データと直感の融合 京王杯SC
・今週の気になる競馬ニュース
なんか先週の新潟大賞典を勝った斎藤新騎手がSNS上で炎上しているようです。本人のコメントを要約すると「SNSを見たくないなら見なくていいし、それでも嫌な方がいたら投稿は控える。ただ、応援してくれる、喜んで頂ける方がいるし、そういう方を大事にしたい」とのことでした。
彼は容姿が容姿なんで、批判の的にやりやすい、叩かれやすいのは分かりますが、そういう輩を相手してたらキリが無いんですよね。私は個人的に批判するのは別に構わないと思うんですよ。常識的な範囲で、かつココみたいに自分のエリアで自分の意見として言う分にはね。
でも、相手のエリアに入っていって、そこで相手を罵倒や嘲笑するようなコメントするのは違うでしょう。自分の家で、駅前のラーメン屋がマズイと言うのと、そのラーメン屋に行ってマズイというのが違うのと同じです。
また、こうしたアスリートなどがSNSで情報を発信してくれるのは、ファンにとって有用なことだと思います。なかなか知ることができないトレセン内部や関係者の休息中の一コマなどを見れることで、関係者の見方や応援の仕方が変わってきますし、新しい一面から様々なことが見えてくるでしょう。それはその業界を盛り上げる一翼を担うことになりませんかねぇ。なりませんかそうですか残念です。
まぁ斎藤新に限らず、騎手の情報発信を楽しみにしている人はたくさんいますし、これからも続けてほしいと思いますね。そして批判してくる輩は基本無視でいいでしょう。ただ、正当な批判については適切かつ妥当に対応してもらいたいです。
それから香港のロマンティックウォリアーが安田記念に参戦することが正式決定したそうです。同馬は香港二冠馬で、クイーンエリザベス2世Cを3連覇、香港Cを連覇中で、昨秋には豪州のコックスプレートも制した香港中距離界の王者であり、非常に難しい相手と言えます。付け入るスキがあるとすればマイル経験の少なさでしょうか。昨年のスチュワーズC2着はありますが、それ以外は2022年の香港クラシックマイルしかありませんし、マイルの一線級とマイルの流れにどう対応するのか楽しみです。
個人的には宝塚記念を視野に入れていたということで、そちらで見たかったなぁと思いますが、安田記念から参戦してくれないかなぁ。
・先週の結果
先週は穴レースが2つありました。まずは新潟大賞典から。事前予想は単勝爆弾3・5・6・7・10番人気と、複勝が10番人気以下(単勝オッズ100倍未満)でした。
スタートを決めた7番人気の16番ヤマニンサルバムが先手を主張しますが、6番人気の4番デビットバローズが内から先手を奪います。縦長の一団となったまま向こう正面を進み、3角に入る前にヤマニンサルバムが先頭を奪い、さらに11番人気セルバーグが外から上がって行きます。1000m通過を61.6秒で通過し、馬場の良さも相まって前残りの雰囲気がプンプンしましたねぇ。
直線に向いて残り600m時点で85.6秒はこのクラスでは遅く、先頭を走るヤマニンサルバムは余裕たっぷりに合流地点から追い出しを図ります。内からは2番人気ヨーホーレイクが突っ込みますが、交わすだけの勢いはなく、外からは強襲した3番人気キングズパレスが迫ったところでゴール。
どちらも単勝を買っているのでヤマニンサルバムなら嬉しいと思っていたらハナ差しのいでくれました。複勝爆弾は5点も買ったもののサッパリでしたが、単勝15.9倍で全てカバーしてくれたのでまぁ良しとしましょう。これで13年連続の決着かぁ~怖いね。
続いてNHKマイルCですが、こちらの事前予想は隠し要素込みの複勝が5番ボンドガール、複勝が10番人気以下(単勝オッズ100倍未満)、ワイドで1番人気軸の12~18番人気でしたが、ワイドは宣言通り買いませんでした。
レースはポンッと良いスタートを切ったジャンタルマンタルが、ボンドガールやシュトラウス、11番人気キャプテンシーなどを行かせて外の好位を確保し、人気のアスコリピチェーノと馬体を合わせながら追走します。
最初の3Fを34.3と速くない流れで3角に入ると、馬群は大きく縦長になり、キャプテンシーが先頭で直線を迎えますが、新潟と違って残る気配は全くありません。それもすぐ後ろのボンドガールが空いた内を狙い、ジャンタルマンタルはシュトラウスを置いてさらに外を、アスコリピチェーノは内外のどちらも狙える真後ろに居るんですよ?そりゃ無理ですって。
坂下に入る前に進路を確保したジャンタルマンタルが坂を上がり切る所から追い出すと一気に伸びます。何一つ妨害する物が無く、ただ走るだけなら川田は強いですから、この時点で勝ちは確定。
内に進路を取ったボンドガールは最内からキャプテンシーを交わそうとしたところアスコリピチェーノがキャプテンシーを挟んで内に切れ込んできて大渋滞です。何度も3頭が馬体をぶつけ合う危険な場面に、ボンドガールとキャプテンシーは下げざるを得ません。というか、レースを諦めるしかありません。ジャンタルマンタルに煽られたか、マスクオールウィンが内に寄った分、アスコリピチェーノの進路が狭くなり、結果的に1頭分のスペースに3頭で争うという感じでしょうか。まぁあれはルメールが悪いと言われても仕方ない。
そのアスコリピチェーノは2頭が下がった後から再度内へ切り込み、ジリジリと伸びますが、ジャンタルマンタルとのセーフティリードはどうにもなりません。しぶとくジャンタルマンタルに付いて行った10番人気ロジリオンを交わすのが精一杯でしたね。
というかロジリオンさぁ・・君、発走直前で10番人気に落ちてきたよね。複勝爆弾ではずっとダノンマッキンリー、キャプテンシー、チャンネルトンネルだったのに、PATでいざ買おうとしたらダノンが9番人気上がってきたしさぁ~・・・残り1分も無いから焦ったよ。慌てて確認、削除、追加、購入したけど、金額の検討は出来なかったし。まぁ人気薄だし、来なければいいか、なんて考えて変わりなく買ったキャプテンシーばっか見てたら、いつの間にか3着ってなんだよ。複勝410円なら他2頭と同じように買ってたら高級寿司行けたじゃん。
買った4頭の内、2頭がレースを途中で諦める結果に涙が出るし、GⅠなのにあっさり入れ替わるロジリオンにも涙が出るし、もうやってられません。
というわけで、期待した穴レースでしたが、中穴の決着に終わるという何とも微妙な結末にぐぬぬとならざるを得ません。新潟大賞典はもっと単勝に資金配分すれば良かったし、NHKマイルも追加は手間が掛かるので、幅広く取った上で削れば良かったですね。馬券下手はなかなか治らないなぁ。
京王杯SC
出現数上位(馬番) 対象2004~2023年 24R
12番(9回)、13番(7回)、10・11番(6回)、4・7・9・17番(5回)
1~6番(20回)、7~12番(33回)、13~18番(19回)
出現数上位(人気)
2人(17回)、5人(10回)、7人(8回)、3・6人(7回)、1人(6回)
1~3番人気(30回)、4~6番人気(22回)、7~10番人気(16回)
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