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タモリステーション!大胆な戦略だよ
こんにちは。ぼーんぐんです。
いやぁみなさんは「タモリステーション」をご覧になったでしょうか。
タモリさんの冠のついた番組ですから、いま世界が注目しているウクライナ問題について、池上彰さんのような分かり易い解説が聞けるだろうと楽しみにしていました。
ところが意に反して、その中心で話題を引き出すタモリさんの出番がないんです。コメントすら発しません。
「あれっ体調悪いんかな」
一向に司会術を披露しないタモリさんの様子を見て何だか異様にすら感じてきました。
あまりに動きのないタモリさんを見て「タモリさんに似せたアンドロイドではないか?」と思ったほどです。
確かに日本にはアンドロイドの素晴らしい技術があります。
思い返す事3年前、2019年12月31日放送の「第70回NHK紅白歌合戦」にAI技術を活用して故・美空ひばりさんの歌声を再現した「AI美空ひばり」が登場したことをみなさんは覚えていらっしゃいますか。
精巧に再現されたアンドロイド美空ひばりさんと歌声に大変驚きました。
今回の「タモリステーション」はタモリさんのアンドロイドで視聴者を欺こうとしているのですね。これだけ出番がないなら、そうとしか思えません。
もしくは"そっくりさん"でしょうか。
今は3月。日本では年度をもとに放送されており、基本的に3月や9月は番組の改編期に入ります。それまで放送されていた番組等が終了し新しい番組が始まる過渡期なんですね。
この期間に次のレギュラー番組が始まるまでの「つなぎ」として放送される特番だと考えると、ものまねタレントを使った「ドッキリ大作戦」もありえます。
タモリさんのものまね芸人といえばコージー冨田さんでしょうか。
きっと、もうすぐ”タッタラー”とかの音楽と手持ちプラカードで野呂圭介さんが登場するんですよ。
長髪にGパン、デニムベストのヒッピー風スタイルで赤ヘルを被り・・
「・・あっ、野呂圭介さんはもういないか」
アンドロイドでも、ドッキリ大作戦でもないとすると何でしょう。
もうこの頃から、テレビ朝日アナウンサー大下容子さんの声は私の耳には届きません。また報道STATIONメインキャスター大越健介さんの中継も上の空です。
必死で別の案を考え思いつきました。
「そうだ、アハ体験です」
みなさんアハ体験をご存知でしょうか。アハ体験とは、ドイツの心理学者カール・ビューラーが提唱した心理学上の概念で、未知の物事に関する知覚関係を瞬間的に認識する事を指しています。
日本の脳科学者である茂木健一郎さんをテレビでよく知られるようになったのはアハ体験の番組からですよね。
よく番組で取り上げられ「徐々に変化していく画像」の変化した部分を当てるクイズが最も印象深かったです。
きっとそうなんです。タモリさんが少しずつ変わってるんです。
ほら、タモリさんのネクタイや髪型、そしてメガネが少しずつ変わってきてませんか。
そして番組が終わる頃には所ジョージさんに代わっていて誰も気づかない・・ってのは如何でしょう。
私的には大好きな企画ですが、どうやらこれも違いそうですね。
あぁ、タモリさんの出番がない冠番組の意味がわかりません。何なんでしょう。
番組の取り扱う内容を考えると、ふざけてはいけません。真面目に捉えなければなりません。
そうか。もう一つ私の頭に浮かびました。
ウクライナのテレビ番組で絶大な人気を博したウォロディミル・ゼレンスキー大統領へ向け、日本のテレビ番組で絶大な人気を維持しているタモリさんが平和を訴える趣旨だったんです。
きっとそうです。
つまりそのメッセージを視聴者に届けるために、わざと仕組んでるんです。
そのタイミングは番組締めくくりの場なんです。そこで全てが明らかになるんです。
私の見立てはこうです。
番組の最後に全てのカメラがタモリさんにパーンします。そしてタモリさんが立ち上がって懐かしのこのフレーズを口にするのです。
”世界に広げよう友達の輪”
そして、”世界に広げよう平和の輪”
どうです完璧です。如何でしょう。
しかし最後まで見ましたが結果は違いましたね。
テレビ朝日さん分かりません。「タモリステーション」ってなんだったのでしょうか。
普段話をする人が最後まで話さない意外性で、番組最後まで視聴者を離さない戦略ですか。
そうだとすると私は最後まで見た人なのでまんまとその戦略にはまったことになります。
いやはや私には想像できません。タモリさん冠番組は大胆な戦略でした。
みなさんはこの番組をどう感じましたか。