騎手まとめ2
騎手関連の話題がまとまったら書く『騎手まとめ』の第二弾です。
①松若風馬 GⅠ初制覇
若手騎手の松若風馬は、29日に行われた高松宮記念でモズスーパーフレアを優勝に導き、見事GⅠ競走初制覇を達成しました。平成生まれとして二人目のGⅠ騎手となった松若は、デビュー初年度に47勝を挙げJRA賞の最多勝利新人騎手に輝くと、関西若手特有の浮き沈みもなく、翌年からは60勝→52勝→42勝→53勝→48勝と年50勝前後をキープしている有望株です。重賞勝利数は高松宮記念で7勝目となり、勝ち星でも重賞勝利数でも他の若手騎手の倍近い成績を残しているため、若手No.1騎手と言っても過言ではありません。
そんな松若について2/6付の記事の中で『正直埋もれている』『津村や吉田隼人のようにたまに重賞を勝つ騎手にならないか?』と書きましたが、予想と同じく私には先見の明が無いようです。土下寝で謝罪するレベルで申し訳ありませんでした。ただ、あの時点では3勝しか挙げておらず、ローカルに回っても後輩の勢いに飲まれていたから、と言い訳させて下さい。むしろ私が記事を書いたから反骨精神でその後の活躍に繋げたとか。ウソです調子こきましたすいません。
しかし、初GⅠ制覇が繰り上がりで、無観客で、口取り無しとか可哀相ですね。江田照も初GⅠは繰り上がりでしたが、初騎乗初制覇でしたし、10代での達成という嬉しい面もあったので、(珍)記録という意味では良いトコ勝負でしょうか。まぁ松若は今後の日本騎手界を背負って立つレベルの騎手なので、今後またチャンスはあると思います。
②武さんクラシック戦線を蹂躙
ちょっと表現が悪いかな?武さんは弥生賞のサトノフラッグ、若葉Sのアドマイヤビルゴに続いて、毎日杯をサトノインプレッサで制し、4つの前哨戦の内3つを制覇するという快挙を達成しました。数年前なら考えられない成績ですね。こうなると本番の騎乗馬が気になるところですが、皐月賞はキーファーズのマイラプソディで参戦する予定で、サトノフラッグはワーケアを乗り捨てたルメールで参戦、アドマイヤビルゴは京都新聞杯、サトノインプレッサは皐月賞かNHKマイルか、トライアルか。
ただ、サトノインプレッサはどこ行くにしても騎手が悩ましいかな。個人的には武さんで皐月賞なんだけど、マイラプソディが回避しないなら、弟子の坂井瑠星を乗せてあげてほしいです矢作先生。
③岩田Jrのご乱心
土曜の阪神10R天神橋特別で岩田Jrは体重調整に失敗し、負担重量52キロを52.5キロに変更してもらった事が明らかになりました。これについて過怠金10万円を課されましたが、個人的にはもうちょい重くてもいいかなと思います。いくらGⅠの裏開催とはいえ中央四場で一日11Rに騎乗し、全て5番人気以内に騎乗できる2年目の若手ですからね。慢心されても困りますから一日くらい休ませても良かったかと。まぁ父ちゃんに絞られるといい。
④菅原明良、4月福島で復帰
1/13の中山競馬で落馬負傷した菅原明良騎手が3/26に調教に復帰しました。右大腿骨頚部骨折でしたが、手術はしていないそうです。若いから回復も早いんでしょうね。昨年、斉藤新、岩田Jrに続く31勝を挙げた関東期待の若手が、横山武、武藤雅、藤田、石川らの先輩を相手に割って入れるか。4月の福島開催の実戦復帰が楽しみです。
⑤ミカエル・ミシェルの行き先はどこへ?
地方で短期免許を受けていたミシェルは短期免許の延長を拒否され、4月以降の行き場を失っているそうです。コロナの影響で母国フランスへ帰るのは難しく、かといって他の国の多くは競馬自体が中止されており、頼みの綱だったNARにも年度替わりだし延長はできねぇなぁと言われてしまえば行き場は無いでしょう。まるで難民ですね。
ここはフロンティア精神でJRAを開拓するってのはどうですか?それまで全く乗れないけど。まぁでもCデムーロが地方参戦した時より勝ってるし、見ている人は見てくれていると思いますよ。もう少し母国で勝てると道が拓けるのですが。