時半頃まで、ビール2杯、ハイボールと酎ハイ1杯を飲酒し、栗東トレセンの調教に向かう途中だった」そうで、同乗者はおらず、松若自身にも怪我は無かったとのこと。


ホント何やってんのよ松若君よぉ。おそらく前日の酒が抜けきらずに運転したってことなんだろうけど、にしても4杯飲んだら6時間で抜け切れるかは微妙だろうに。デビュー11年目で順調にいけば来年500勝を達成できる見事な中堅のポジションを確保してきて、2020年には繰り上がりとはいえGⅠ騎手の仲間入りができたってのに、こんなチョンボで信頼を失ってどうすんのさ。

師匠が引退するってんでフリーになったけど、それが上手くいってないのはなぜなのか。もしかしたら、こういうところなんじゃないかな。そこら辺の若手よりまともな騎手だから再起して欲しいが、まずは猛省してもらいたいです。

なお、過去に酒気帯び運転で警察のご厄介になったのは、角居元調教師や石神父などがおり、それぞれ半年の調教停止、4ヵ月の騎乗停止処分を受けています。松田大作元騎手は、免許停止中の無免許運転及び速度超過で、こちらも6ヵ月の騎乗停止だったので、松若も軽い処分ではないと思いますね。まぁ約6時間経っていた点は情状酌量があるかもしれませんが、昨今の騎手の不祥事を鑑みるに、3~4ヵ月の騎乗停止になるかもしれません。


・角田大河 函館競馬場に芝コースに車で乱入

続いて、角田大河騎手も騎乗停止処分を受けました。JRAの発表によると「2024年8月1日(木)午後8時30分頃、函館競馬場の馬場内に自らが運転する車で侵入し、芝コースを損傷させた。本会の騎手として重大な非行があったものと認められるため、本事案について裁定委員会に送付するとともに2024年8月3日(土)から裁定委員会の議定があるまで同騎手の騎乗を停止することとした」

他の報道によれば、8月1日の20時30分頃に函館競馬場内のガードマン室に、芝コース内を車が走行していると連絡が入り、駆けつけたガードマンがゴール前で停車させたところ角田河が運転していたことが発覚。酒は飲んでいなかったが、同乗者が1人いたとのこと。目的は、当日に函館港まつりで行われた花火大会を見るためだったという。


呆れてものも言えないとはこの事でしょうか。調教施設の芝コースに車で入ることがアウトなことくらい分かると思いますが、常識が足りないんですかね。普通の一般人の感覚からしたら、会社のオフィスに原付やロードバイクで入っていくようなもんですよ。何をどうやったらそれがセーフだと思えるのでしょうか。警備員も居ないような施設だから見つからなければ・・とか思ったのかね?いやっそれでもダメだろ。

3年目の同騎手は、数字だけ見ると順調そうですが、昨年5月に若手騎手の通信機器の不正使用、いわゆるスマホ6事件において、認定調整ルームだったホテルから彼女と目される今村聖奈に電話を掛けて話していた事案について30日間の騎乗停止処分を受けています。その際、JRAの聞き取りに対して「騎手同士なら大丈夫という認識だった」と答えており、公正競馬に関わるものとして、また一般的な社会人としての責任、自覚、認識がズレているように思えますね。

2年連続でこんな重大事件を起こしていますし、調教施設の破壊は吉田隼人の調整ルーム破壊より遥かにたちが悪いため、水沼同様にかなり重大な処分になる可能性が高いです。八百長疑惑よりは軽いでしょうが、余りにも常識はずれな事案ですからねぇ。半年は堅いかなぁ。


・地方でも騎手が大暴れ

地方でも騎手の不祥事が相次いでいます。先月は的場の御大が金銭上のトラブルにより4日間の騎乗停止処分を受けていますが、何でもネット上では同僚騎手の金を盗ったとか盗らないとか・・・67歳にもなって、黄綬褒章を受章した御大が何やってんのかね。

それから名古屋の岡部誠騎手も8日間の騎乗停止処分を受けています。中身は、昨年から6つの不適切行為について内部通報があり、それが認められたためとのことです。こちらは他騎手への粗暴な行為、ハラスメント行為、主催者職員に対するハラスメント行為、女性厩務員に対するセクシャルハラスメント行為、調教師に対するハラスメント行為、他騎手への迷惑行為と、今の時代では完全にアウトな行為ばかり。地方通算5000勝を超える名手なんですが、驕り過ぎたのでしょうか。


・ミカエル・ミシェル、三度目の挑戦

まぁこの時期、お馴染みのミカエル・ミシェル騎手の通年免許受験ですが、もういい加減諦めろよと思いますねぇ。今の騎乗の合間を縫いながら試験勉強に励んでいるそうですが、そもそも騎乗機会があるのでしょうか。

仏国で悪名高い減量制度を利用して勝ちまくったものの、その制度がすぐに改正されたら全く勝てず、米国へ逃げるように移籍したと思ったら仏国競馬界を批判するだけではなく、フェミニスト発言をぶっ込んできて、さらに米国で勝てないと見るや、今度は豪州へ移籍。これで通年免許をくれと言われてもなかなかOKを出せませんよね。

また素行の面でも、地方の短期免許を延長する際に、手続きをすれば再交付されるのに、コロナだから特例を認めろとゴネて、それが認められないと知ると「(吉田)照哉さんもガッカリしてた。もう一度検討しろ」などと露骨な圧力をかけるなどしており、面倒事は避けたいJRAとしては仮に一次試験を突破したとしても面接で落とす可能性は十分にあります。

昨年も、一昨年も、その前から彼女のことは記事にしてきましたが、昨今の騎手界隈の不祥事に輪をかけて炎上させそうな気配がしますし、JRAとしてもこれだけ女性騎手がデビューした以上、大して実績もない外様の女性騎手を入れる理由がありませんので、適切に排除して頂けたらと思います。


・藤田 シャーガーCへ出場

藤田が英国の騎手招待競走、シャーガーCへ選出されたそうです。この競走は、欧州選抜、女性騎手選抜、世界選抜、英愛選抜の4チームにより対抗戦となっており、8度出場した武豊騎手をはじめ、多くの日本人騎手が出場しています。藤田は2019年にも出場(個人10位タイ)しており、その際は女性騎手選抜でしたが、今年は世界選抜の一員となるそうです。

世界各国で騎手招待競走は行われていますが、多くの場合はそれなりに名前の通った騎手が参加していますが、藤田のネームバリューは少々不足しているように思います。デビュー初年度から英国だけでなくUAE、マカオ、スウェーデン、サウジ、スペインと毎年のように海外遠征を行っているので、日本人女性騎手といえば彼女なんでしょう。

ただ、今は全国リーディング25位に女性騎手トップとして永島がいますし、重賞を勝って藤田と実績も変わらないので、そちらを呼んでも良かったかなと思います。

なお、アスコット競馬場のニック・スミスによれば、出場騎手を将来的には男性、女性を半々にしたいそうで、世界選抜(男・女)、欧州選抜(男・女)になる可能性があるそうです。こんなところでも男女平等なんですね。結果の平等は得るものが少ないと思うのですが・・・欧米諸国の考えることは分かりませんね。日本人ですから。


・まとめ

ここ最近、というか今年は騎手界隈のニュースが多いですね。落馬事故で命を落とした騎手もおりますし、重大な障害になりかけた騎手、公正競馬を揺るがした騎手、暴行傷害で喧嘩両成敗の騎手、盗難疑惑、ハラスメント行為など、たかだか半年でこんなに出てくる?というほど枚挙にいとまがありません。

落馬事故は不幸な事故ですが、不祥事は本人が事案を軽く考えているフシがあり、喧嘩程度であればともかく、日本の公正競馬に携わる一員として猛省を促したいところですね。


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