サステナブル・Techカンパニーの“SX委員会”奮闘記!サステナビリティレポート公開までの裏側 #4
この奮闘記は、サステナブル・Techカンパニーのbooost technologiesに発足した「SX委員会」の裏側を綴った連載です。スタートアップでありながら、来たるサステナビリティ情報開示の義務化に先駆け、自社製品やサービスを活用しながらサステナビリティレポート作成に取り組み、公開するまでの出来事やtipsを紹介します。
#4 初めての自社排出量算定‐その1
みなさん、こんにちは!
booost technologies SX委員会の環境ワーキンググループ (WG)に所属するHです。
今回は、SX委員会発足よりも前に遡って、当社が初めて自社のCO2排出量の算定に取り組んだ時の話をしたいと思います。
前回#2でお話しましたとおり、SX委員会の発足(2023年7月)以前にも、当社では各部門や全社的な活動を通じて、サステナビリティへの取り組みは実施されていました。その一つに、有志のメンバーで取り組む自社プロダクトを活用したCO2排出量算定がありました。
この活動は、カルチャー醸成*の一貫として位置づけられたものですが、後にSX委員会の環境WG内の活動として、またサステナビリティ情報の開示の1つの大きな要素として、非常に重要な役割を担うものになりました。ですので、SX委員会の土台にもなりました本活動について、みなさんにご紹介したいと思います。
まず今回は、体制と大まかな作業の流れをご紹介します。
活動のゴールは、社内のカルチャーを醸成しつつ、2021年度、2022年度の自社のCO2排出量を算出することでした。そして算出には、自社の提供ソリューションである「booost Sustainability Cloud(booost GX)」を使用しました。
算定するにあたり、下記の作業が発生しました。
メンバーは、セールス、プロダクト開発、知財、CS、コンサル、バックオフィスなど、様々な部署に所属する15名程が集まりました。
主な役割分担は、下記のとおりです。(人数は重複者あり)
当社内でも初めての取り組みでしたので、Scope3のどのカテゴリを算定対象とするのか、どういった計算方法を採用するのか、データはどこからどうやって集めるのかなど、進め方についてゼロから試行錯誤しました。
次回は、こうした作業の具体内容や難しかった点など、掘り下げてご紹介する予定です。
ご参考:環境省ホームページ