データと直感の融合 アンタレスS
土曜から憎きレーンが短期免許で来日していますよね。来日初年度からバンバン重賞を勝っていたあのレーンも、いまや凋落の一途をたどっており、2019年に30.4%を記録した勝率は、2020年に21.4%、2022年には19.4%まで落ち込んでいます。ただ勝てなくなっただけではなく、どれだけ馬券に絡んだかを示す3着内率も2019年の53.6%から2020年50.0%、2022年45.5%と減少が止まりません。
重賞勝利数は初年度の7勝から2勝、3勝と当初の勢いは完全に無くなっており、ほとんどが1~3番人気の人気馬、有力馬での勝利で、レーンが上手いというより馬が強いという感じでしょうか。2022年マイルCSのセリフォスにしたって6番人気での勝利でしたが、単勝オッズは10倍を切っていましたからね。香港やドバイなどで多くの日本馬に乗せているものの、勝てたのは香港ヴァーズのウインマリリンのみです。ムーア、モレイラ、マーフィーなどと比べると、どう考えても一~三枚くらい落ちますよね。
そんな落ち目のレーンを蝶よ花よとばかりに起用していますが、このクラスの短期免許組に騎乗馬を与えるくらいなら活きの良い日本人の若手に与えた方が先々を考えた時にプラスに働くでしょうに。偉い人にはそれが分からんのですよ。
というか今回のリリースを見ると、彼は20/21年シーズンの2位という要件で来日しているのが分かります。しかし、それ以降は3位以内というリーディング要件を満たせていませんし、指定外国競走も未勝利なので短期免許で来れるのは今回が最後です。秋に来日するのであれば、今回の短期免許でJRAのGⅠを2勝、もしくは指定外国競走を2勝、あるいは豪州に戻ってからひと月未満で大逆転の母国リーディング3位入る、の3通りしかありませんし、どれも可能性は低いので期待しながら夢破れるその時を待ちましょう笑
アンタレスS
出現数上位(馬番) 対象2012~2022年 11R
4番(6回)、8・10番(4回)、13番(3回)、1・3・9・11・12番(2回)
1~5番(12回)、6~10番(11回)、11~16番(10回)
出現数上位(人気)
1人(8回)、2・3人(7回)、6人(4回)、5人(3回)
1~3番人気(22回)、4~6番人気(7回)、7~10番人気(3回)
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