booost サステナ WEEKLY #240509
booost サステナ WEEKLY(旧 週刊青井)は、booost technologiesの代表青井がネットゼロ、ESG、サステナビリティの分野において、気になるニュースをPickし、皆さんにお届けするコーナーです。
今号のPICK UP
IFRS、EFRAG、ISSB/CSRD報告基準に双方に対応する企業向けガイダンスを発行
IFRS財団と欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、ESRS-ISSB基準の相互に共通する項目などを示した「 ESRS–ISSB Standards Interoperability Guidance (相互運用ガイダンス) 」の発行を発表しました。
本ガイダンスでは、ISSB/CSRDの報告基準の遵守を目指す企業へのサポートが示されており、発行の背景には、今後多くの企業がISSB/CSRDの両方の報告基準を遵守することが要求される可能性もあります。
サステナビリティ報告基準間の高度な整合性を示すことを目的とした新しいドキュメントとして注目されており、マストリードです。
参考記事
欧州コーポレート・サステナビリティ・デューデリジェンス指令の成立
EUの立法機関である欧州議会は、コーポレート・サステナビリティ・デューデリジェンス指令(Corporate Sustainability Due Diligence Directive/CS3D)を採択しました。今後、採択された指令は、秋までに欧州連合官報に掲載されることとなり、掲載日から20日後に施行されます。
本指令は、適用対象の企業の規模に応じて、3年後から順次適用が開始されることとなっているため、2024年中に施行された場合には、最も早い企業の場合、2027年中に適用開始となり対応が必要となります。欧州域内の企業だけではなく、日本企業にも影響があるため、対応を進める必要があります。