データと直感の融合 サウジアラビアRC
先週のスプリンターズSの記事について、アップを忘れるというチョンボを犯してしまいまして申し訳ありません。原因となった鈴木君も謝っていますので許してあげてください。その日に準備した内容をお蔵入りさせるのも何なんで、今週アップします。先週の日曜に見るつもりでご覧ください笑
9月27日(水)にJRA通年免許試験が行われました。その受験者の一人が悪名高い我儘女性騎手のミカエル・ミシェル。なんで受験するのかなぁ。JRAで騎乗したのは2019年のWASJのみで、はやり病があったとはいえ短期免許すら取ってないのに、いきなり通年免許って無いでしょう。
メディアはその美貌からチヤホヤして、不可解なほどに批判的な声はあげません。やれ実力は示したとか、やれ多様性だ、異様に持ち上げるものの、中身を見ると目を覆いたくなるほど落ちた成績と閉口するような素行の悪さが目に付きます。
2018年に見習いチャンピオンになりましたが、それはフランスの女性騎手に対する過剰な減量特典があったからですし、その減量特典も大きすぎるとすぐに改定されており、合わせて減量特典が無くなった翌年2019年は約3分の1となる22勝に留まりました。重賞も2020年に堕ちた伊国でGⅡジョッキークラブ大賞とGⅢカルロダレッシオ賞を勝ちましたが、それだけです。2022年4月に移籍した米国では現在まで通算で20勝も挙げていません。これで実力は示せたのでしょうか。
多様性だなんだと言いますが、米国移籍後、競馬コミュニティサイトのホースレーシングネイションでインタビューを受けた際、その記事の中でこのように発言しています。
『見習いチャンピオンになった私が翌年良い馬の騎乗が無くなったのは、フランスの調教師たちが「私が女だからだ」と言った。』
『「君は女性騎手だし、まだまだだよ」と言われた。私は女性騎手ではなく騎手なんです』
『フランスの野郎どもはスーパースター(上手い女性騎手)を受け入れる土壌が無い』
『BCを勝った女性騎手は零細調教師や馬主で勝っていない。結局、大調教師と大オーナーの信頼を得ないと勝てないし、フランスではそれは無理だ。誰かにチャンスを貰いたいのです』
翻訳が不十分かもしれませんが、このように欧州競馬、特に母国フランスにおける性差別に不満の声を上げ、過去の成績に胡坐をかいて、現実を直視せずに成績が悪いのは性差別があるからだと宣い、それでもチャンスだけ貰いたいと騒いでいる・・まるで子供の駄々を見せつけられているように思えるのですよ私には。
だいたい、ミカエル・ミシェルのニュースになると競馬や騎手に関係ないコメントばかりが目に付くのも、それだけ騎手としての現状で語ることがないからではないでしょうか。毎回毎回、「通年免許は私の夢です、日本の文化や食事が恋しいです、たくさん勉強しました、応援してください」で書ける記事ばかりで、米国に移籍してどんな成績を挙げたとか、どんなレースで活躍したとか、そうした騎手に関わる部分は全く見えないんですよね。そんな記事ばかり見せられても、応援どころか『で、どれほどの騎手なの?』と思われて当然じゃないですか。そんな騎手に通年免許を与えるんですか。
まぁさすがにJRAも理解しているとは思いますが、横山賀一、藤井勘一郎のような逆輸入ジョッキーならともかく、外国人騎手の通年免許は単に試験で合格点を取ったというだけではなく、日本競馬を盛り上げるだけの実力を示した騎手に与えてほしいと思います。藤井勘一郎も言ってましたよ。「公正競馬という観点から人間性が試されたと思う。」って。
こんな記事を書きましたが、今週の木曜日に試験結果が発表され、当然のように不合格でした。いやぁ助かった。JRAも当然のように判断してくれてありがとうございます。やはり公営ギャンブルの側面もある日本競馬に入るということは、公正競馬の観点から色々と見られると思いますし、競馬と関係ない性差別がどうだとか、特例を認めろとか、私の後ろには大物馬主がいるんだぞとか、そうした素行の悪さを見せられるとJRAとしても首を縦に触れないのでしょうね。ぶっちゃけ、2次試験で落としたら諦めるんじゃないかと思うんですよ。本人面接で落とされるってよっぽどですからね笑
そんな本人は
「私の勉強が足りなかったと思っている。来年のことに関しては今は何も考えらない。アメリカでの与えられた仕事をこなして技術の向上に努め、未来に向けて一歩一歩前進したいと思う。」
とのコメントを発表しました。これ以上言い様がないコメントですねぇ。ちなみに昨年は
「それでもJRAの騎手になるのは私の夢なので、来年の試験をトライするためにもっともっと頑張る。今年の試験を受けることはとてもいい経験になった。今は試験とは?というのが分かった気がする。私は決して諦めない。もっともっと勉強して再度挑戦する」
とすぐにコメントしていました。今年はすぐに「来年も挑戦する」とまでは言えない何かあるのでしょうが、そういう部分も見られていると思いますよ。人間性ってこういう時に出てくるもんですからね。来年、色々理由付けて試験を受けなかったら、それこそ口だけ番長と思われるでしょうし、そういう人間をマスメディアが寄ってたかって持ち上げていたという事が明るみに出るわけで、そうなれば私はここぞとばかりにマスメディア批判をできるのですが笑
さて先週の結果です。先週はどちらも自信が少ないレースでしたが、どちらかと言えばシリウスSの方が期待できました。さすがに荒れるGⅠに手を出すのは厳しいですからね。そのシリウスSの事前予想は3・4番の単勝でした。内枠の勝率が高く、その中でも2・3・4番は回収率も優秀なのでココを狙いたかったのですが、2番はまさかのブービー人気。レース1時間くらい前まで最低人気でしたからコレを除いた2頭で勝負しました。
ところが、トップハンデのハギノアレグリアス岩田Jrが4角からゆっくりと進出し、直線では外からねじ伏せる王道の競馬で1着。4角でその前にいた私の期待、3番ヴァンヤールと4番ヘラルドバローズはそれに抵抗することすらできず3着が精一杯でした。残念。
続いて日曜のスプリンターズSですが、こちらは記事を全部準備していたのにアップするのを忘れるという大チョンボをかましてしまいました。鈴木君とのスタンプの応酬が楽しすぎてね・・・・さて、こちらはそこそこ荒れるレースで有名です。頭や連で見るとそうは見えないのですが、3着だけを見ると約3分の2が中穴以下であり、ワイドや3連複なら大きな旨味がありそうです。そこで選んだ事前予想は8番人気を軸に5~7番人気に流したワイド、それから9・10番人気を軸に1~3番人気に流したワイドの2本立てでした。個人的にはナムラクレ浜中に勝ってほしいんですがねぇ。
レースはほぼ横並びでスタートし、出脚の速いモズメイメイ、ジャスパークローネで先に出て、それにマッドクール、ママコチャ、テイエムスパーダが続きます。1F過ぎにはモズメイメイが引き、ジャスパークローネが先頭、押し続けたテイエムスパーダが2番手となり、それらにマックドール、ママコチャ、ナムラクレア、メイケイエールが続いて先団を形成します。
前半3Fを33.3というミドルペースで通過するも、4角手前でテイエムスパーダとモズメイメイが脱落、変わってママコチャ、マックドール、メイケイエールが進出し、ナムラクレアは反応が悪かったですね。直線では坂下でママコチャが先頭に並んだところで後方からマックドール、ナムラクレアが突っ込んできますが、坂上でナムラクレアの脚色が鈍り、逆にマックドールが勢い良く前に迫ったものの、最終的にハナ差届かず、ママコチャ、マックドール、ナムラクレアで決着。残念ながら縦目でした。
期待したウインマーベルは6着、9・10番人気の2頭はどこ行った?という感じですが、まぁ荒れるレースなんてこんなもんです。ちなみに今回のように中穴以上で決着、つまり中穴が出現しなかったレースは、2000年以降の22Rの内、7回目で、過去10Rでは2回目という珍しい決着だったのでちょっとした事故とジャッジしました。それで納得しましょう笑
サウジアラビアRC
出現数上位(馬番) 対象2000~2022年(2002年を除く)22R
6番(13回)、3番(8回)、4・5・8番(6回)、2・7番(5回)
1~5番(29回)、6~10番(30回)、11~18番(7回)
出現数上位(人気)
1人(17回)、3人(16回)、2人(13回)、4人(8回)、5人(4回)
1~3番人気(46回)、4~6番人気(15回)、7~10番人気(4回)
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