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話題に事欠かない最終週

日曜で春競馬が終了したわけですが、まぁ色々な事がありました。JRAのHPで発表されている今日の出来事では、そこまで気になる部分があったわけじゃないんですが、実際にレースを見てみるとコレがまたビックリです。

ゲートでお茶を嗜み

まず、土曜の東京9Rでニシノジャガーズが発走せず、ゲート内で膠着したため競走中止となりました。これには西山オーナーも吐きそうになったとコメントするほどです。前走もゲートを出ず、大きく出遅れてスタートしたため3ヶ月の出走停止となりましたし、前々走も3走前も4走前も出遅れ、5走前は大きな出遅れ、と競走馬としては致命的な内容で、2戦連続の膠着という事で出走停止だけで済むのか注目です。

勝ったのに落馬

続いて土曜の東京11Rで最内を突いて勝ったアシャカトブが決勝線入線後、躓いて転倒し、戸崎騎手も落馬しました。その後、内ラチの中に起き上がった同馬は、そのまま内ラチの中を走って突き当たりのラチを飛び越えようとして頭から落下し、再び転倒してピクリとも動きませんでした。無観客なのでラチにぶつかる音が聞こえるんですよね。

これはヤバイと思ったものの、しばらくしてから起き上がり常歩で戻っていったとの事。気になる怪我についても、外傷がいくつかあっただけで特に異常はないそうです。戸崎騎手も歩いて戻れて、良かった良かった。ちなみに戸崎騎手は土日で4勝を挙げる活躍を見せましたが、土日とも最終Rは出走取消という珍しい結果に終わっています。

蛮族の新馬?誘導馬に襲い掛かり、3頭が放馬

日曜には、東京5Rの新馬戦で馬場入場後にエコロカナワン、チェリーピッキングの2頭が放馬し、ついでに誘導場まで放馬する異常事態になりました。なんでも返し馬で2頭が放馬した後、エコロカナワンがジョブックルーチェにちょっかいを出して大暴れし、チェリーピッキングは誘導馬のマイネルラクリマに襲い掛かり、マイネルラクリマが転倒して放馬したそうです。

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返し馬の途中だった11番以降の馬はそれまでウィナーズサークルで待機するという珍しい光景でしたね。

2020.6.28 東京新馬

なお、放馬した3頭は自分で戻ってきたようですが、捕まった後も暴れていたチェリーピッキングはそのまま出走となり、ブービーから2.7秒差の最下位に終わりました。

逃避からラチを破壊し走行

そして直後の阪神5Rの新馬戦でも珍事がありました。1800mの外回りコースで先手を取ったダンツテリオスは、何を思ったのか4角で内回りとの合流部分に向かって逃避し、内回りの4角の内ラチに激突。そのままでは終わらず、元のコースに戻って最後まで走り切るというこちらも珍しいシーンでした。

PVを良く見てみると、ダノンザキッドが内に切れ込んできたのに驚いたように見えますが、間にフランクエトワールが居ましたのでなかなかそれは考えづらいですし、すぐ後ろのパタゴニアに驚いたのかなぁ。というか松若風馬はよく落ちなかったね。ラチにぶつかった後は左の鐙外れてたし。止めても良かったんじゃないかな。


書き出してみると色々ありますね。この中で一番驚いたのはダンツテリオスでしょうか。内回りとの合流部分というのはそちらに逃避する事が起こりうる場所なんですが、実際に起こったのは珍しいですし、さらに内ラチにぶつかって破壊した後に直線に戻るというのはレアなケースでしょう。ましてやトップスピードになる直線入口での話ですから、こういうシーンはまず見ません。誰か見た事ある人いますかね?

阪神競馬はあと3週続きますし、安全なレースが続いてほしいところです。



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