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笠松で所得隠し!!競馬法にも引っ掛かる?

岐阜の笠松競馬に所属する騎手や調教師などが、名古屋国税局の税務調査を受け、2019年までに計3億円超の申告漏れを指摘されていたと報道がありました。なんでも、3億のうち2億は騎手や調教師が他人名義で購入した馬券の配当金から外れ馬券などの経費を差し引いた利益だそうで、それが無申告だったため所得隠しと認定されたそうです。また、競走馬の売却益を除外していたものもあるそうで、いわゆる聖域にメスが入った形になります。

笠松競馬では、2020年6月に騎手3人、調教師1人が馬券購入の疑いで警察の捜査を受けていましたが、今回の件はそれに続く大事件ですね。報道では、1千万円超の所得隠しを指摘された元調教師の男性(36)は『負けることもあったが、収支がマイナスになった年はなかった。利益は申告しなかった。すでに修正申告をした』との事ですが、これ尾島徹元調教師のことですよね?

警察 『馬券購入で捜査するで。利益出てたみたいだわ』
税務署『利益が出たなら申告してるハズだが、ん?申告されてねぇな』
   『ちょっと銀行調べてるか、警察さん情報下さい』
警察 『仕方ねぇなぁ内緒やで?』
税務署『助かります。ほほぅ知人名義でねぇこりゃちょっとねぇ』
   『馬の売却益もあるのか、じゃあ合わせ一本で所得隠しな』

という感じが脳内再生されましたが、刑法も税法もアウトですか。これはヤバイですねぇ。八百長やってんだろ?と疑いを掛けられているわけですから開催自粛も止む無しでしょう。


しかしね、他人名義で購入したという一文からネットで買ってる事が分かりますが、他人名義でもアクセス調べられたら一発アウトですよ。ガチでやるなら現金でやらないとバレますぜ旦那。だって金に色は付けられませんから、現金で取引されたら税務当局が捕まえるのはまず無理ですし。

というか地方競馬の売上は2012年度から9年連続で前年比プラスという右肩上がりになっており、賞金なども徐々に上がっているそうですが、それでもこういう事をする輩はいるんですねぇ。中央並にとは言いませんが、せめてちょっと良いサラリーマン並みの年収になると良いのですが。

もう地方交流重賞も手を入れたらどうですか。中央の出走馬も出走可能頭数の半分ってのは多いので3頭くらいに減らして、賞金+レーティングで出走馬を決める形にして淘汰を加速させれば、中央のダート馬は大きな影響を受け減少すると思います。すると必然的にダート競走の除外馬は減りますし、合わせてダート競走自体を芝の保護に影響しない程度に減少させれば、そもそもダート路線に向かう馬も減って芝の競走に向かうは増えると思います。結果的に芝の出走馬が増えれば売上も増加しますし、ダート馬の淘汰も進み、JRAが望む競走馬のサイクルが早まるでしょう。

まぁぶっちゃけ私がダート路線があまり好きじゃないから言える話なんですが、いずれにしろ地方競馬は競走馬の受け皿となる組織です。行く場所が無い競走馬が行き着く最後の場所です。ここでダメなら99%肉になるしかありません。そこで働く人達がこういう事を考えなくても良い収入を約束できれば、公営ギャンブルの根幹にかかる疑惑を排除できるのではないかと思います。中央の、しかも一部の者が富を独占する形が続いていますが、日本競馬全体で物事を考える時代になっているような気がしますね。



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