凱旋門賞情報
開催日割りの変遷シリーズの修正(現在③まで完了)が全く進んでおらず、なかなか書くまでに戻れない現状ですが、今週末に行われる凱旋門賞に関する情報がいくつか出てきました。
まず、先日もお伝えした武さんの参戦ですね。クリンチャー、ソフトライトに続く3年連続9度目の挑戦だそうですが、最高順位は2001年サガシティの3着です。日本馬の最高順位はキズナの4着なので、やはり凱旋門賞は外国馬(欧州仕様の馬)が有利という事でしょうか。
先日の記事で、はやり病の下で行われる凱旋門賞に参戦する事はリスクがあるから見送ったほうが良いと書きましたが、その考えは今も変わっていません。ただ、そうした部分をまるっと無視して考えるのであれば、武さんが海外の主要GⅠに参戦する事は素晴らしい事だと思います。それによって何かあれば武さんに依頼しようと考える関係者が増えたら、今年のストラディバリウスのような馬が回ってくる可能性もあるわけですからね。
そのストラディバリウスは、主戦のデットーリがエネイブルに騎乗するため探していた鞍上をオリビエ・ペリエにする事を発表しました。同馬は英国のゴールドC(芝3990m・GⅠ)を3連覇、同グッドウッドC(芝3200m・GⅠ)を
4連覇など3000m超のGⅠを7勝している史上最強のステイヤーと言われており、本番でも有力馬の一頭と言われています。
ストラディバリウスの鞍上が凱旋門賞3連覇を含む、計4勝を挙げているペリエだというのだから、武さん以上に期待してしまいますね。ちなみにペリエの勝利はエリシオ、パントレセレブル、サガミックス、ソレミアです。ソレミアの時は、遊んだオルフェを猛追して競馬の怖さを教えられましたね。その再現を期待します。
あとやはりガイヤースの回避は確定のようで、そのガイヤースを愛チャンピオンSで倒した鉄の女マジカルも回避するとの事です。出てくれば非常に面白い存在だっただけに、残念ですね。
最後に日本馬のディアドラですが、正直、ここは記念参戦かなと思います。海外、特に欧州を転戦するのは素晴らしいと思いますし、ナッソーSで勝利を掴んだ事は十分評価されるべきです。しかし、今年初戦のサウジでも僅差で敗れたように6歳となった今、昨年以上のパフォーマンスを見せるのは厳しいと思いますし、それはエクリプスS、連覇を狙ったナッソーSを見ても分かるでしょう。
せめて愛英のチャンピオンSを狙うならワンチャンあるかもなと思いましたが、距離延長で世界最高峰を目指すのは・・・まぁ応援はします。馬券は買わないけど。それでも日本の海外遠征に一石を投じた馬として、後世に残る馬となったわけですから、できれば日本で引退レースをと思います。検疫の関係上、難しそうですが、せめて引退式くらいはしてほしいですね。